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私
:「 成長神話の崩壊
」から始まった 知的街道
だね。
この本は、「 成長神話の崩壊
」のTV番組で出ていた 小幡績
氏を検索して、この本が得られた。
昨年刊行の本のせいか、図書館で 予約者ゼロ
ですぐ借りられた。
経済
、 教育
、 雇用・暮らし
、 宗教
、 女性
、 報道
、 環境
、 政治
の 8分野
を担当して執筆した 8人の共著
だね。
ゴマブックス編集部の企画らしいが、平成の日本の過去と、 現在の
閉塞感からの脱失
を考えようというものだね。
A氏
: 昭和天皇
が逝去されたのが、 1989年1月7日
。
1月8日、
昭和から 平成に改元
。
早くも翌年から バブル経済崩壊
が始まり出す。
その後、日本経済は一喜一憂を繰り返すが、 2008年9月の リーマンショック
でまた、大きな危機にぶつかるとうことかね。
私
:8人の人に共通するのは、 閉塞感脱却の効果的な処方箋がない
ことだね。
それほど、現状は、かっての高度成長期と違い、 先が見えない深刻な時代
になったと言える。
唯一、教育問題を担当して執筆している 和田秀樹
氏が「 義務教育の全寮制
」を提案しているが、これは、実行はなかなか難しいだろうね。
「 失われた10年 」というのは、 1993年から2002年までの10年間 をいうらしいが、途中の経済回復は本物の回復でなく、今は「 失われた20年 」と言われているね。
まず、「 経済
」を担当して執筆している 小幡績
氏は、1980年代前半のオイルショックのときに、 高度成長期に作り上げた経済体制モデル
から、 新しい経済モデルに転換
しなくてはならなかったのが、転換が大きく遅れているのが 行き詰まりの原因
だという。
遅れの原因
は、バブル崩壊のとき、「 我慢していれば、すべてのものはいつか再び戻るだろう
」と思っていたせいだという。
地価や株価
の下げだけでなく、すべての経済システムは、もとに戻って、うまく回り始めると思っていた。
だから、 政府の経済政策
は常に「 景気回復
」。
全力で 財政出動
をして、 公共事業と交付金をばら撒く。
平成の20年間
を振り返ってみると 結局、経済全体として、 新しいシステム
は存在していない
という。
著者は「 現在の閉塞した経済情勢を打破する方法はありますか
」という質問を受ける機会が多いという。
そのときの著者の提言は「 打破するのを諦める
」ことだという。
A氏 : 水野和夫氏の「動かない」 と似ているね。
私 :必要なことは、 GDP を押し上げることではなく、 雇用の確保 だという。
A氏 : ハコ より ヒト だね。
私
:問題はその ヒト
だね。
「 教育
」がからむ。
「 教育
」問題は、 和田秀樹
氏が担当して執筆しているが、 教育の格差が拡大
してきていることを問題にしているね。
「 団塊の世代
」は大学も少なかったので、学力の競争は激しく、 学力格差はあまりなかった。
すなわち、
エリートと非エリートの学力格差
はあまりなかった。
それが、その後、 少子化と大学の増加
で、 勉強しない層が拡大
してきた。
これが 平成の「教育」の大きな特徴
だ。
A氏 :「 名ばかり大学生 」の出現だね。
私
:だから、 エリートと非エリートの学力格差が拡大
し、 エリートは勉強
し、 努力しない非エリートを見下すようになる。
そういえば、こないで NHKのニュース
で、今年、 就職できない大学生が8万人
もいるということで 中学生が議論
していたが、番組の予想では「 社会が悪い
」「 政府が悪い
」という結論が多いと思ったら、「 大学生も努力していない
」という批判が多かったね。
そして「 そのような大学生
にならないように、 中学、高校のときから努力する
」という発表を中学生がしていたね。
いずれにせよ、学力格差をなくすには、 子どもが育つ家庭の格差 をなくさないといけない。
A氏 :そこで、 和田秀樹 氏が「 義務教育の全寮制 」を提案しているわけか。
私
:すぐに実行できないだけに深刻な問題だね。
明日は、同じ格差問題だが、 雇用の格差
に話題を移そう。