西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2013/02/10
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カテゴリ: 東日本大震災
昨日は、東京→盛岡から宮古に行き、復興フォーラムで基調講演&シンポジウムのパネリストとしてお話してきました。岩手県は四国相当の大きさがあるだけあって、県内の移動だけでもけっこう遠いです。

とはいえ、ふたを開ければシンポジウムは立ち見もいるような満席状態で、こんなに人が参加していると思っていなかったので驚きましたが、大変有意義な時間を過ごすことができました。



岩手県知事は、安倍総理が急遽陸前高田にこられたということで欠席となったという話を聞いたので、携帯を交換していた知事に総理に伝えてくださいとメールをしました。

各地で聞いてきた要望、たとえば東北道を今後10年無料化すること。また、必死に立ち上がろうとしている被災企業には4月から税金をとるのに、最近(外から)被災地で起業した企業は無税というのでは、戦いにならず、現地の企業を苦しめるあべこべの政策でしかないこと。

復興が自己組織化する(自動的にうまいこといく)ための条件を整えられるのは、国であり、立法機関のみ。僕らもボランティアでやるべきことはこれからも続けて行くけども、国があべこべな法環境を作っていては、どうにもならない。

知事には安倍総理にそうした要望を伝えてくださいとお願いしたところ、「わかりました伝えます」とお返事をいただきました。今年の復興関連の目標の一つは復興が自己組織化する法律を成立してもらうために、効果的な方法を考えて、実現していくことだと思っています。



シンポジウムでは、そんな話もちょっとさせていただきました。



シンポジウムの司会役の岩手大学学長の藤井先生は「西條先生の基調講演を聞いて、なぜボランティアが活動がうまくいかないことがあるのか、目から鱗がはがれ落ちるようによく理解できました」と言ってくださってありがたかった(そのうち「ほぼ日」で連載させていただく構造構成主義入門的な内容でも扱えればと思っています)。



その後、宮古→盛岡に戻り、岩手支部のミーティング&懇親会。

ミーティングには、ふんばろう岩手支部の皆さんの他に、SAVE IWATEの皆さんや、東北発未来塾の盛岡大学の塾生&その友だち、陸前高田の戸羽市長、ひいては岩手県達増知事とのつながるきっかけを作ってくださったさわや書店の栗澤さんなどすがすがしくすばらしひ皆さんが参加してくださり、懇親会はさらに多くのメンバーで楽しい時間を過ごす事ができました。

途中から参加された青木さんや未来さんなど皆さん素敵に素晴らしい方で、ふんばろうを立ち上げた初期に陸前高田に入っていた吉野さんとも再開することもできて嬉しかったです。



今日今野夫妻に送っていただき陸前高田経由で大船渡に行き、清水さんと初めてお会いすることができました。また前田さんらと創造空間プロジェクトの打ち合わせ&下見をして、陸前高田→気仙沼→南三陸町のみうらさんのお店に寄り、観洋で嶋津さんや長さんらとたまたま?お会いすることができました。

みうらさんの以前のお店に寄ると足場が組まれていたので、あれと思ったら、明日ついに解体されることになったそうです。ふんばろう東日本支援プロジェクトが立ち上がるきっかけとなった場所なので、感慨深いものがありますが、たまたま最後の前日に行く事ができてよかったです。

その後、石巻に行き、大川小のご遺族宅でいろいろ話を伺って、仙台の実家に戻ってきました。

二日間で1000km以上運転された岩手支部長の佐々木さんやweb班リーダーの岡本さん、本当にありがとうございました&おつかれさまでした。

ふんばろうを立ち上げた後の超密度の濃い強行軍を彷彿させるものがあり、当時のことをいろいろ思い出しました(あのときは平島さんの運転で道路も通じてないなか各支部やプロジェクトを立ち上げながら被災地三県を往復するあり得ない密度の5日間でした)。


本当にありがとうございました。

また明日は東北大学での番組収録&イベント×2+宮城支部ミーティング&懇親会があります。また新たな皆様とお会いできるのを愉しみにしております。





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Last updated  2013/02/11 12:42:46 PM
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