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私 : 東京五輪の次にあたる24年夏の開催地 として有力視されていた 米ボストン は、 唐突に招致レースから降りた という。
この1年、 招致反対を市民にデンプシー氏 が 訴えたのは五輪費用の怖さ だ。
「 費用は際限なく増える。充てられるのはあなたの税金。それでも賛成しますか」 と聞いたからだという。
デンプシー氏 によると、 各都市 が 招致で低予算 ぶりを競いつつ、同時に「 超過分は全額地元が負担 」と誓約させられるが、「 いったん開催が決まると、見えや焦りで費用は歯止めなく膨らむ。後で泣くのは納税者だ 」という。
A 氏 : 東京五輪 の 招致ファイル でも、 超過費用は都と国とでカバーするという条項 がある。
日本の納税者 も大丈夫じゃない。
東京の新国立競技場の建築費が納税者の知らぬ間に膨らんだ のは、 五輪特有の症状 だという。
私 : 3年前のロンドン五輪 で同じ ザハ・ハディドさんが設計した水泳施設の工費 が 膨らんで大騒動 になったばかり。
近年の開催費用は招致段階の平均3倍 に膨らんでいるという。
もっとも深刻だったのは カナダ・モントリオール五輪(76年) で、実に 13倍。
祭典ムードに流され、突貫工事や警備に費用がかさんだ 。
閉幕後、市と州の財政は傾き 、 増税 に踏み切る。
完済したのは市が大会の20年後 、 州にいたっては30年後の2006年冬 だった。
同じ カナダのバンクーバー
は、 2010年冬季五輪
で 地元の建設会社
が「 栄えある五輪ゆえ無償で」と大見えを切って選手村
を建てた
。だが 閉幕後にあえなく倒産
。
とばっちりで 市民の税負担が増えた
。
A 氏 :どうやら 五輪 というものは 古今東西、開催地の政財界に同じ2つの病害をもたらすもの らしいね。
1つ目 は、「 せっかくだから派手に盛大に 」 症候群 。
森元首相 の 「 国がたった2500億円も出せなかったのかね」発言 がそれだね。
2つ目 は 北京やギリシャ のように「 あとは野となれ山となれ」症候群 。
私 :本番は 5年も先 だというのに、 日本 は早くも 新国立で60億円を失った 。
エンブレムでも億単位の損失が懸念 される。
大会マスコット とか テーマ曲 とか 開会式の演出 とか、この先も何やかや嵐が来そうな悪い予感がすると、 納税者としては今から不安だ と 山中 氏は言う。
これに 日本人の無責任体質 がからむ。