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Ryu-chan6708

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2013.10.05
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【送料無料】自滅するアメリカ帝国 [ 伊藤貫 ]

A氏 :要するに、 アメリカ1国支配 から、 異質なものと妥協しつつ外交 する バランス・オブ・パワーの時代 にもどりつつあるということか。

アメリカのイデオロギー とは 自由主義、資本主義、民主主義 だね。

 これを押し付けようとする アメリカ外交の特徴 は、 バランス・オブ・パワーの原理 とは別のものだね。

:著者は、 イデオロギーの内容 の是非は別として、その点、 アメリカと戦前の日本の政策は性格が似ている という。

戦前の日本の4つの政策 --- 日韓併合 対中21箇条要求 満州の植民地化 1937年以降の日中戦争 ----は、 日本にとって不必要 だったという歴史観を持つという。
 これは 異質なものと妥協するというバランス・オブ・パワーと異なる からだ。

 だから、著者は、 アメリカが日本に勝って押し付けてきた 東京裁判史観 」と 日本の民族派や皇道派 の主張してきた「 大東亜戦争=アジア解放史観 」の 双方に賛成していない という。

A氏 :どちらも イデオロギーの押し付けという点 共通 しているね。

 君が ジョン・ダワー の言 として「 国連に反して単独で中東に攻め入った米国こそ、満州事変から15年戦争の泥沼に入った日本に似ている 」と言っているとを紹介していたが、そういうことだね。

アメリカ イラク 民主主義国家を押し付けようとしていた わけだからね。

日本 の場合は 、アメリカ と大きく違うのは、最初から 一貫したイデオロギー がなかったことだね。
関東軍の石原莞爾ら 中央を無視 して勝手に 満洲事変 を起こし、今度は、その 石原の部下 彼の意思 に反して 日中戦争 を起こすという 下克上による泥沼 で戦争が長続きして 一貫性 がないね。

 「 大東亜戦争=アジア解放史観 」というのは、その ダラダラ下克上 で始まった戦争に 後追いで大義名分をつけたもの だね。

1940年2月 日本の議会 民政党 斉藤隆夫 代議士は、「 支那事変の処理を中心とした質問演説 」という 憲政史上有名な演説 をする。

 そこで、彼は、「 1931年 以来、 こんな長い事変があるのか、戦争ではないのか 」という。

 そして、 1939年 後追いで作ったこの戦争の目的 を示した「 東亜新秩序答申案要旨 」というのは、 よく理解できない抽象用語 が並んでいると 批判する

 例えば、「 八紘一宇 」も出てくるし、「 うしはく』に非ずして『しらす』ことを以って本義とすることは我が皇道の根本原則 」というのも出てくる。

A氏 :それは君のブログの「 未完のファシズム 」に出ているね。
 「 大東亜戦争=アジア解放史観 」というイ デオロギー の押し付けだね。

政治イデオロギー の是非にかかわりなく、 バランス・オブ・パワー政策 重要性を理解していた歴史上の人物 として、次の人が挙げられている。

英国首相であったピット、パーマストン、チャーチル、メッテルニヒ(墺)、ビスマルク(独)、伊藤博文、ドゴール、スターリン、ケナン、アイゼンハワー、周恩来 など。

バランス・オブ・パワー政策の重要性を理解していなかった人物 としては、

ナポレオン、グラッドストン、ヴェイルヘルム2世(独)、ウイルソン、ヒトラー、近衛文麿、東条英機、ケネディ、カーター、ブッシュ(息子)など

A氏 日本も最後には消耗していた日露戦争の講和 には、 伊藤博文 金子堅太郎 アメリカ に派遣し、 大統領 セオドア・ルーズベルト 講和の斡旋 を依頼している。
 これが ポーツマス条約 に結びつく。
 講和後は、 伊藤博文 は勝利を手にした日本と敗戦国ロシアとの間の 戦後処理に奔走 するね。

大統領 セオドア・ルーズベルト はアメリカでは珍しく バランス・オブ・パワー的 であったという。
 インディアンには厳しかったらしいが。

 ところで、アメリカが力を落とし、 世界の多極化 外交も多極化 してきて、 バランス・オブ・パワー が重要になるだろう。



 すでに、最近の シリアの化学兵器問題 で、 ロシアのプーチン バランス・オブ・パワー提案で アメリカの シリア攻撃が回避されたね。

:著者は、 日本はアメリカ依存から脱却 し、 国防軍 を持ち、 独立 して、 バランス・オブ・パワーの道 を進むべきと主張している。

安倍晋三 首相も集団的自衛権 を手がかりに、 対米依存から脱却 して、 独立した国防軍 を持ちたいのだろうが、まだまだ、時間がかかりそうだね。






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Last updated  2013.10.05 09:13:23
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