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私がブログを始めたのが去年の2月1日でしたから、もう一周年なんですね。早いものです。一年を振り返ってみると色々なことがありました。仕事では異動で要職について忙しくなったりしましたし、プライベートではなにより待望の我が子を授かりました。大変充実した一年だったと思います。前にも書いたとおり、私の座右の銘である「後悔のない人生」を地で行った一年だったなあ。今年は我が子の誕生という大きな節目の年。今年もまた公私共に充実させていきたいものです。日本酒的には大きく好みが変わった年でもありました。当初は風の森や飛露喜、開運、而今などの無濾過生原酒が大好きでしたが夏頃から無濾過生原酒が飲み疲れるようになり、秋口にはすっかり生詰好きに。18BYに至っては飛露喜も買わず而今も買わず、槽垂れも度数の低い加水酒にして飲み口を気にする様になりました。また、今年は十四代に特に注目して飲んでます。ちらちら外でだけ飲んでるといい印象ばかりが目立ち正確な評価ができない。ならばいっそのこと今年は全銘柄じっくり飲んでやろうと。ちょっと大変ですが一度は通る道だと思って頑張ってレビューしていこうと思います。そんなこんなでのんびりと更新して行きますのでお暇な人はお付き合い頂ければ幸いです。スローライフスローフードを楽しみましょう。
2007年01月31日
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showさんのブログの通り、而今純米吟醸八反錦が出荷され始めました。こちらは9号酵母なので而今らしさが香りに邪魔されることなく堪能できるのではないかと思ってます。機会があったら飲んでみようかな。タイトルにもあるとおり、東洋美人がいい顔をしてきました。開栓後数日で味が乗ってきたこともあり、かなりざりがに好みの酒に。十四代龍の落とし子と比較しても甲乙つけがたいところまできてます。入手難度を考えるとこれは定番酒にしてもいいかも。薄すぎず濃すぎず上品なバランス感覚は高木酒造で学ばれた成果なのでしょう。次はワンランク下の55%精米槽垂れを飲んでみたいです。私の好きな銘柄にくどき上手あがりますが、今期新銘柄が出ました。亀の尾を使った純米吟醸生にごり酒です。一升瓶で800本、四号瓶で1000本の限定醸造だそうな。亀の尾を50%まで磨いて一升2980円。これはお値打ちっぽいですね。くどき上手は火入れがとてもうまいので無理して生を買う必要はないのですがこれは飲んでみたい。ただ、日本酒度が-5というのが気がかり。あまいにごり酒は好みじゃないんだよなあ・・・。去年の雪しずくも好みじゃなかったし・・・。やっぱやめとこうかな・・・。
2007年01月31日
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妻のつわりが終わらない。もう13wだというのに。中には出産までつわりという人もいるから何ともいえないけど、背中さするしかできないのはなんとも歯がゆいですね・・。と、思ってたら昨夜、「スーッと」抜けるようにつわりが消えたらしい。つわりというものが「スーッと」消えるようなものなのかわからないが、これでつわりが軽くなってくれると嬉しいなあ。さて、今日は【東洋美人 純米吟醸山田錦槽垂れ】です。この銘柄、はせがわ酒店をして「十四代を彷彿とさせる」お酒とのこと。これは興味深いですね。同じ純米吟醸槽垂れでも55%と50%があったのですが、旨味が強いという50%をチョイス。この銘柄、どことなく十四代を意識しているように感じますね。価格、精米歩合、度数、槽垂れのラベルまで龍の落とし子槽垂れと一緒。まあそれはそれでいいことなのかもしれません。さてお味はどうでしょうか。開栓時の立ち香は素晴らしいです。これは間違いなく旨いと確信できる甘い吟醸香。含むときれいな吟醸香と上品な旨味が広がります。甘酸のバランスもいい。なるほど十四代を彷彿とさせるというだけありますね。しかし、十四代龍の落とし子槽垂れと比較するとやはり味の複雑性では十四代が勝りますね。十四代は独特の吟醸香も魅力ですが、やはりこの複雑な味が一番の魅力ですから。それにしてもこれはなかなか美味しいですね。この中庸な雰囲気、好きです。端麗辛口が嫌いなのは前からですが、最近は無濾過生原酒のどっしり感も苦手気味。こういう繊細だけど上品でしっとりしたお酒は飲み飽きなくていいです。十四代と比較するとすればこの中庸さを追求した酒造りはとても十四代に近いと言える東洋美人。なかなかお勧めですよ。
2007年01月24日
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妻が母子手帳を発行してきました。区からも色々と助成がありますのでありがたく使おうと思います。母子手帳と一緒に色々な冊子などが入っており、一応全て見ましたが、本和可家の漫画が面白かったです。やはり文章よりも漫画などと合わせて広報すればより効果も高まるもの。頭ではわかっていても中々できないことを今一度再認識しました。妻はといえば比較的軽めだったとはいえつわりで体重が4kg減少。本人はダイエットになったと喜んでますがあまり体重が落ちすぎるのも問題。まあ許容範囲なのかな。ほっそりして若返ったね、と言ったら喜んでました。そういえば肌も目に見えてきれいになった。体重落ちたのに。これは葉酸かりんごばっか食べてたからかな?これから子供の名前決定など嬉しくも悩みそうなイベントがたくさんありますが、楽しんで子育てしていこうと思います。さて。最近、というか夏過ぎから「つけ麺」にはまってます。もとは夏にラーメン食べたいけどあっついなあという時にふらっと食べたのがきっかけ。量もあって安くてうまいので冬になってもあつもりにして食べてます。店もいくつか行ってみましたが、「やすべえ」に敵う店は今のところありませんねえ。やすべえの何がいいって甘めの味付けも好きなんだけど、なんといっても鰹節と玉ねぎのトッピングがあることでしょう。別に取り放題だからいいってわけじゃないんですよ。つけ麺って最初はどこも美味しいんだけど、必ず後半つけ汁が薄くなってくる。そりゃ400gとか大量の麺をつけてるんだからしょうがない。ところが、やすべえの鰹節。これがいい。半分くらいそのまま食べた後、麺に鰹節をたっぷりかける。するとつけ汁につけた分だけ鰹節がスープに溶けて味わいが増す。食べ進めればそれだけ鰹節がスープに入り薄くならない。これがすばらしい。そんなわけで普段は弁当ですが外で食べるときには大抵やすべえですね。最近は30人とかずらっと並んでて物怖じしちゃうんだけどね。酒メモ【裏雅山流 香華 本生酒】飲み切り。今年は十四代と比較してるせいか後半は薄さが目立ちいまいちな印象。来年はもう買わないかな。【十四代 純米吟醸 龍の落とし子 槽垂れ】ついに満開!槽垂れらしいフレッシュ感の中に十四代らしい上品な吟醸香と甘みのハーモニーが最高!!これこれ。これこそが十四代。この領域まで達すると他の酒は一緒に飲めない。まだ伸びそうな予感がするのでじっくり飲みます。
2007年01月21日
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日本酒好きってのは毎日の晩酌を美味しくできるだけでなく、宴席でもしばしば役に立ちます。昨日は役員や教授といった雲の上の人の懇親会に事務局として参加したのですが、そういう席って共通の話題が乏しく会話が途切れたりよそよそしくなってしまいませんか?そこで役に立つのが酒の話題。こういう人たちは往々にして酒にもこだわりを持っている人が多いです。特に日本酒が好きだったりするとそれだけでかなり盛り上がるので大助かり。もちろん飲む酒がいまいちだと盛り上がりにも欠けるというもの。そこで今回は宴会部長の私がいい酒を持っていきました!そうです、【而今純米吟醸五百万石無濾過生原酒】です!!思い通り大好評で、私の株まで急上昇(笑 みなさんうまいうまいと飲んでくれてこちらも持っていった甲斐があったというものでした。お世話になっている先生からは、次は自宅に招待するから十四代で楽しく飲もうとも言って頂き、大変盛り上がりました。気になる而今の味ですが、立ち香は去年同様カプっとしてます。含むと意外とカプカプせず、しっかりした酸と甘味が絶妙のハーモニーを奏で最後は而今らしくきれいに切れる。うーん、まいった。これはすごい酒ですよ。香り高い無濾過生原酒としてはこれまでで最高傑作かも。去年と全く同じスペックだけど明らかに洗練されており確実に進化してる。ただ。今の私の好みでいうとこれの火入れ加水した酒が飲みたいなあ。これでは一口目は抜群でも飲み飽きるのは間違いない。今年はこの後八反が今月末、雄町と山田錦が2月にでる模様なので、MK3に比べて香りが穏やかな9号酵母のこれらの酒に期待したいと思います。ウブドの影武者、今度行ってみよ。
2007年01月20日
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今日の晩酌酒【十四代純米吟醸龍の落とし子槽垂れ】【十四代新本丸】今日は帰りしなはせがわ酒店表参道店行ってきました。ふらふらしてると、店員さんから声をかけられ、ふと見ると。亀戸でお世話になってた流星さんじゃないですか。流星さんは酒友ブログでも度々登場しますはせがわ酒店の主要店員さんです。まだ若いですが話を伺うととても語彙豊富に色々なお酒を紹介してくれるとても頼もしい店員さん。去年から表参道店のエグゼクティブアドバイザー(仮称)になっていました。色々お話を伺いました。興味深かったのは来月の表参道ヒルズ一周年記念酒。磯自慢、東洋美人、飛露喜、九平次からそれぞれPBが出るそうです。値段は4合2000~10000円(飛露喜は未定)。機会があったら買いたいものですね。他にはこちら限定の話をちらほら。いそのさわからは駿と当歳の4合瓶。また飛露喜からは特別純米無濾過生原酒の4合瓶。とにかくはせがわ酒店以外では無理なPBの目白押し。さすがですね。バーカウンターでは九平次別注純米吟醸山田錦(はせがわ限定)、磯自慢吟醸生原酒、そしてなぜか新本丸を。【醸し人九平次 別注中取り純米吟醸山田錦】はせがわ酒店限定酒。ベースは3300円の純米吟醸山田錦っぽいけど通常品より洗練された味わい。個人的には通常品の方が味わいに幅があって好きかも。【磯自慢吟醸生原酒】みみずさんの印象の通り生原酒とは思えない、またアル添とは思えない上品かつ奥行きのある味わい。さすがは磯自慢と言わざるを得ない。しかし、常温帯になると生原酒の野暮ったさが少々見え隠れ。【十四代新本丸】家にあるじゃんというつっこみを承知で注文。何故かというと新本丸を外で飲んだ場合、印象がすっきりとか通常の本丸と変わらないというレビューを多く見かけたため。去年外で飲んだ私の印象もそうであったため色々と確かめるために注文。では一口。むー。確かに随分家と印象が違うなあ。香りも弱く、味わいもスムースで若干の渋みすら感じる。何より新本丸の醍醐味である果実感が微弱。温度帯を上げると少々良くなるものの家の新本丸には遠く及ばない。流星さんに聞いたところ三日前に開けたものらしい。既に半分なくなっていたがまだ硬いというのか。開いた味が抜群過ぎたため余計気になった。やはり多くのブログ、そして去年の私の印象は正しかった。新本丸は開栓してしばらくほっとくと信じられないくらい美味しくなります。そういえば。新本丸は業販店よりも個人客に売ってくださいと蔵元が言ったのか特約店が言ったのか定かではないが聞いたことがある。業販店では十四代の人気から開栓して三日と持つことはないだろう。個人客が自宅で開栓後の変化を含めゆっくり味わって欲しいという背景があるとすれば大変納得できる話だなあと思った。晩酌では【十四代純米吟醸龍の落とし子槽垂れ】が良くなってきた。香りも味わいも開き始め、終盤感じる若干の渋みくらいが残る課題。一昨年感動した酒質が感じられるようになりとても嬉しい。多くを期待して申し訳ないが、それがプレミア酒十四代だということでがんばって欲しい。ここまで旨い酒があるとさすがに香華は飲めないな。次元が違いすぎた。別に悪い意味じゃないけどね。新本丸、純米吟醸龍の落とし子に而今純米吟醸がどこまで迫れるか。今回は値段的にも近い而今純米吟醸山田錦が出るまで待ち、大変期待して飲み比べをしたいと思います。
2007年01月17日
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本日の晩酌酒【裏雅山流 香華本生】【新本丸】【飛露喜 はせがわ酒店PB】而今の出荷が始まった模様です。純米吟醸五百万石mk-3です。去年ざりがに大絶賛の酒。今も舌慣らし用にちょっと残ってますが一年飲んでさすがにくどかったので、去年と同じ酒質であれば敬遠しようかな。飲んだ人いましたら去年とどう違ったか教えてください。龍泉の瓶がとてもきれいなのは有名ですが、我が家でも飾ってあります。中身はお世話になった先生に贈ったんですけどね。先日伺ったときに空き瓶だけもらってきました。最高に美味しかったとのことでホッと一安心。今は中にミネラルウォーターを入れてテーブルウォーターにしてます。中身も飲みたくなりますがまあまだ早いってことで。飛露喜は去年買ったものを寝かせてます。この酒もそうですが最近の飛露喜はすっきりした食中酒タイプになりつつあるといわれますが、この酒もそうしたタイプ。値段からして純米大吟醸だと思いますが香りも味わいもすっきり。これなら寝かせようということで寝かせてました。さすがに一年熟成させたことで味が乗ってきましたね。香りもまずまず。大切に保存していたので生ヒネは一切なくて一安心。もう少しあるのでそのうち飲みます。
2007年01月16日
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現在11w6d。昨日検診に行ったところわが子(仮称いわし)は順調に大きくなっており50mm!!臍帯もはっきり確認でき、小さなたいのうの中で元気に動き回ってました!!感動!!!まだまだ楽観できないとはいえ動くいわしの姿を見てわが子の実感をはっきり感じられました。ちなみにこの仮称いわし、別にブログ上での仮称ではなく実際いわしと呼んでます。なんでかはきかんといてください(笑予定日は7月30日。これはまだまだがんばらんとあかんな!!さて日本酒。【裏雅山流 香華生】はみみずさんのレビューの通り低温域では香りも味も立ちません。かといって常温まで暖まると薄さが感じられます。このお酒のポテンシャルを最大限引き出すためには冷蔵庫から出して数分置いた状態ですね。この状態であれば価格を遥かに超えた味を楽しめます。十四代と一緒に飲んでも負けずに飲めます。次に【十四代純米吟醸龍の落とし子槽垂れ】。数日たって開いてきました。まだまだ期待値までは遠いけど十分うまいレベル。この後どう変化するか楽しみですね。年末に開けた【十四代純米醸造大吟醸】。開栓時ものすごく美味しかったのですが数日たってなんとなくバランスが悪くなってました。が、ここへきてまとまってきましたね。これはいい。【十四代新本丸】も変わらずいい。正直現在のところ龍の落とし子を大きく離して抜群のうまさ。この雰囲気はあまり寝かせずにさっさと飲んだほうがいい酒なのかもしれない。もうちょっと様子を見てみようと思う。
2007年01月14日
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去年から人気が急上昇し、今年大ブレイクしている而今。showさんも十四代のようにプレミアがついたり超品薄になることを心配しておられます。私の周りでも同じように手に入りにくくなることを懸念する声がかなり聞かれます。確かに而今は十四代とは毛色こそ違えども完成度は十四代に勝るとも劣らない、非常に美味しいお酒です。その上とても生産量が少なく、ちょっとのはずみで超品薄まっしぐらになりかねない、というか既になりつつある。うーん、確かに心配になりますね。さて、私はというと、而今のプレミア化についてはとても楽観的に考えてます。なってもせいぜい飛露喜や磯自慢程度なんじゃないかなあ、と。最大の理由は「而今には本丸がない」ことです。十四代も一度取り上げられある程度人気が出た後も数年は普通に買えたといいます。一般に買えなくなった最大の原因は何だと思います?私はほぼ間違いなく業販店=居酒屋への優先的な販売だと思ってます。酒屋というのは個人の客ももちろん大事ですが、一日数十本単位で消費してくれる業販店をいくつ抱えているかということが大きな利益につながり、まさに酒屋の生命線ともなります。十四代の人気が高まれば十四代を扱っていることが業販店にとって看板酒になり得ることになり、酒屋にとっては十四代でお得意様を作ることができるわけです。この流れに拍車がかかれば十四代の多くが業販店に流れ、個人客には回らなくなり、個人客は業販店で十四代を飲むようになり、業販店は更に十四代を求める、という僕らにとっては悪循環とも言えるスパイラルが形成され、今に至るというのが十四代超品薄の原因でしょう。ここで意味を持ってくるのが本丸です。本丸は高木酒造としても十四代普及酒として「通年出荷=安定供給」「火入れ=管理しやすい」「安い=売れる」とまさに業販店のために造られた様な気さえする酒です。一説には本丸がなければ今の十四代の地位はない、という声さえあるといいますし、私もそう思います。ここで而今。而今は酒としての完成度は十四代に引けはとりませんが、何より最低価格が一升2700円と高い。また、生産量が少ないため業販店の看板にするには少々無理がある。これにより而今は業販店における十四代にはなり得ないと思うのです。業販店で扱わなければ納豆のようにTVで取り上げでもしないかぎりアンテナが高い人以外には広まらず、結果過剰な需要とはならない。つまり業販店独占=店頭に並ばないということはなく、店頭に並ぶのであれば少なくとも入手できるタイミングはあると思うのです。もっともこれもざりがにの希望的観測が多分に入った予想ですから当てにはならないと思いますけどね。ともあれ、私も而今愛飲家として一本でいいから定価で手に入ればいいなあと願ってやみません。
2007年01月13日
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居酒屋Zにて飲んだ酒のレビュー。渡舟 純米吟醸無濾過生詰生詰らしく落ち着いた酒質だが、元が荒いせいか雑味も多く香りも少ない。これは好みじゃない。40点十四代 本丸11月出荷分。2ヶ月を経ても特に酒質に変化無し。程よい吟醸香に上品な甘みと旨み。さすがの逸品。しかし新本丸の真価を知った今は物足りない!?85点磯自慢 特別本醸造生詰やさしい口当たりに上品な味わい。吟醸香こそ感じないが本丸と並ぶ旨さ。これはいい。このクラスから磯自慢の底力を見せ付けられた。まあ高いから当たり前という向きもあるが。80点〆張鶴 初しぼりこの店はこの酒に思い入れが強いらしく、一合450円と安い上に在庫が非常にたくさんある。この日はちょうど封切り。開栓直後らしく酒質はまだまとまっておらず、以前飲んだ印象と大きく異なる。やはり少々日を開けた方が断然うまい。70点。九頭龍 純米吟醸 唯一のお燗。火入れ感が強いが飲みやすい。温度を上げてもアルコール感が全くでないのはさすが燗専用といったところか。しかし好みじゃなかった。50点十四代 純米吟醸龍の落とし子槽垂れこれまた封切り。これは参ったなと思ったが意外と味が開いていた。家で感じたエステル臭もなし。さすがZ。いつもの冷蔵庫以外から持ってきたところを見ると、保存温度を変えるか何かして封切りでもある程度味を乗せて来ているのだろう。さすが日本酒と焼酎しか置いてないだけある。いつかそのテクニックを教えてもらおう。味はさすがの一言。華やかだけど嫌味のない十四代らしい吟醸香に新本丸を思わせる果実感ある甘みと旨みが広がる。中盤以降も文句なし。生っぽさは全くない。これでもまだ100%開いてないポテンシャルを感じさせるあたり十四代の懐の深さを思い知らされる。85点そうそう、皆さんも気になっているであろう而今の純米吟醸の出荷時期。来週だそうですよ。最初は五百万石が出ます。その後が八反錦みたい。値段は一升3500円程度らしいから純米吟醸としてはそれなりの値段ですね。今年も楽しみです。
2007年01月13日
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今日はお待ちかね【十四代 純米吟醸 龍の落とし子 槽垂れ】です!十四代18BY第二弾は純米吟醸龍の落とし子槽垂れが出荷されました。新本丸では圧倒的な酒質にノックダウンされたざりがに。新本丸と本丸との違いが火入れと生のポテンシャルの違いだとすれば、純米吟醸龍の落とし子生詰と槽垂れとの違いは計り知れないものになる。だって、龍の落とし子は生詰でもとんでもなく美味しいもの。瓶は新本丸のようにラベルに槽垂れの文字が入ってるのではなく、シールで槽垂れ本生酒の表示。これをはがせば通常品との違いは全くない。もちろん製造年月は違うけどね。槽垂れは07.1です。では、開栓。吟醸香は生詰とあまり変わらない。一口。あれ?生詰とあまり変わらないぞ?持ち前の十四代らしい含み香と味わいはもちろんあるんだけど、新本丸に感じた感動がない。また、酒質もどことなく硬い感じがする。おかしい。17BYを店で飲んだときは感動的な酒質だったのに。そうか、やはり純米吟醸クラスも開栓時はまだ飲み頃じゃないんだな。店で飲んだのも2月だったし。そんなわけでもうしばらく眠っていただくことになりました。早く美味しくなれよー^^
2007年01月11日
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そういうわけで。【裏雅山流 香華 生】です。このお酒は去年デビューしたばかりですが、ざりがに的には圧倒的なコストパフォーマンスで17BYNo.1のお酒です。値上げしての18BY、果たしてどうでしょうか。みみずさんのブログでは好評価でしたので期待が持てます。新本丸に習って12月瓶詰を一ヶ月寝かせた状態のを飲みました。開栓。うん、うまい。もうね、この吟醸香を嗅ぐだけで絶対うまいのが確信できます。それくらい素晴らしい吟醸香。前にも書いた気がするけど絶対普通酒の吟醸香じゃないです。一応飲みます。うん、うまい。17BYとほとんど同じ印象ですね。きれいな吟醸香にフレッシュ感ある味わい。さすが香華です。肝心の新本丸との比較。新本丸は果実感溢れる酒質に対して香華生は吟醸らしい酒質。似て非なる酒質だけど総合的には予想通り香華生もかなりいい線いってますね。差が出たのは常温帯。新本丸は若干だったけど香華生ははっきりとアル添による水っぽさが出ていた。これがこの価格帯の限界か。しかし少し冷えた状態であればほとんど感じないため粗探しみたいなものなんだけども。しかしこれもうまいですね。値上げしたとはいえ一升2000円そこらの酒ではない。生詰では本丸に水をあけられたとしても生では新本丸に比肩するといっても過言ではないでしょう。ましてや晩酌に飲む分には申し分ない酒質。新藤酒造店には頭が下がります。現に楽天ではお世話になっている梅屋敷のハイマートさん以外全店舗で売り切れ。しかし売り切れも納得の酒です。ちなみにハイマートさんではケースで積まれてましたw まだまだ在庫がありますので飲みたい人は注文してください。値上げしたのに包み紙がなくなっていたりラベル張りが適当だったりとてんてこ舞いの状況が感じられますが、それくらい急成長の蔵元だということなのでしょう。プレミアを考慮すれば新本丸よりも満足度は高いと思われる香華生。安くておいしい酒が好きな人なら一度は飲む価値ありですよ。
2007年01月10日
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最近プレミアをつけて販売しているお店も増えてきている【裏雅山流 香華】。16BY売れたせいか17BYから値上げしたみたいですね。税抜き一升2000円なので150円の値上げです。この価格帯の酒を1割近くも値上げするなんて蔵元の自信の表れでしょうね。売れるときに売る、商売なんだから当然ですし私はそういう姿勢は嫌いじゃありません。さてこの香華、1月出荷から生に切り替わるのは去年同様なのですが、なんと生は価格を変えてきました!100円高い2100円!!おいおい、さすがにここまですると本丸を意識しすぎじゃない?とか勘ぐりたくなりますが、とにかく100円高いです。もうひとつ。裏雅山流に【祥華】なる新商品が今年から発売になってます。こちらは最初からしぼりたて生酒をうたっており、「裏」たる特徴は酵母を古来から使われている酵母に変えたとのこと。スペックと価格は香華と同じ。うーん、気になりますねえ。祥華も香華生と一緒に1月から出荷されているとのことですのでいち早く飲まれた方がいましたらぜひ感想を教えてください。
2007年01月08日
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新本丸レビュー二日目です。特に酒質に変化なし。相変わらずの香りと味わいです。新本丸に限った話ではないけど、最近は常温くらいまで温度を上げて飲むのが好き。冷たい状態と常温じゃ香りも味の広がりも雲泥の差。さて新本丸。じっくり味わうと刺々しいアル添感こそないもののやはり純米に比べて密度の低さが若干感じられる。これがこの価格帯の限界か。やはり同じ十四代の上のクラスと比較すると後半の伸びで一歩譲る部分は確かにありそうだ。今は田酒純米大吟醸四割五分と飲み比べてるんだけど、やはり田酒の方が後半の伸びと広がりでは勝る。しかし田酒は序盤の火入れ感が大きなマイナスであり、果実感で新本丸が大きく勝るため甲乙つけ難い。そもそも定価で2倍以上ある酒と互角の時点で新本丸のポテンシャルの高さが窺い知れるのはお約束だけども。こうなると期待したいのが純米以上の生。過去は純米生もあったし純米吟醸でもいくつか生が出てる。個人的に八反錦生はあまり好きじゃないのでパスするとしても龍の落とし子なんかで生が出たらぜひ買いたい。去年は1月に龍の落とし子生が出てた模様なのでこまめにチェックしたいと思う。また、去年ざりがに的に大ヒットだった裏雅山流香華と新本丸との比較はぜひやりたいと思う。新本丸がこの酒質なら去年の感覚で言えば互角とは言えずともプレミアその他を考慮すれば香華生もかなりいい線いってるのではないかと思うのでそちらも期待したい。
2007年01月07日
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今の時期、十四代といえばこれを飲まずして語れないでしょう。【十四代 新本丸 槽垂れ】です!去年は出荷されてすぐの封切り初飲みで飲んだのですが、酒質は非常に硬くただ飲みやすいだけのお酒、というイメージで通常品の本丸の方がずっとうまいと思ったものでした。今回はみみずさんのブログ情報などを踏まえて事前に開封した後少々置いて飲みました。立ち香。お!これはすごい果実香だぞ!・・・・ん?どこかで嗅いだことのある吟醸香・・・・。これは、村祐純米大吟醸亀口取りか!?すぐに保存してあった亀口を取り出して確認。うん、間違いない。この果実香は村祐の吟醸香にとても近い。これは新しい発見だ。さて一口。う、う、うまいーーー!!!!なんという含み香。なんという味わい。去年のイメージとはまったく違う酒ですね。そして通常品の本丸ともまったく違う酒です。果実感たっぷりに膨らむ含み香と味わいのファーストアタック。中盤以降もそのバランスを維持したまましかし最後はきれいに切れていく。そこにアル添感なんぞ微塵も感じません。素晴らしい。これぞまさに理想の生酒です。イメージとしては村祐純米大吟醸亀口取りが最も近いかな。でも村祐ほど甘みを感じない。村祐ではちょっと甘すぎる、という人にも間違いなく受け入れられる果実感。村祐純米大吟醸亀口取りにも大いに感動したけど日本酒としては新本丸の方が甘さと酸とのバランスがいい。脱帽という言葉じゃ足りないくらい感動する酒だ。今回は2300円での購入だったけど、この酒が2300円って十四代はどうなっているんでしょう。下のグレードに手を抜かないにもほどがある。これだけプレミアがついて大人気なのにこの蔵の姿勢。風の森も真っ青の心意気ですよ。ここで本丸の旨さに迫る豆知識。十四代でも本丸だけはラベルに「秘伝玉返し」とあります。これの意味知ってますか?「玉」は水、「返し」は出汁でおなじみ足すこと。つまり今風に言うと加水調整って意味ですな。江戸時代の昔、旨い酒とまずい酒を分ける最大の分かれ目はこの「玉返し」だった。いかに酒の味を保ったまま量を文字通り水増しするか。このさじ加減が門外不出といわれるくらい重要な技法あだったそうです。確かに本丸は十四代の中での位置づけは普及酒であり、度数もシリーズで最も低い15度。しかしその味わいたるやとても度数と値段からは計り知れない、まさに珠玉の酒ともいえる味。この味わいの秘訣はまさに「秘伝」の「玉返し」にある、のかもしれませんね。今回は運良く二本確保できましたので贅沢にも一本は氷温庫で寝かせて自家製秋上がりにしてみようかなと思います。こちらのレビューも乞うご期待。
2007年01月05日
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実はこの構想、というか妄想は、モデル酒屋さんがあったんです。それは、はせがわ酒店表参道店です。仕事柄近くを通るのでちょくちょく寄っているのですが、こちらの酒屋さんのコンセプトはとても先鋭的です。壁一面のセラーに並ぶ日本酒は全て4合瓶。持ち運びと気軽さを追求しての試みなのでしょう。更にバーカウンター。これも気軽に日本酒の味を見てもらうという面では理想的な形です。私なんかは小心者なので試飲だと何か買わなくちゃ、と思ってしまいますが、料金を払って飲むのであれば気軽に新規銘柄を試すこともできます。ちなみにこのバーカウンター、名前はともかく神奈川に住んでいた頃も近くの酒屋さんでやってました。あちらはどちらかというと一杯立飲みでしたが(笑)。いや、それはそれでいいと思うんですよね。見た目はともかく気軽に試せる場というものに価値があると思いますし。ただ、このバーカウンター方式には決定的な欠点がありまして、店の立地に大きく依存してしまうことです。飲酒運転を酒屋自らが勧めるようなことは許されませんからね。車でしかいけない立地ではそもそも無理かもしれません。ちょっと話が脱線しましたが、はせがわ酒店さんなら何かやってくれそうな気がするんです。全商品セラー収納で4合瓶とくれば次はもうスーパー生詰酒しかないじゃないですか!いや、単なる妄想なんですけどね^^;今のところはせがわ酒店さんのPBは飛露喜大吟醸や磯自慢プレミアムのような、いわばマニア向けのお酒が多いように感じておりますが、それは表参道店を定着させるための布石だと理解してます。お店が定着した後は、やはり立地を生かした新規開拓でしょう。新規開拓についてははせがわ酒店さんのことですからとんでもない隠し玉を用意している気がしてなりません。良くも悪くも日本酒が売れる時代が来るとすれば、必要なのはイメージの変化と手軽さです。親父の酒、一升瓶という現状を打破できれば、ワイン規模では売れると思うのですけどねえ・・・。それには大手酒造メーカーが改めないと無理なのかも・・・・。
2007年01月03日
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新年あけましておめでとうございます。今年も「酒は飲んでも飲まれるな」を合言葉に楽しく飲んでいきましょう!さて、みみずさんのブログで大変興味深い記事がありました。「スーパー晩酌酒」なるものです。これは中野の酒屋さんであるマチダヤさんが行っているPBで、簡単にいうとそこらにしばらくほっといても味が劣化せず、かつ安い酒を造ろう、というものです。これには私も呆れました。いったいどこを見て商売しているのだろうと。確かに2007年は団塊景気と予見されるくらい団塊の世代がクローズアップされる年になるでしょう。だからといってスーパー晩酌酒のコンセプトはあまりに時代に逆行しすぎです。はっきりいって団塊の世代は何もいわなくても酒飲むんですよ。しかも晩酌で一升2000円近い酒を毎日飲めるお父さんはそれほどいません、というか山ノ神がそれを許しません^^;私の周りにも団塊世代の先輩がたくさんいますが、完全に二極化されてます。他方は日本酒ならパック酒でいい派、他方は好みの銘柄を飲み続ける派(主に新潟端麗辛口)です。なので2000円が1850円になっても大勢に影響はないんですよ。それならむしろお父さん大好きな新潟端麗辛口酒を定価で安定して販売するほうがずっと喜ばれるはず。蔵元に無理いってPBを造って頂くなら、私なら間違いなくこれを造ってもらいます。「スーパー生詰酒」スーパー生詰酒、これでしょう。生の風味を残しつつ火入れで酒質を安定させ、永く日本酒でしか味わえない旨さを堪能していただく。もちろん要冷蔵なので4合瓶を主力とし、価格は4合1500円、一升3000円。まあ全品要冷蔵の上4合が主力という時点で造る側も売る側も相当な負担になるので経営者としてはだめなんですけどね。でも、これからの時代を考えればあながち悪くないコンセントじゃないかなあと思います、っていうか私なら絶対買う(笑)。妄想はこれくらいにして、今年は世でいうプレミア酒を中心に飲んでいこうかな、と思ってます。これには理由がふたつありまして、ひとつは妻が懐妊してるため飲む機会自体が少ない=冒険的銘柄に挑戦しづらいこと。もうひとつは去年の目標だった「CPの高い酒」とプレミア酒がどの程度違うのかを確かめたいから。個人的には2000円では風の森・香華生、3000円ではくどき上手酒未来・而今純米吟醸、4000円では村祐亀口がベストだと思ってます。もちろん酒はひとつひとつがonly.1だから単純な比較はできません。飲んだ印象と価格比での満足感で判断していきたいなあと思ってます。乞うご期待!?
2007年01月02日
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