September 9, 2014
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カテゴリ: 映画
ラストがけっこう痛快なアメリカ製サスペンス映画。賛否はわかれるだろうが、犯人がただ捕まるのではなく被害者にある意味では最も残酷な方法で復讐される。妻を殺された男が加害者を車ごと落とし穴に落としてその上から整地してしまう映画もあったが、もしカップルで見にいくなら、こうした知的で陽気な復讐に共感できない相手とは別れた方がいい、というかそういうリトマス試験紙に使える映画だ。

アメリカの110番、119番にあたる緊急用電話911番の女性オペレーター、ハリー・ベリーが主人公。シスターコンプレックスの偏執狂殺人鬼に誘拐された女子高生に電話で指示を重ねていく。

このやりとりが迫真。ある程度のマニュアルはあるのだろうが、とっさの判断がときに生死を分ける。クルマのトランクに閉じ込められた女子高生にライトを壊し、他のクルマに存在と異変を知らせるようアドバイスしていく。実際のオペレーターの仕事の一端をかいま見ることができ興味深い。

このところ思うのは、映画全体の進歩だ。ひと昔前なら、こうした誘拐犯を切った張ったの捕物のあげく危機一髪で射殺もしくは逮捕で終わったところだ。しかし、そうしたステレオタイプに陥った映画にはこのところ全くと言っていいほど出会っていない。ほとんど例外なく並の映画で終わらせない細工というか工夫が施されている。

携帯電話の電源が切れて、ベリーは自ら少女の救出に赴く。それまでの警察が犯人を追うサスペンスから異形ノワールふうになっていく。

そうしてやってくる唐突なラスト。泣いていたばかりだった被害者少女はたくましく成長し立場逆転となる。

この殺人鬼の最期を想像するほど楽しいことはそうない。





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最終更新日  October 13, 2014 10:44:53 AM
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