最近、厚生労働省、農林水産省、防衛省などの官僚をはじめとした公務員の不手際が話題となっています。これらは昨日今日始まった体質ではなく、遠い昔から、それこそ聖徳太子の時代以前から役人というのはそのようなものであったと思われます。
例えば、厚生労働省の旧ミドリ十字製の血液製剤が肝炎を引き起こしたことを知っていながら公表しないばかりか、感染患者を見殺しにせんとばかりに書類を棚の置くに置きさらしにしておき、市民に指摘されたら笑いながら「あぁ、ありました」と言って担当者が対応したと伝えられている件。事務方責任者もマスコミからその書類の存在を忘れていたのかと問われると「その通りです」と開き直る始末。正直といえば正直なのですが、人の命を何と心得るのかと言われても仕方ないお粗末です。
我々も税務署や市役所という役所を相手に仕事していて思うのですが、公務員のつらさ、大変さはお客様を選べないこと。選べないがゆえにどんな人にもそれなりの対応をしなければなりません。中には何を言っても分からない人やカタギでない人もいるでしょう。一応、全ての市民や国民の奉仕者なのですからいちいち細かいことに気を取られていたらやってられないというのが本音でしょう。
大衆というのは怖いもので、役所といえどもこれを敵に回してしまうといらぬ仕事が増えたり頭を下げたりで大変な目に会います。だからそれをなるべく回避するということで「武士は食わねど高楊枝」のような気質が知恵として根付いていったのでしょう。もともとは「私達(=公務員)は全体の奉仕者なのだからあなたの言うことに誠心誠意応えてあげたいけど時間などいろんな制約があってできないんです」とあるべきところ、だんだん「あぁ、また訳の分からんこと(又は面倒くさいこと)を言うやつが来た。もう5時前なんだから追い返してしまおう」という対応となりそれが世代から世代に受け継がれて今日に至っているのでしょう。
このような仕事の仕方を世間では「お役所仕事」といって揶揄していますが、お客様を選ぶことができないところから来ているのかもしれません。
しかし、だからといって薬という人命にかかわる重い責任を負っている国の機関がこのような態度、このような体たらくでは困ります。以前、同社の薬害エイズが裁判になり厚生労働省も少しは考えを改めたかと思いきや、自分達がエリートだと思っているのか、十分に生かされていなかったようです。年金の問題とともに我々の安心を担っている役所だけにマスゾエ大臣も大変でしょうが、頑張っていただきたいものです。
明日は農林水産省などについて触れたいと思います。
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