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私 : 今月の「池上彰の新聞ななめ読み 」では、 トランプ大統領就任演説の日本語訳について、新聞各紙の比較 をしていたね。
池上 氏は、 大統領の就任演説 は、「 アメリカ第一」主義で、アメリカさえ良ければいいという徹底した方針を貫いている ことと、 使う英文がアメリカの小学生レベルで、英語が苦手な人にも理解が容易 という意味で、 わかりやすい という。
A 氏 : ツイッター式 だね。
私 : 新聞各紙は英文と日本語訳の両方を掲載 していて、読み比べると、 日本語訳が随分異なる ので、 各社の英語力ないしは日本語力が比較可能 だという。
まず、 トランプ大統領が列席者にお礼を述べた直後の文章 。
英語 の「 restore its promise 」を 読売と日経は「約束を復活させる 」、 毎日は「約束を守るという偉大で国民的な取り組みを始めた 」と長いが、 池上 氏は、 読売や日経が「約束を復活」と訳した箇所を、毎日は「約束を守る」としていて、「約束を復活」 が 直訳 だとすれば、 「約束を守る」方がこなれている という。
朝日 は「 可能性をよみがえらせる」と他紙とは大きく異なる という。
A 氏 :次に、 英語の「 joined in 」 だが、 読売は「加わっている」、日経は「結集した」、毎日は「始めたところです」、朝日は「一つにまとまっています」 と 随分と印象が異なる ね。
ところで、 読売と日経は「である」調、毎日と朝日は「ですます」体 に訳しているという。
どちらがいいだろう。
私 : 池上 氏が、各紙を読み比べて気づいたのだが、 朝日だけは、途中で演説の意味を解説している という。
俺 が驚いたことに、 トランプ氏の演説に 聖書からの引用 があった ことだね。
その部分について、各紙は担当者が訳している文章だが、 朝日だけは「旧約聖書 詩編133からの引用」と明記 し、「 見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び 」という日本聖書協会訳を使用している という。
池上 氏は、 ここに教養の違いが出た気がしますと朝日に軍配をあげている ね。