ペリリュー島も戦いは米国側記述には多く残っていますね。対して我が国ではあまり記録が残っていない。

どうしても「無駄死」史観が残ってしまうようですが、激闘の数々を見れば、どれほど勇敢に戦い、祖国への思いを馳せていたのかを知るべきでしょうね。

現在なお御遺骨の帰還事業がおこなわれています。一体でも多く帰国されることを私は望みますが、どうもこの著者にはその思いがないようであり、非常に遺憾に感じます。

このようなうその歴史がまた蔓延るのでしょうか??? (2013.01.06 14:22:31)

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2013.01.06
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グアム島 から来た 海兵隊 生存日本兵 を掃討する前に、 降伏勧告 をすることにした。 
 そして、グアム島に戦犯裁判の証人でいた 第4艦隊参謀長 だった 澄川道男 海軍少将 を勧告者として選んで、 ペリリュー島 に来てもらう。
少将 メガホン で呼びかけたが反応がないので、 文書 にして署名して、彼らの通り道らしいところに吊るした。

A氏 :日本兵の反応はどうだったのかね。

:米軍の謀略を疑い 無視 だね。
 仲間で議論しているうちに、降伏しようと言い出した1人がいたが、あるとき背後から撃たれて 死亡 するという事件が起きる。

 この日本軍の残留兵 34名 の中に 土田喜代一 上等兵 がいた。
 彼はこの戦争は2年持てばよく、それ以上の戦いになると負けるだろうと思っていたという。
 彼は海軍所属で陸軍の残留兵にたまたま合流したもので、陸軍の兵士と違い、多少、柔軟な思考を持っていたのだろう。

 そこで、投降勧告の敗戦を信じた彼は、 4月2日 、仲間に書き置きして、一人脱走して投降する。

 そこで、彼の情報から潜伏兵の家族に手紙まで書いてもらい、これを 澄川少将 が壕の近くまで行って読み上げる。  
 そこで、彼らは、壕を出て、澄川少将と話し合うが、一人の陸軍軍曹が頑として投降に反対する。
 しかし、 澄川少将 の「 とにかく私に命を預けろ 」という一言で納得し、投降となった。
  ときに 昭和22年4月22日
  土田上等兵を含め、投降した 34名 中、 陸軍 22名 、海 12名
 陸軍の 22名 中、もとは水戸大隊だから、 18名 茨城県出身


A氏 1ヶ月間 ほどの説得だったわけだ。
  いかに「 戦陣訓 」と「 鬼畜米英 」が彼らの身にしみつていたかだね。

:彼らは投降して「 鬼畜米英 」の 素顔 を知ることになるね。
 投降して、すぐ 予防注射 をするとき、まだ、 毒殺 されると思い拒否する。
 仕方がないので、最初に 澄川少将 がやった。
 そして、2時間近くたっても問題ないので、ようやく注射をうけるという状態。

 投降生活中、捕虜の扱いも兵隊と同じという 米軍の発想 に、日米の軍隊の違いを知る。
  日本軍では軍人とは 将校 のことで 兵隊は軍人でも人間でもなかった という。
  消耗品だね。
  これでは負けて当たり前と思ったという。

  しかし、米軍側の別のペリリュー島戦記には、戦闘中、日本兵の投降者を射殺した例があるようだ。

投降生活 は2週間で終わり、航路、日本に向かう。 舟は民間の舟で船員は全部日本人。
 これではじめて敗戦を信じることになる。

A氏 :一旦、身についた思想というのはこわいものだね。

米軍からの支給品 を持って舟を降りようとしたら、船員たちに税関で取られると騙され、舟に置いてきてしまう。
 舟を降りて税関を待ったが来ない。
 舟は出ていく。
 詐欺にかかる。

A氏 :当時、日本は モノ不足 で、国民の気持ちも荒れていたんだね。
 国を命を賭して守ってくれた兵隊だという気持ちはもう皆無だね。
もっとも、特攻隊崩れが、飛行機で軍需物資の余りをネコババしたこともあった。

:故郷に帰れば戦死者扱いで、配給もすぐに受けられない。
 もたもたしている役所に怒って怒鳴り込んだ者もいたという。

A氏 :浦島太郎だね。

生還 した 34名 の潜伏生活は集団活動としてはいろいろあって、生還者は潜伏生活については多弁でなかったという。
 人間の極限状態を生きてきた者としては当然かもしれないね。

34名 が再会したのは、 16年後
 「 三十四(みとし)会 」とこの 戦友会 を名付けた。
戦友会 は自費で何回も 遺骨収集 ペリリュー島 に渡っている。

 最初に投降した 土田 氏は、
 「いろいろな思い出の残る島に自分の骨を埋めてもらいたい。
 それが 1万数千名の戦友 に対する努めのような気がする」
 と言っているという。

 この土田氏の言葉でこの本は終わっている。






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Last updated  2013.01.06 09:56:14
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Re:「証言記録・生還・玉砕の島 ペリリュー島戦記」平塚柾緒著・学研10年8月刊・その3(01/06)  

Re[1]:「証言記録・生還・玉砕の島 ペリリュー島戦記」平塚柾緒著・学研10年8月刊・その3(01/06)  
Ryu-chan6708  さん
愛しの増田恵子様さん

>現在なお御遺骨の帰還事業がおこなわれています。一体でも多く帰国されることを私は望みますが、どうもこの著者にはその思いがないようであり、非常に遺憾に感じます。

>このようなうその歴史がまた蔓延るのでしょうか???
-----
この本では、250頁にわたり、日本軍や米軍の記録を含め戦闘の詳細が描かれています。著者はペリリュー島の戦闘はその密度の濃さと激しさで他に類例を見ないと評価しています。
 著者も取材を兼ね、遺骨収集に何回もペリリュー島行きに参加しています。誤解のないようにーーー。 (2013.01.06 17:49:48)

Re[2]:「証言記録・生還・玉砕の島 ペリリュー島戦記」平塚柾緒著・学研10年8月刊・その3(01/06)  
Ryu-chan6708さん

-----
野暮なコメントを書くより・・・・・・・・・・・・
です。すごいですね。 (2013.01.06 18:38:35)

Re[3]:「証言記録・生還・玉砕の島 ペリリュー島戦記」平塚柾緒著・学研10年8月刊・その3(01/06)  
Ryu-chan6708  さん
ライラック7611さん
>Ryu-chan6708さん

>-----
>野暮なコメントを書くより・・・・・・・・・・・・
>です。すごいですね。
-----
 戦闘の記述は詳細で、詳細な地図が10枚くらい、米軍がとった写真が40枚くらい載っています。中には、日本軍の猛攻で疲れきって塹壕でぐったりしている十数名の米海兵隊員の写真もあります。 (2013.01.06 20:33:53)

読んでみようと思います:「証言記録・生還・玉砕の島 ペリリュー島戦記」平塚柾緒著・学研10年8月刊・その3(01/06)  
堅技の八珍  さん
Ryu-chan6708さん
 とても良い本の解説有難うございます
 風化させない事が大切だと思います
 図書館に予約して読みたいと思います
 不戦の誓いを再確認した方が良いと思います
 安倍総理のいう憲法改正は本当に必要なのかなと
 改めて考えてみたいと思います (2013.01.07 04:41:48)

Re:読んでみようと思います:「証言記録・生還・玉砕の島 ペリリュー島戦記」平塚柾緒著・学研10年8月刊・その3(01/06)  
Ryu-chan6708  さん
堅技の八珍さん
>Ryu-chan6708さん
> とても良い本の解説有難うございます
> 風化させない事が大切だと思います
> 図書館に予約して読みたいと思います
> 不戦の誓いを再確認した方が良いと思います
> 安倍総理のいう憲法改正は本当に必要なのかなと
> 改めて考えてみたいと思います
-----
私が、この本を読んだ動機は、どちらかと言うと右翼的な発言をするテレビの西部邁氏のゼミナールを見てからです。この島があるパラオ共和国は親日的で、国旗も日本と似ています。
コロール島の旧官幣大社南洋神社やペリリュー島のペリリュー神社(南興神社)、アンガウル神社が、1980年代以降に日本からの資金により再建されています。
 現在でも日本や日本語に親しみを持ち、子供に日本風の名前をつけるパラオ人も多く、パラオ語には多くの日本語の言葉が取り入れられているそうです。
 太平洋戦争のアメリカ側最高司令官であるチェスターWミニッツ提督は 戦後ペリリュー島がいかに米軍にとって激戦であったかを多くの人に語っています。ペリリュー島に平成になって建てられた碑には 
 「この島を訪れた旅人よ。この島を守るために日本軍人が如何に勇敢な愛国心をもって戦い そして 玉砕したかを伝えられよ。」とミニッツ提督から贈られた英文が刻まれているそうです。 (2013.01.07 07:52:08)

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