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A氏
:この本は、君のブログの「 現在・図書館予約本・その3
」に登場しているね。
ここにこの本を紹介した記事を再録しよう。
「図書館要旨」
「『諦めないということは、どこまでも自分を信じ続けるということだ
』-カネもコネも語学力もない。夢を叶えるための武器は、 胸に秘めた情熱
だけだった-。生と死が交錯するスペイン闘牛の世界へと単身乗り込んだ男が見たものは? 世界唯一の日本人闘牛士
による、胸揺さぶる感動の自伝。
「書評・朝日新聞デジタル」
「
本書は、途方もない大夢を抱き、しかもそれをみごとに実現した、ある日本人闘牛士の苦闘の物語である。
著者は、闘牛士になるという固い決意のもと、裸一貫スペインへ渡る。ゼロから出発して、何度も挫折を繰り返しながら、ついに日本人として最高の、ノビジェロ・コン・ピカドール(最高位の一歩手前)にまで、昇り詰める。
まさに、努力と執念なくしては実現しえない、生と死のはざまの体験記だ。闘牛に関する本は、 ヘミングウェイ
や 佐伯泰英
など、多くの作家や研究者が書いている。
しかし、現役の闘牛士が体験を綴(つづ)った本は、日本語ではおそらくこれが初めてで、その 臨場感
には圧倒される。好きだから、と口で言うのはたやすいが、ここまで徹底してやり抜く人は、そうはいないだろう。
『 闘牛士と牛の闘いなど、存在しない。牛は、闘牛士の創り出す作品の、素材にすぎない
』。この、よくも悪くも冷徹な悟りが、闘牛の本質をよく表している」
とあるね。
著者 濃野平 氏は、なんで 闘牛士 になろうと思ったのかね?
私 :きっかけは 20代前半 の頃、テレビ番組で、 闘牛のシーン を見て、魅了されたことだという。
それまでの生活は、あまり詳細に書いてないが、 十代
半ばに胃ガンで母親を亡くしたので、 母方の祖父母の元
で暮らしたんだね。
著者がスペインに行く 6年前
に祖母が胃ガンになる。
著者は、その胃ガンの闘病に医者と相談するだけでなく、民間療法、自然療法とあらゆる方法を追求する。
この 祖母のガンとの絶望な戦い
に付き添っている最中、著者はある種の充実感を覚える。
また、臨終時の生と死のはざまにまんじりともせず向きあったことで、 自分自身の生への渇望
を鮮烈に意識したという。
そんな経験が、一度きりの人生を後悔しないで生きたいというという思いにつながり、夢であった闘牛士挑戦を後押しすることになったという。
A氏
:祖母の看病と死に著者の 生をかけた挑戦魂の原点
があったのかね。
学校生活はどうだったのかね。
私
:そこまでは書いてないね。
スペイン
には 1997年1月
、 29歳
のときに出発しているが、その前に渡航費を得るために築地の魚市場で働いているね。
この人のすごい点は、その場、その場でやるべき仕事は文句を言わず、全力を尽くすことだね。
スペインに行ってからも、一時、カネに困り、 オレンジ農場の安い賃金のノルマ制のキツイ仕事 をやるが、これも前向きで全力でやるんだね。
A氏 :プラス思考かね。
私
:しかし、それでも窮することがある。
悩むが、何故か、 苦境を切り抜けるアイデア
が出て、また、その実現に全力を尽くす。
A氏 :「 窮すれば通ず 」かね。
私 :一言で言えばそうだが、「 通ずる 」アイデアが出てくるには、やはり、何かの 前向きな発想力 があるんだろうね。
スペインの闘牛士になるには、スペイン人でも大変な難関で、カネはかかるし、コネも必要だから、著者のように、カネもコネもない者は大変だね。
A氏 :外国人が日本の相撲界に入るようなものかね。
私
:それより厳しいね。
日本の相撲部屋制度なんてないしね。
基本的に闘牛士は独学だね。
学ぶカネも自己負担だね。
A氏 :そうだとすると、 2009年 に現地で 一流のプロ闘牛士として認められる位である「ノビジェロ・コン・ピカドール(満3歳牛の仕留め士)」に昇格 するまでの 12年間 の人生は波瀾万丈だろうね。
私
:この本を読み終わると、人生が前向きになるね。
著者は、 2003年
に日本で TBS
での「 日本人闘牛士
」のドキュメント番組に登場するが、この番組を見たことがきっかけで、 自殺を思いとどまった少年
がTBSに電話してきたという。
著者は 2007年
に結婚するが、このプロポーズも著者らしいね。
著者は、今、 44歳
。
子どももいる。
今後のさらなる活躍に期待したい。
