学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

2019年07月03日
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カテゴリ: 名詞・冠詞
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本日の問題

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次の英文を訳してください。


1) The boy who is wearing a baseball cap is my son.

2) The boy wearing a baseball cap is my son.










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今回は東京セミナーからの質問を紹介します。


英語脳の思考スイッチが入ると出てくる質問です。


両者の意味的違いは何?


1) I went to the post office this morning.

2) I went to a post office this morning.



















答:
1) いつも利用している郵便局に行った
2) ふだん利用しない郵便局に行った


見た目には冠詞 a と the の違いだけですが、しかし、 a と the では伝達情報が異なります。


ふだん、あまり
 a と the を意識しない学習者の方も多いと思いますが、英語という言語の中でこの2者はとても重要な働きをしています。


ちなみに最もよく使われる単語ベスト30の中で、the は堂々の1位なのです。


その単語をふだんから意識しないなんて、かわいそう、いや、むしろ the に失礼だと思いませんか?


まぁ、冗談はさておき、


「どうして英語では a、the を使うのか?」


これを理解するためには文化的背景をまず理解する必要があります。


英語はローコンテクスト文化の言語。


それに対して、日本語はハイコンテクスト文化の言語。


つまり、英語と日本語は180度異なる言語なのです。


ここで言うコンテクストとは「文化背景」「文脈」「共通知識」「価値観」などのことです。


日本語はハイコンテクスト。コンテクスト、つまり「文脈」「共通知識」「価値観」などの共有性が高い文化のことで、伝える努力やスキルがなくても、お互いに相手の意図を察しあうことで、なんとなく通じてしまう言語のことです。


だから、ツーカー言語とも呼ばれるのです。


ハイコンテクストの言語は「聞き手責任」のコミュニケーション。


それに対して、ローコンテクストの英語は、簡単に言うと、これらのことに依存せず、あくまでも言語によるコミュニケーションを図ろうとすることです。


したがって、必然的に「話し手責任」のコミュニケーションとなります。


だから、英語では冠詞 a や the を使って、話し手が言葉で全てを伝えようとするのです。


日本語なら「今朝、郵便局に行ってきた」と言えば、話し手がどの郵便局に行ったのか 聞き手が発話の場所から想像してくれます。もしくは、ハイコンテクストの日本語では、そこまで郵便局を特定する必要もないのかもしれません。


では、会社で同僚が「今朝、郵便局に行ってきた」と伝えている場面を想像してみましょう。


聞き手のあなたは同僚がどこの郵便局に行ったのかわかりますよね。おそらく、会社から一番近い、いつも行く郵便局ではないでしょうか。日本語ではわざわざ「いつも行く」などと言わなくとも聞き手は理解してくれますよね。


しかし、ローコンテクストの英語ではそうはいきません。


「いつも行く郵便局」ということを言葉で伝えなければいけないのです。


しかし、わざわざ I always go (いつも行く) と表現しなくとも the を使えばいつもの郵便局を指してくれるのです。


the を使うときは、ある名詞が何を指している自動的に聞き手(読み手)が特定できると話し手(書き手)が判断したときです。


1) I went to the post office this morning.


the post office と the を使うことで聞き手は自動的に会社から一番近い、いつもの郵便局を特定できるのです。


なぜならば、その郵便局だけが話し手と聞き手の間で共有できている特定の郵便局だからです。


それに対して、a/an を使うときは、初めて話題にのぼる人またはモノを聞き手(読み手)が、その表している人またはモノを特定できないと話し手(書き手)が判断したとき。


2) I went to a post office this morning.


a post office と a を使うときは、話し手は聞き手が郵便局を特定できないと判断しているのです。なぜならば、話し手はいつも行く郵便局でなく、どこか別の地区にある郵便局に行ったからです。


先に述べたように、英語はローコンテクスト、言葉で全てを伝えようとする言語。だから話し手は細かいようですが、 the a を用いて、いつもの郵便局なのか、または、いつも利用しない郵便局なのかを聞き手がわかるように伝えなければならないのです。


ハイコンテクストの日本語を使う私たちには面倒くさいことかもしれませんが、ここをきちんと理解しておかないと英語という言語を深く理解できません。


英語は話し手責任、言葉で全てを伝える思考回路を構築しましょう!


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最終更新日  2019年07月04日 10時56分47秒
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