PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
【送料無料】忘却のしかた、記憶のしかた [ ジョン・W.ダワー ]
私
:この本は、この ブログ
の「 9月29日の朝日新聞書評
」で興味を持って図書館に予約したものだね。
著者の主な書いたものを、自身による解題を付して、 年代順に配列
したものだね。
「 ダワー入門
」と呼んでもよい本だという。
11章
からなる。
第1章 は、 マッカーシズム の時期に自殺に追い込まれた カナダの日本学者 E・H・ノーマン についての論考から始まり、 イラク戦争 に際して 米国当局 が、かつて" 成功"した日本占領の体験をモデル にしようとしたことに対する 痛烈な批判 をしているね。
国連 に反して 単独で中東に攻め入った米国 こそ、 満州事変から15年戦争の泥沼に入った日本 に似ていると言っている。
そして、日本は「 大東亜共栄圏 」の確立を 大義名分 とし、 米国 は 民主主義の拡大 が大義名分だね。
第2章
は、 1986年
に刊行された「 容赦なき戦争・太平洋戦争における人種と権力
」だね。
この本は 7年前
に読んだね。
A氏 :この ブログ で 7年前 に 読後感 をまとめているね。
第2次世界大戦
は 人種差別戦争
だという。
日本兵
は 残虐
だというが、戦争では 各国の兵隊
が 残虐行為
をしているのを描いているね。
特に 日米戦争
は、 日本
は 猿・ジャップ
と言われ、 動物のような虐待
を受ける。
例の 大西洋横断
で有名な リンドバーグ
が 太平洋戦争
中に ニューギニアの米軍基地
で過ごす 日記
があるが、そこに次のような記事があるという。
「 米軍が日本兵に対して動物に対するような軽蔑の念をもって嬉々として殺すのを目のあたりにして苦悩する
」
彼は「 騎士道的伝統派
」だったのだね。
リンドバークの日記
では 東洋人の残虐
のほうがわれわれのよりたちが悪いと信じていたが、 その区別は、だんだんあいまになっていった
とあるという。
私:米軍 の戦いぶりは 日本兵を動物狩するという発想 なんだね。
戦争当時、米国のクオーリティペーパーの 写真誌「LIFE]
に、 若い娘
がボーイフレンドから送られた「 ジャップの頭蓋骨
」 をうっとりと見つめている写真
が掲載されている。
米国兵
が太平洋戦争でこうした 陰惨な戦勝記念
を集めたのは有名だ。
こうしたことを当時の敵である 独伊人の白人死者
に行ったなら、 冒涜
として騒ぎになっただろうという。
第3章
は、日本は中国への侵略と米国などに対する 戦争の正当性
についての戦争中の 日本の宣伝活動
について述べている。
第2次世界大戦中
、日本人よりも洗練された 国内向け電撃キャンペーンをした国
はないという。
1937年 から、 1945年 にかけての 映像宣伝 はめざましいものだったが、戦争が終わって以来、その大半は見ることができず、忘れ去られた。
A氏 :敗戦後、 米国の占領当局 は、「 封建的で軍国主義的 」とみなされる 236本 の 長編映画の廃棄 を命じているね。
私 :しかし、著者は別の見方をしているね。
ハリウッドの有名は映画監督 キャプラ
が 真珠湾攻撃
からまもなく、 米陸軍
のために「 記録映画」風の宣伝映画
を作ることになった。
そのとき、参考までに 対中戦争の間に日本が封切り、米国が押収した多くの日本の長編映画
を上映して観る機会があった。
そのとき、監督は
「 こういう映画にはかなわない。
われわれがこんな映画を作るのは、たぶん10年に1本だ。
だいたい、こんな俳優なんていない
」
と 称賛の声
をあげたという。
明日は、この 3章 でとりあげている 日本の戦争宣伝活動 の興味ある問題をとりあげよう。