PR
Keyword Search
Freepage List
New!
龍の森さんComments
Calendar
映画「PLAN 75」をテレビの再放送で観ました。
社会からこぼれ落ちた高齢者の姿が、静かに、淡々と描かれていました。
そこにあったのは、単なる貧困ではありません。
仕事を失うこと 社会との接点を失うこと 家族とのつながりがないこと
そして何より、「今日やることがない」という状態でした。
75歳以上に“安楽死”を選択させるという設定は極端に見えますが、現実の延長線上にあるようにも感じられ、深く考えさせられました。
老後は「お金」だけでは足りない何かがありました
老後の不安というと、まず「お金」が思い浮かびます。もちろん資金設計は大切です。
ですが、この映画を観て思ったのは、本当に大切なのは「どう生きるかの設計」ではないかということでした。
先日、阿刀田高さんがテレビでこんなことを話されていました。「老人には『教養』と『今日の用』が必要」だと とても印象に残る言葉です。
教養というと難しく聞こえますが、映画、音楽、歴史、文学、旅行。こうしたものに触れることで、時間そのものが豊かになります。
一人の時間を楽しめる力とも言えるのかもしれません。
そしてもう一つが、「今日の用」。人は予定によって生きています。
朝起きる理由、外に出る理由、誰かと関わるきっかけこれがなくなると、生活はあっという間に崩れてしまいます。大きなことでなくてもいい。
「今日やることがある」それだけで、人は少し前に進めるのだと思います。
現実的な話として、老後には次の3つが必要です。
① 年金
② 貯蓄・運用
③ 働くこと
ここはよく言われることですが、やはり基本です。
私自身、年金だけでは生活は難しいと感じていますので、「自分年金」を作るために「運用」を考えています。
いわゆる“配当金生活”ですね。お金にも働いてもらおうという発想です(笑)
老後は「貯める」ではなく「回す」ことが重要なのです。とある経済学者が言っておられました。
倍賞千恵子さんが演じた主人公の姿は、とても印象的でした。
「静かに生きて、静かに迷い、静かに揺れる」声を荒げるわけでもなく、ただ日常の中で揺れている。
その姿が、かえって現実的で胸に残ります。
いま、後期高齢者は人口の約15%。
すでに「少数派」ではなく「社会の主役層」へとなりつつあります。
だからこそ、「役割を失った人間の重さ」というテーマは、決して他人事ではありません。
最近、ふと感じることがあります。
税理士の平均年齢が、いわゆる“後期高齢者”に近づいてきているのではないか、ということです。
映画PLAN 75でも描かれていたように、人は役割を失ったとき、大きく揺らぎます。
体力の低下 ITへの対応 判断スピードの変化 といった問題も、少しずつ出てきます。
そして何より、「役割の変化」をどう受け止めるかが問われてきているように思いました。
税理士国保から後期高齢者医療保険へ切り替えられ、保険料がまさかの最高額になりました。
正直、「えっ、こんなに上がるのか」と驚いたのが本音です。
老後は静かに始まりますが、数字は意外と静かではありませんね。(笑い)
令和8年度税制改正法案が3月31日の年度内成立して本当によかったですね!
安西節雄