Daychanさん

大河ドラマって、知っていそうで知らなかった日本の歴史を、端的におさらいするにはとっても役立つツールですよね。
主人公がどちらの側になるか?によって、同じ事件を描いていても、善と悪が正反対になっていたりして、まさに「勝てば官軍」ということを念頭において史実を見ていかなければいけないな、と思ったりします。
「映像の世紀」は、ドラマではなくすべてリアルの映像ですから、その迫力はすごいものがありますよ。最近は不祥事が目立つNHKですが、民放には出来ないドラマ作り・番組作りをこれからもがんばってほしいです。
これからもよろしくお願いしますね! (2004.11.15 18:31:00)

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2004.11.14
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テーマ: 新撰組!(307)
カテゴリ: 今日のつぶやき
今朝のニュースで、紀宮さまのご婚約を知り、同学年の者として感慨深いものがありました。
同い年の「サーヤ」だってまだ独身だもんね~焦らないわ、と常日頃言いながら、シングル生活を謳歌している女友達の顔が浮かんで、果たしてこのニュースは日本の非婚率を下げるだろうか?と思ったり。

というのは今日の本題ではなく、NHKの大河ドラマ「新選組!」のお話です。
いかにも三谷幸喜というテイストで、爽快な青春群像として描かれてきた彼らの物語も、史実の通り、最近は時代の潮流に逆行するような形で、一人、またひとりと仲間が命を落としています。

今回は、多摩の小さな道場主だった頃から、近藤勇の側に仕えた井上源三郎が、鳥羽伏見の戦いで命を落とす物語。CGまで使った演出には、ちょっとやり過ぎ?の感想もありますが、小林隆さんの持ち味が、思いがけずドラマチックな人生を送る自分に、我ながら驚いている…そんな「源さん」を、見事に作り上げていたと思います。

官軍の銃に刀で立ち向かって、あえなく死んでいく源さん。前回は、近藤局長も狙撃によって傷を負い、医者に「この傷が治る頃には、剣の時代は終わっているかもしれない」と言われています。
先日見た映画「隠し剣 鬼の爪」でも、刀を精神的支柱として生きてきた侍が、鉄砲の時代にどう生きるか?という描写があったので、う~ん、ここでもそういう葛藤があったのか…と。

もう、何度か再放送されているNHKスペシャル「映像の世紀」シリーズ。DVDも発売されているので、ご存知の方も多いと思います。
20世紀の100年間を、残された貴重な映像記録を元にふりかえるこの番組。特に印象に残っているのが、第一次世界大戦を描いた第二集です。
『映像の世紀 第2集(DVD)』


その過程が、幕末に「侍」として生きたいと願いながらも、変わりゆく時代に翻弄されていく武士たちの姿に重なるのでした。

この番組の最後は、この大戦について述べられた、ウィンストン・チャーチルの回顧録の一節で締めくくられています。
~~~
戦争から、きらめきと魔術的な美がついに奪い盗られてしまった。
アレクサンダーやシーザーやナポレオンが、兵士たちと危険を分かち合いながら、馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する。
そんなことはもうなくなった。
これからの英雄は、安全で静かで、物憂い事務室にいて書記官たちに囲まれて座る。
一方、何千という兵士たちが、電話一本で機械の力によって殺され息の根を止められる。
これから先に起こる戦争は、女性や子供や一般市民全体を殺す事になるだろう。
やがて、それぞれの国々は大規模で、限界のない、一度発動されたら制御不能となるような破壊の為のシステムを産み出すことになる。
人類は、初めて自分たちを絶滅させることが出来る道具を手に入れた。

~~~
ドラマが終わって、ニュース番組を見れば、今週激しい戦闘が繰り広げられたイラクの映像。
2004年、人間は果たしてあの頃から進化を遂げたと言えるのでしょうか。





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最終更新日  2004.11.15 02:44:07
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Re:「新選組!」と「映像の世紀」(11/14)  
Daychan  さん
はじめまして☆カキコありがとうございます。歴史音痴の私は、全く手探りで大河の新選組を観ました。幕末ぐらい知って置きたいと言う気持ちがあったからです。明治に入って日本は大きく変化し、今の日本の土台となったと思ってるからです。サリィさんの文章は、とても考えさせられました。(ごめんなさい。感想が下手なのです。)
イラク戦争とか、一般殺人でもそうですけれど、命の重みが本当に減っていますね。
武器から大量殺人を作り出すものが発明され・・・刀一つで立ち向かっていく隊士達には心が揺さぶられました。ブッシュ再選は、愕然としました。
こんな事しか書けなくてごめんなさい。私の日記の方でもコメントを入れて置きますので良かったらまた、遊びに来てくださいね。
(2004.11.15 10:40:43)

ご訪問ありがとうございます  
サリィ斉藤  さん

わたしもー  
映像の世紀、見ました。夫は全部ビデオにとってました・・。
さりぃさんと同じような感慨を持ちました。
今回の新撰組は人物設定がなかなか現代的なためもあり臨場感がありますよね。現代には到底置き換えられないけれど、と注釈入れつつあえて置き換えながら引き比べると、歴史が変わっていくってこんな感じなのかな~と胸が熱くなりました。
ところで私も紀宮様と同学年♪ 幼いころは「似ているわね」がほめ言葉でした(^^;)。」 (2004.11.16 20:15:19)

映像の世紀  
サリィ斉藤  さん
ともともともりんさん
>映像の世紀、見ました。夫は全部ビデオにとってました・・。
あの番組を見ると、しばらくテーマ曲(加古隆さんの“パリは燃えているか”)が頭から離れませんよね。アニメで有名なスタジオジブリでも、宮崎駿監督の以降で、社員みんなで番組のビデオを見る会が催されていた時期があったそうですよ。
歴史上の人物と、現代に生きる私たちとの間には、おかれた状況や環境の違いなど大きな隔たりがありますが、同じ人間のこととして、自分の気持ちに引き寄せて考えることは大切だと思います。 (2004.11.17 02:39:59)

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