PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
経済成長という病
私
:図書館で待ちなしで借りた。
読んでいくうちに、繰り返し、同じことが書かれている。
「あとがき」でわかったのは、この本は書き下ろしでなく、 いろいろな雑誌に投稿
したものをまとめたものだという説明で理解できた。
それから、「 贈り物
」という言葉が登場したり、不祥事が起きるとマスコミがすぐに 一方的な犯人探し
をしたりして、 知的な視野
に欠けているという指摘は 内田樹
氏の書いたものと似ている。
そしたら、著者は 内田氏の小学校同級生
で、 共著
もあるというのでナルホドと理解できた。
もっとも平川氏のほうの 文体
は読みやすいように感じた。
それは、「あとがき」でこの本にまとめるのに、 大幅に修正
したということでもわかる。
氏の ブログからの引用
もあるが、理解のために、 言い回しや漢字など一部を修正
して掲載したという。
A氏 :ブログだと一般の読者には分かりにくい文体もあるだろうね。
それにしても、 君がブログ でとりあげた 11月7日の朝日新聞の読書欄の「著者に会いたい」 で著者の 平川克美 氏の記事を見たが、この「 経済成長という病 」という本にある 経済成長否定論 は、 経済成長論者 からは大分、問題にされたとあるね。
私
: 経済成長の論理
は、規制撤廃、 自由競争
、 効率向上
、 テクノロジーの革新、株主への貢献
などだね。
一方で 格差の拡大
、貧困層の発生
という負の部分もある。
「 年越し派遣村
」問題をとりあげているが、 企業を擁護するコンサルタントや評論家
、そして 一部の経営者
が、 派遣労働者
は自らその職を選んだのであり、その働き方が不安定なのを承知していたはずだといい、 自己責任論
を持ち出す。
それに対して、 労働者側
からは 自己責任論
は、 企業の責任の放棄
であり、 自己を正当化するための詭弁
だという反論がなされた。
氏は、この場合の自己責任論はそれが正しいか間違っているかでなく 「的外れ
」であるということを指摘すべきだという。
派遣労働者
の中には、選択の自由もない人もいるし、自ら選んだ人もいる。
人間だから、真面目に働く人もあれば、いい加減なやつもいる。
A氏
:こないだ NHKテレビ討論
であるトラックドライバーの人が「私が40年間、一生懸命に働いてきたが、、 昼間からパチンコ屋にいる多くの若者
を見ると、その人達のために私の税金を使いたくない」と言っていたね。
昨年の「 年越し派遣村
」では、 派遣村に来た人々に何万円か現金
を渡し、その後、 金銭をもったまま行方をくらました人
もいるね。
私
:氏は、それは当たり前のことではないかという。
労働力が 商品
と同じように必要なときだけ必要な分だけ手に入り、不要になったら返却できるシステムがあり、それが企業側に利益を生み出すなら、 企業経営者はその誘惑には勝てない。
今のシステムを温存したままで、 それ以上の倫理
を企業に求めても、ムダだというわけだ。
同時に 派遣社員に対して自己責任を求めるのもお門違い
だというわけだ。
A氏 : 経済成長優先のシステム の中では、それは 当たり前の現象 だということか。
私 :そのシステムの問題まで追求しないと、この議論は意味が無いね。
話は違うが、この本で扱っていた 北九州の病院で看護師が入院患者の高齢者4人の 爪を剥がす という事件 があったね。
A氏 :マスコミは、この 看護師が老人を虐待 しているとしてとりあげていたね。
私
:当時、 テレ朝の報道番組
「 ザ・スクープ
」でこの「 爪はがし
」は高齢者に多い「 肥厚爪
」の治療の一環であったと報じていたという。
俺はこれについて 納得
がいったね。
実は、俺は若い時に無 茶な登山
をしたせいか、 足の両方の親指
が「 肥厚性爪
」なんだ。
水虫
の症状に似ているんだが、医者に行っても 菌が発見されない。
治療は、大きくなると自分で 大きな爪切りで、剥がすようにざっくり切る
んだね。
死んでいる爪だからあまり痛くはない。
しかし、孫はこれを見ていると怖がるね。
しかし、俺にとっては 治療行為
だね。
A氏 :マスコミの報道は、知性がなくすぐ 一方的な犯人探 しだね。
私 :冷静な目で視野を広く持って判断することが必要だね。
明日は、 人口問題と経済成長の関係 にふれよう。