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Ryu-chan6708

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2013.11.18
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【送料無料】忘却のしかた、記憶のしかた [ ジョン・W.ダワー ]

イラクのフセイン後の体制 と、 日本の戦後の民主化 との比較は、 第11章 でなく 第10章 にあったので、これを最後にまとめておく。

2002年 米政府当局者 たちが フセイン打倒後のイラク に期待される 解放と親米への方向転換のモデル 日本の占領の成功 を思い出していた。

A氏 :当時の ブッシュ大統領 がそのように言っていたね。

:最初は、 日独モデル であったが、 日本はドイツより魅力的なモデル となった。

 その理由は、日本は イラク のように 非西洋 であり、 非白人 であり、 非キリスト教 であったからだという。

A氏 日本の戦後初期 を知っている人には、 日本の戦後の民主化に成功した重要な要因が、すべてイラクに欠けていることは明らかな のに、なんで ブッシュ政権 は、 イラクの民主化の期待 に日本モデルを持ちだしたのかね。

:戦後、日本ではイラクにあるような 宗教的、民族的、地域的、部族的な敵意 は生じなかった。
占領軍に対する日本人のテロは一例もなかった

A氏 :日本占領の成功の多くは、日本が「 無条件 」降伏をすることによって、絶対的な権威を勝者に譲り渡したことだ。

 そして、 最高司令官ダグラス・マッカーサーの強い支配の 下におかれた。
 そして、 農地改革、労働者の組織化を支援し、戦争を禁じ、人権を重視した新憲法を制定し、学校の構造改革、教科書改訂、民法、刑法の改正を行った。

:そのような改革が可能だったのは、 戦前の日本に民主主義の強い伝統があった だけでなく、 それまであった官僚機構が生き残り、占領軍に協力 したからだった。

イラク にそのような行政機構を期待することは難しかった。

A氏 :さらに 日本は島国 であり、敵対するような国にからは物理的に切り離されていた。
 イラクのように、 いろいろな国と地続きであるという物理的条件 はなかった。

 さらに忘れていけないことは、 敗戦後の天皇は、敗戦前の天皇であったこと だね。

:このように、 占領下の日本 は、 戦後のイラク にとって、 何のモデルにもならない

 そのような日本との違いを含めて 甘い見透しで 、イラク戦争に突進したことは、 リアリズムでなく、おそるべき 傲慢 ダワー は指摘している。
 その 傲慢 さは 日本の15年戦争 のときと似ているという。

A氏 :実際、 イラク は今も混乱状態だね。
 まさに、大きな失敗だね。

 しかも、 ブッシュ政権 は、後から、 大量破壊兵器はイラクでは発見されないと国家的なミス まで発生する。

:この本は一貫して書き下ろしたものでないので、 日本の15年戦争の日本人が忘れたい記憶 が繰り返し登場する。
 だから、かなり、飛ばして読んだね。

ダワー の大著「 敗北を抱きしめて 」を読んだ俺にとっては、たしかに、この本は「 ダワー入門書 」と言えるだろうね。






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Last updated  2013.11.18 17:11:07
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