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Ryu-chan6708

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2011.03.04
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【送料無料】移行期的混乱

:日本の GDP が伸び悩んでいることに対して、 経団連 などの 財界 は「 政府に成長戦略がないのが問題 」といい、 自民党 は「 民主党には成長戦略がない 」といい、 民主党 は「 わが党の成長戦略 」という。
 著者は、これに対して「 問題なのは成長戦略がないことではない。
成長しなくてもやっていけるための戦略がないことが問題である

  と言っている。

   日本は 経済成長の結果 消費文明、民主主義の発展 都市の膨張 家族形態の変容あるいは崩壊 女性の地位の比較向上 婚姻の選択肢の拡大 出生率の低下 となり、 日本は有史以来の総人口の減少という成熟した社会の局面 を迎えている。

A氏 :それなのに、経済を拡大するという努力を日本はしているね。

:ひとびとが選んだ 民主主義 最大多数の最大幸福 )の進展は、それ自体が 弱肉強食 に向かい、人間が人間らしくという理念はどこかで、 自然淘汰が支配する動物の世界 に近づいていくと著者は指摘する。
経済成長戦略 があれば、経済成長が可能になり、税収が上がり、社会が安定するというのは希望であって、 正しい認識ではない という。

A氏 :希望も語ることも重要だが、同時に 人口減少社会 に突入した、現在の日本の状況というものをもう一度、 冷静に見つめ直してみる必要 があるということか。

:著者は、当分の間は、 経済成長待望論者による試行錯誤 、それによる 労働倫理の破壊 格差の拡大 などによる「 移行期的な混乱 」が続くだろうとみているね。

  著者は、 移行期の混乱 の1つに 日本人の自殺者 の多いことをあげている。
 しかも、 自殺者 は、 2000年以降 30歳台に多い
  例えば、 2010年に36歳 ということは、 1974年 生まれだ。
青春時代 第2段階 の期に迎えている。
自由が拡大していく時代 だった。
  それが 17、8歳 になる頃、この 第2段階が崩壊 する。
第3段階 低成長時代 に入る。
  そして仕事で脂の乗り切った 人生の絶頂で35歳 を迎えた年に、 リーマンショック が起こり、 日本の経済成長は低迷する

A氏 経済も会社も、自分も自然に成長していくという期待感 が、裏切られたということかね。

水野和夫 氏も「 成長神話の終り 」で似たような「 時代に裏切れた死をもっての反抗 」をあげていたね。
1998年に自殺が急に3万人台 になり、以後、同じ状態であることの理由にあげていたね。

  俺たちは、子どもの頃は、戦仲、戦後に 食うのに精一杯の時代 だった。
  しかし、 濃い互助関係 があり、 明日の希望 があった。
  しかし、 高度成長時代が終焉 したとき 30代 になった 世代 は、 子どもの頃 が、 一番、希望に満ちて豊かな生活であったと回想 するだろうね。
  そして、 経済成長の低下 とともに、互助的な人間関係でなく、 競争関係 となり、 仕事に 追い立てられるような殺伐とした風景 が続いていると、 30代 の人々は感じたのかもしれない。

A氏 :今後はどうすべきかね。

:著者は、 答は今ない という。
  それは、 これから考えるしかない 、という。
  日本歴史始まって以来、初 めて直面する人口減少の問題 だから。
  ただ、言えるのは 人口増大局面で役立った過去の成功事例 人口減少局面であまり役に立たない ということだという。
  それを、 きちんと認識することが解決への第1歩 だという。

A氏 :「 ダウンシフターズ 」の 高坂勝 氏の生き方を連想するね。
1970年 生まれの 高坂氏 高度経済成長時代に育った自殺の多い世代 だね。
経済成長 で、皆、豊かになるというように育てられたが、いざ、成長して仕事をするようになると、「 下り坂経済 」で裏切られ、 長時間労働で、自分の時間さえ持てなくなる。
しかし、 高坂 氏は 低成長時代 に合わせて、 価値観を逆に切替え 30歳 で会社をやめ、生き方を変えたね。
 個人的には 移行期の混乱 を乗り切ったことになるね。

:著者は、最後に
 「 成長の夢から覚めてみれば、今日と同じような進歩も退化もない平凡な明日が続くことは、悲劇でもなんでもない
それが、新しい時代の幕開けであり、それこそ、わたしたちが望んでいた社会への転換点であったと気が付く時がくるだろう
 とまとめている。






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Last updated  2011.03.04 12:34:47
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