2005.05.26
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今日は透析室のスタッフの人たちのことを書こうと思う。

前にも書いたと思うが透析は一旦始めると移植をしない限りずっと続けなくてはいけない。

そんな患者たちにとって病院選びは大変な作業だ。

もちろん技術や透析専門の先生がいることも重要な要素だがその病院のスタッフの言動でその病院の雰囲気が左右される。

技術がいくら高くても事務的にぱっぱと針だけ刺してハイ終わりではたまらない。

週に3回も行くからには人間的なふれあいもないとやっていけない。

以前に通っていた病院は大きい病院なので朝来て挨拶をしても返すスタッフはほとんどおらず余計な話をする暇もないくらいバタバタとでていってしまう。

やはり大きい病院でふれあいを期待するのは無理なのか。

逆に忙しさのためかとげとげしている人もいてつまらないことで怒られたりする。



その次に行った透析専門の病院もスタッフが4人くらいしかおらずこじんまりしていて忙しく通路を行き来していても絶えず全員に目を配る配慮があった。

1度停電してどうしようと思っていると婦長さんが「大丈夫よ、心配しなくてもすぐ戻るから」と大声で言って回って安心させてくれたりもした。

その後事情でまた病院を代わり今は総合病院の中の透析室だ。

朝外来が始まる前に透析室に入る。

その際出会う守衛さん、掃除のおばさん、医療スタッフの方すべて明るい声で挨拶をしてくれる。

当たり前のことかもしれないが実に気持ちがいい。

そして透析室に入る。

患者の中には気難しい小うるさい人もいる。

透析している人は皆同じなのに自分だけが辛いとでも思っているのか大声で文句を言う人がいる。

「いたい、しんどい、座ってもええ?」と5分おきにスタッフに訴えるおばあさん。

透析は原則としてベッドに寝たまま行う。



そのことをスタッフの人たちはなだめたりすかしたりして説得する。

以前の大病院ではいくら言っても動く人はベルトでベットに固定されていた。

ここではそんな事はない。

スタッフはいすを持ってきてその人の隣に座り話し相手になったり優しく諭す。

何度でも同じことを繰り返し言う。私ならとっくに切れているだろうなといつも思う。



この人も相当なわがまま者だ。大声で話すのですべて他の患者に聞こえているのにお構いなし。

普通は透析は腕からするがこの人は事情で足からしている。

私も足からしたことがあるがこれは確かに辛い。

透析を手からしていると足は少しは動かせる。

何度も途中に足を伸ばしたり立ててみたりして動かすことが出来る。

ところが足からの透析だと足は透析している間中動かせない。

足はシャントがないので普通動脈からの穿刺になるので動かすのは厳禁。

それが辛いのは分かるが勝手に何度も足を曲げてしまって何度も何度も注意を受けている。

言われてもなかなか納得せず足も戻さない。その上看護師さんには「うるさい!」などと悪態をつく。

あれほど言われても切れない看護師さんは本当にえらい。

それでも優しく諭す姿はまさに白衣の天使そのものだ。

コレは男性スタッフも同じ。

しばらく大声が響いていたがようやく静かになる。

さすがに4時間の透析の間大声でわめく体力はないと見えて力尽きて寝てしまったらしい。

コレを週3回繰り返す。

私にはとてもこの仕事は勤まらない。いや看護士免許を持っていても患者に寄り添う心がなければとても勤まらない。

彼らの心の中にあるのは快適な透析をしてあげたいというプロ意識のみ。

それは技術的な問題だけでなく心の問題にもつながっている。

こういうスタッフのおかげで透析が苦痛でなく逆にスタッフに会える楽しみにさえなっている。

いいスタッフとの出会いは病状の安定につながりいい状態をキープするのに大いに貢献している。





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最終更新日  2005.05.26 07:23:12
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