遊女asomeさん

ご訪問ありがとうございました。
私も、読書カテゴリの中に漫画ってほとんど入らないのです。でも、ごく少数の「はまった」作品群は、全巻そろえて何度も読んでます。
「BSマンガ夜話」は、書評番組として見るにはなかなか面白く、毎シリーズ楽しみに見ているんですよ。
これからもよろしくお願いいたします! (2004.11.15 01:55:20)

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カテゴリ: 本の話
何度読んでも、その度に声をあげて泣いてしまう本があります。


だってこれ、4コマのギャグ漫画なのです。

NHK「BSマンガ夜話」で、並み居る評論家や作家の方々が「とにかく泣ける!」と絶賛した翌日、Amazonの文庫売上第一位になったという、曰くつきの作品でもあります。

私は、呉智英さんが何かの雑誌の書評欄で、これまた熱狂的な賞賛のコメントを書き連ねられているのを読んでから気になっておりました。
手に入れた時、最後の10ページはティッシュの山を築きながら、ほんとうに嗚咽しながら読了しました。

自虐の詩(上巻) ( 著者: 業田良家 | 出版社: 竹書房 ) 自虐の詩(下巻) ( 著者: 業田良家 | 出版社: 竹書房 )

ただ、何がそんなに心をゆさぶるのかを、言葉で表現するのはとても難しくて、友達にもなかなか薦められずにいます。
主人公は、定食屋で働くユキエと、その同居人で元ヤクザ、今はユキエの「ヒモ」…のイサオ。
4コマ漫画のオチの大部分が、イサオの「ちゃぶ台がえし」で終わるパターン。本当に貧乏で、情けない二人の生活を中心に物語が進んでいき、後半、ユキエがこれまで歩んできた人生の物語が明かされていくところから、すごいドラマが展開されて行きます。


読んだことのない人には、何がなにやら?な文章になってしまいましたが、読後は毎回、涙をぬぐいながらも、お腹の芯にどっしりとエネルギーが湧いてくるような作品です。

何となく、毎日をただ生きるだけでも精一杯になってしまうような、心に余裕のない時に、手を伸ばしたくなる本なのでした。

カフェ・ド・ラクテンブックス





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最終更新日  2004.11.12 12:47:38
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Re:業田良家 「自虐の詩」を(また)読んだ。(11/12)  
遊女asome  さん
こんばんわ!遊女asomeです 

コメントありがとうございます。
しかしこの漫画面白そうですね。

最近すっかりマンガを読まなくなって久しく、今日久々になつかしの萩尾望都の新しい漫画があって、ふーんと思って手にとったんですが、買うまでにはいたりませんでした。初めて聞く名前ですし、漫画界から随分離れていたなーと思う次第です。

私の読まない分野の本が紹介されていて、とっても参考になりました。

またよらせていただきますね!

(2004.11.12 22:05:06)

大人の漫画生活  
サリィ斉藤  さん

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