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【送料無料】蟻族
私
:図書館から借りる。
この本が中国で出版されたのは 2009年9月
。
中国で ベストセラー
となり、「 蟻族
」という名がひろまった。
日本と似ているのは、中国では 1990年代
から現在にかけて、 私立大学が増加
して在校生数は、 1997年の317.4万人
から 2008年の1620万人
へと 一気に4倍増
となったという。
そして 大学経営の自主採算性が重視
された。
結局、 有名大学に学生が集中
するが、その他の大学は志望者が定員に満たないということになる。
そこで評価の低い大学は、志願者全員が入学可能という「 全人時代
」となった。
A氏 :日本と同じで「 名ばかり大学生 」 の出現だね。
私
:こういう大学生が、卒業してもきちんとした職につけず、 就職浪人
となる。
日本と違うのは、中国では 農民と都市住民との戸籍差別
があることだね。
地方大学を出た学生
は、就職を求めて 北京などの大都市
に集まる。
きちんとした仕事がないから、 アルバイト的な安い仕事
を転々とする。
住まいは 二段ベッド
などの 安い宿に共同で住む
ようになる。
北京に10万人
、 上海、広州
、 西安
などの各大都市にも多数存在し、 その数は全国で 100万人
を超えると推計
されるという。
A氏
:だから、 共同の部屋で群居
するから「 蟻族
」というわけか。
最近は、「 ネズミ族
」という言葉があるそうだね。
私
:「 蟻族
」は 地上の部屋
に住むが、「 ネズミ族
」は 家賃が半分以下の地下の部屋
を共同で借りて住む。
だから、「 ネズミ族
」と言われるのだろうね。
北京市内
にはこうした「 ネズミ族
」が 100万人
はいるとみられる。
北京郊外
にも 約450万人
。
合わせると 北京の人口 900万人
の 半数以上
を占めるという。
日本の10倍の人口だけに桁が違うね。
この本は「 ネズミ族 」という言葉が出る前の出版だから、これにはふれていないね。 中国では都会の中でも 貧富の差 は大きいと言えるね。
ただ、日本と違うのは、この本で知る限り、そういう 日本以上に厳しい貧困生活や長時間労働 にかかわらず、 愚痴らないで、必死に生きていこうとしている ことだろうね。
A氏 : 秋葉原無差別殺傷事件 の 加藤被告 のような 八つ当たり事件 はないようだね。
私
:それと日本の ワーキングプア
は「 孤
」だが、「 蟻族
」も「 ネズミ族
」も 同居
していて、かつ、住むところも同じ地域で「 群居
」していることだね。
しかし、 政治的な集団
とならないのは、日本と同じだね。
もっとも中国の場合、 天安門事件
以来、政治的な活動は無意識に抑えられているので関心が無くなっているようだという。
日中ともにワーキングプアは アナーキー
だという。
日本もそうだが、これらの若者が、大人になったときにはどういう社会が待っているのだろうか。