Day 38で冠詞theの最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手(読み手)にその名詞が自動的に特定できるかどうかという 話し手の判断
です、という説明をしましたね。では「聞き手(読み手)に名詞が特定できる」と話し手が判断できるのはどのような場合があるかを考えてみましょう。大きく別けると、次の4つの場合があります。
1.Where is Ellen? She is in ( the
) kitchen. [訳]エレンはどこにいますか?エレンなら台所にいます。
エレンがいる台所がこの会話がなされている場所の台所であることは明白ですよね。ならば、聞き手はどの台所か特定できますね。したがって、話し手は聞き手が台所を特定できると判断して定冠詞 the
を用いるのです。
私は中学生の頃に「家の中の場所には定冠詞theを用いる」と習った記憶があります。これは今から約30年近く前のことですから、今の中学校ではこのような教え方はしていないと思いますが、当時の私はこの強引な解釈を勘違いして覚えたため、I saw a beautiful kitchen in a magazine. a
になるのか混乱したことを覚えています。もし解釈が「 会話のなされている
家の中の場所には定冠詞theを用いる」だったなら勘違いをしなかったかもしれませんね (+_+)
She is in the
kitchen. と答えた話し手は、聞き手が台所を特定できると判断しているだけなのです。同じ家の中にいるのだから当然聞き手はその家の台所だと判断できますよね。I saw a
beautiful kitchen in a magazine.と言った話し手は、聞き手がその台所を特定できないと判断し、 a
を用いたのです。当然、聞き手はどの雑誌のどの台所のことかもちろん知りませんよね。