December 7, 2009
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浜松町に宿をとったので、墨田川クルーズに挑戦してみた。浅草と竹芝の間を40分ほどで結んでいる路線があり、そのフェリーの中でしか飲めない地ビールがあるというのである。これでは乗るなという方が無理というものだ(笑)

私鉄を乗り継いで着いた柴又の駅は映画そのままだった。帝釈天も参道もそのままで、もちろん荒川の土手も変わっていないように見える。寅さんだけでなく、「男はつらいよ」の登場人物たち、タコ社長やおいちゃんやおばちゃん、さくらや御前さまがそこらからふっと現れそうで、自分がその世界にさまよいこんだかのような気がして、まるで夢を見ているようだ。

この感覚はどこかで経験がある、と思ったら、ローマのスペイン広場に行ったときのことを思いだした。「ローマの休日」の最も印象的なシーンで使われたがゆえに、あの広場はただの広場から、自由の象徴になった。

柴又も同じだ。「男はつらいよ」の舞台になったからこそ、昭和の人情を愛する人たちのメッカになった。

いまではハトバスのコースにもなっているようだが、映画の力というのはすごいものだ。

12月5日にリニューアルオープンしたばかりだという「寅さん記念館」にも行ってみた。

あるブースでは映画で使われた茶の間のセットがそのまま展示されていて、その奥のスクリーンにお茶の間シーンの名場面が映し出されるようになっている。もうほとんどが物故してしまった出演者たちが、そこにいるようななかなかうまい作りになっている。

映画は36歳の寅が20年ぶりに帰郷するところから始まる。が、この記念館では16歳で家出するまでの寅の人生がわかる。戦争があり空襲があり孤児が路上にあふれた戦後、寅のような少年はたくさんいたはずだ。

それを思うと涙が止まらなかった。



この二種の映画を人格形成期に観せることより優れた「情操教育」が、ほかにあるだろうか?

次の上京の際には、もっとゆっくり時間をとって柴又および寅さん記念館を訪れようと思う。レンタサイクルもあるので、一日遊んでもいい。

夜は横浜に移動し梁山泊元会員の方と会った。「ラピーヌ」をまだ持っているというので恐縮。ブログを読んでくれているので、まわりくどい話をする必要はなく、いきなり核心を話せるので楽しい。

ブログのいちばんの効用を感じるのはこういうときである。

首都圏を訪れると、どこが不況なのかと思うが、ホテルのダンピングはすごい。超高層ホテルの料金が、最も高いカプセルホテルより安くなってきている。

もちろん、その恩恵をたっぷり享受したのは言うまでもない(笑)





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最終更新日  December 10, 2009 04:51:06 PM
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