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A氏
:君が 福島原発の設計基準
の「 想定内
」「 想定外
」に興味をもってから、次のようにこの知的街道ができたね。
「想定内」の言葉の正確な使い方
、 マグニチュード9想定却下
、「 原発依存からかじを切れ」
私
:さらに、昨日の 25日
の 朝日新聞の科学欄
では、「 大津波の襲来は20年前から分かっていた
」として 東電
の 原発設計
の「 想定の甘さ
」を指摘しているね。
大津波
は「 想定外
」でなく、「 想定内
」だったのだね。
A氏
:東電の 福島原発を襲った津波
は 高さ14メートル
を超えていたと言うが、 東電の設計での想定値
は 5.4メートル
だという。
約120キロメートル北にある 東北電力の女川原発
は、 10年後
ほど後にできているが、 9.1メートル
の 津波
に備えており、今回、大きな被害がなかったのと 対照的
だという。
私
: 東電の 清水正孝
社長
は「 想定を超える大きな津波だった
」と会見で話したと言うが、
20009年6月
、 経済産業省
での 古い原発の耐震性を再検討する専門家会議
で、地震研究センターの 岡村行信
センター長
は、 過去に大きな津波
があり、 再び来る可能性
を指摘し、「 東電の想定値が納得できない
」と 何度も激しい口調
で繰り返したという。
A氏:
「 大津波は想定外
」ではなかったわけだね。
まさに「 想定拒否
」だね。
私
: 97年
に 石橋克彦
神戸大名誉教授
(地震学)は、地震で 原子炉を停止
した後も 冷却できないと燃料棒が溶けて炉心溶融
に至り、 水素爆発の可能性があるという論文
を発表しているという。
この論文では 地震の被害と放射性物質による汚染
が広い地域で重なり、救援も妨げられる事態を「 原発震災
」と名づけて警鐘をならしてきたという。
A氏 : 福島第1原発 は、沖合に今回の地震の原因になった プレート境界 があるとは知られていなかった 40年以上前の設計 だという。
私
:したがって、 古い原発の耐震性
を見直したり、 新設の原発の耐震指針
を見直したりしようという動きは 90年代
からあった。
元原子力安全委員会長代理
の 住田健二
大阪大名誉教授
(原子炉工学)によると、当時はまだ原発の新設が続いており「 産業界から計画が一段落するまで変えるなと圧力がかかったり、見直しを先延ばししたりする政治的判断が働いた
」という。
A氏 :やっと 原子力安全委員会 が登場したね。
私: 耐震指針が全面改定
されたのは 06年
で 旧指針から28年
かかっている。
そして 新指針
によって 既存の原発の安全性の再チェックが開始
された。
津波によりも「 揺れ
」に対する強さ( ガウス
)の検討が優先され、その再チェック作業の途中で、本来なら「 想定内」の
大津波
が、 予防策
を取らないうちに来てしまった。
A氏 :「 人事を尽くして天命を待つ 」ではなかったわけかね。
私
:「 備えあれば憂いなし
」でなく、 備え
が甘かったという「 後悔
」を残したね。
「想定内
」の 大津波
に対して対策を取っていないことに 恐怖感
を持たず、 備え
を怠ったということかね。