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私 :今月は、 オリピックの新聞報道記事 の 各紙の比較 だね。
オリンピックの新聞報道 は、 読者は前日のテレビで結果を知っている から、 翌朝の新聞をじっくり読む人のためには、斬新な記事を書かなければならない ので、 記者たちの熱い闘い となる。
A 氏 : 記事の比較 でトップは バドミントン女子ダブルス決勝戦 。
〈心が、折れかけていた〉
これは、 朝日新聞の最終の第3ゲームで3連続失点したときの松友の心中の表現
で、 この冒頭の書き出しで引き込まれてしまっている
ので、 その後も読んでしまう
。
この 朝日新聞の記事 は 2人への綿密な取材 に裏付けられていて、 試合後の深い取材 があったからこそ、 心の動きが描ける と 池上氏は高く評価 しているね。
私 : 同じ試合 を、 毎日新聞 は、こう書き出している。
〈決勝は、良くも悪くも「タカマツ」らしさの出た試合展開となった〉
読売新聞 は次のように報じている。
〈世界ランキング1位として初めての五輪に臨み、金メダルを勝ち取った高橋、松友組。決勝のコートには、気負わずバドミントン
を楽しむ、自信に満ちた姿があった〉
毎日、読売両紙の報道 は、 日本でテレビを見ていても書けそうだ と 池上 氏は 厳しい ね。
A 氏 :次は 男子400メートルリレーの記事の比較 。
朝日新聞 は次のように報じている。
〈シューズ4分の1足分、7センチほどに込めた勇気が、日本陸上界の歴史を塗り替えた〉
これは、 バトンの受け渡し区間内 で、前の走者がどこまで走ってきたら自分が走り出すか、 その目印の点を、予選より遠ざけたという話 。
この話は 毎日新聞 も書いているが、 読売新聞 は、 バトンパスの素晴らしさが銀メダルをつかんだと書いているが、靴の話は出ていない 。
ここは、 朝日と毎日が同着で、読売が一歩遅れた 、というところだと 池上氏は評価している。
私 :次は、 男子マラソン で、 日本勢は入賞できなかったことの解説・分析の記事の比較 だね。
朝日新聞 は次のように、解説・分析している。
〈高速化が進む世界のマラソン
の前では、コツコツとした積み重ねだけでは勝負できない時代になってしまった〉〈海外勢のスピードの上げ下げに対応できず、持ち前の安定感も通用しなかった〉〈左アキレス
けんを痛めた状態で臨めるほど初の五輪は甘くなかった〉
読売新聞 の 日本選手の敗北についての解説 は下記のよう。
〈環境が恵まれ過ぎているのだろうか。最近、オオカミのような目つきの日本選手に出会えない〉
池上 氏は、 この読売新聞の解説 に対して、「 驚きました。いまの時代、精神論 で解説する新聞があるとは 」と 厳しい評価 をしている。
今回は、 いずれのテーマ でも 朝日新聞の点数が高かった ね。
いずれにせよ、 ジャーナリストとしての新聞記者 は、 取材力が基本 ということかね。