湘南フレンチ奮闘記

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カテゴリ: 料理・食べ物
訓練中、ランボーだけが帰ってこない!
電波はかすかにだが私の受信機に入ってくる。

だがもう夜中、これから探しに行くには危険すぎるので、火を起こし朝を待つ事にした。

火を起こすのは寒いからではない、火がないと寂しいのだ。
チロチロと燃える火を見ているだけで落ち着くし、何時間でも苦にならなく待てるからだ・・・

先ず懐中電灯の明かりを頼りに林に入り、杉の皮を少し剥いてきた。
次に落ちている杉やヒノキの葉を集め、枝を集めた。

かなり太い物まで集めると一山、かなりの量が集まった。

林の中で火を付ければ山火事となってしまうので、車を止めてある砂利の林道の片隅を選んだ。


私はタバコは吸わないがライターは持参している。

ポッと赤い火が付いたら杉やヒノキの落ち葉を千切り上に乗せてゆく。
樹脂が多い葉はパチパチと弾けながら燃え、火は大きくなってゆく。
後は順に小枝などをくべ、焚き火が完成する。

この焚き火も長時間維持したり、雨の中では又要領が異なる。

火種の起こし方は全く同じだが、勢いが付いたら生の木をくべる事だ。
生木では火付きが悪いのだが、ジュウジュウと水気を出しながら燃え始めると、実に火持ちがよい。

この時にはオキ火(炭状の物)が沢山出来ている事が条件だが・・・
山火事が消えにくいのもこれで判るような気がする。

この方法なら多少の雨でも大丈夫、いつでも火は起こせるが、問題は後始末!
素人は絶対に真似をして欲しくない・・



メス犬ローズの首に引き綱を括りつけると、もう勝手に私を引っ張って歩き出した。
後はついて行くだけでランボーの所にたどり着くはず・・・

30分も歩くと、シーバーからランボーの声が大きく流れてくる、かなり近い・・・
ローズは迷うことなく私を引っ張ってゆく。

かなり下りがきつい所を過ぎると、護岸した沢が見えた。


ランボー!大きい声で呼ぶと、悲しそうなランボーの声が返ってきたクォ~ン・・・

コンクリートの沢は高さが180センチ位あるし、上流の下流もかなりの段差がある。
これでは自力での脱出は無理だろう。

沢に入り抱え上げるともう嬉しそうに、顔中ペロペロとなめ出した。
怒る事はしない、頭をなで引き上げて家路に付いた。

それにしても賢いのはメス犬ローズだ。
こんな事が過去にも数回あったかな?・・・続く・・・

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Last updated  May 13, 2007 10:24:12 AM
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