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サリィ斉藤

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カテゴリ: 今日のつぶやき
NHKのドラマ「カーネーション」で、主人公の糸子は、夫に召集令状が届いた瞬間

「…あ、来てしもうた」

と心中でつぶやく。
いつかはそういう時が来る、と覚悟していることが、実際に身にふりかかった時、人間は意外とそんな風に、どこか気が抜けたようなリアクションを取ってしまうものなのかもしれません。

翌日からの旅行に向けて準備をしていた金曜日の午後、会社の夫から「転勤、決まった」という電話を受けた時の私も、ポカンと夫の話を聞くだけだったような気がします。イヤでも応でも、その時は来る。突然来る。

…そういう訳で、8年の歳月を送ったこの街を離れて、新しい年には新しい場所での生活を始めることになりました。
2週間足らずで現地に赴任する夫も大変ですが、年内に住む場所を決めて引っ越しの準備をする私も、結構…大変なような気がします(笑)

足を踏み入れたこともない、知り合いも誰ひとりいない土地での、ゼロからのスタートに不安要素を挙げればキリがないし、何より本当に良くしてくれたお友達と遠く離れるのは、心細く寂しいことです。今は、感情より理性をフル稼働させる局面だと感じています。

私は元からおめでたい性格に生れついて、何とかなるでしょう、とすぐ物事を楽観してしまうタイプ。


生活の変化にはいつか慣れる。新しい出会いは必ずある。そして、一度つながった人とのご縁は、大切にしようと思えば距離なんて関係なく続いていく。
昔と違って今の私には、そのことがよくわかっているから。

その差に気がついた時、ああ、経験が自分を助けるというのはこういうことなんだ!と、この歳にして心底理解したのでした。

どんな経験も、しないよりはしておいた方がいい。日々を重ねて歳をとっていくことの価値って、そういうことなんだ…と気づかされ、地獄極楽は胸先三寸、面白がって前向きに!をスローガンに、新生活への準備を進めている現状です。

そんな訳で今週末は、生れて初めて訪れる山陰地方へ、部屋探しの旅に出かけてきます。わが家の断捨離は加速度をつけて進むことでしょう(笑)がんばります。

橋の上のかもめ

この冬はもう会えないかなぁ…





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最終更新日  2011.12.14 09:58:11
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