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2025年12月03日
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カテゴリ: 戦争ゲーム
ゲームでは戦争だらけです。人は戦争が大好きなのです。機会があれば戦争をしたがる生き物です。戦争中はつらいこともありますがそれを補って余りあるほどの幸せももたらします。特に勝利の味は格別なのです。それに一度負けたからと言ってすぐに終わりでもありません。生き残りさえすれば捲土重来を期して仇をうつことも可能です。それに成功すれば大変な名誉となります。歴史上そういう勝利もたくさんあります。源平合戦もそうですね。一度負けた源氏が結局最後には平氏を亡ぼしてしまいます。

 しかし現実の戦争は大変な不幸を多くの人々にもたらします。勝利の美酒も一瞬です。皮肉なもので勝ったと思っていたら、なぜかそれが原因で必ず新たな次の戦いに引き込まれるのです。そしてそれは自分たちが滅びるまで続きます。無間地獄なのです。平氏に勝った源氏もわずか三代で滅ぼされてしまいました。それも味方にです。

 歴史を通じてそれがわかっていても人は戦争をする機会があればやってみたくなるのです。ではどうやって引き起こすのでしょうか。

 簡単なことなのです。仲間割れを起こせばいいのです。まず味方から陥れるのです。裏切りです。これで敵からの攻撃を誘います。敵をだますにはまず味方からと言いますが戦争を起こすにはまず味方から殺すのです。

 私は戦争は絶対反対です。しかしゲームでは戦争ばかりしています。楽しんでいます。それは自分が死なないからではありません。また人を本当に殺していないから罪の意識がないわけでもないです。単純に面白いからやっているのです。

 戦争はまず自分の身内の中にある対立の種をじわっと育てることから始まります。そして芽が出たらその芽が自分たちを裏切るように仕向けるわけです。裏切った味方が敵を連れてくるのです。それで戦争がはじまります。

 高市早苗が存立危機事態発言で中国を刺激しました。中国が興奮するのは高市に本気で怒っているからはありません。国内の裏切者を恐れているからです。もっというなら戦争をしたくないからです。これが本音です。口だけが過激になります。中国自身まだ戦争できるだけの力がないと自覚しています。意外にも彼らは現実を直視しています。

 もし本気で戦争をするつもりならニコニコしているはずです。軽口をたたいているかもしれません。「うちには戦艦ないし戦うつもりもないあるよ、心配いらないあるよ」こうして高市発言をきっかけに、それにつられて台湾を独立させようとする輩が出てくるのを待ちます。これを口実に戦争を始められます。結果はどうでもいい。自慢の軍隊を動かしてみたいのです。そのきっかけをくれた高市グッジョブといったところでしょうか。逆に言うなら中国軍はまだ自慢できる状態ではないのです。

 真珠湾を奇襲した日本もそうです。外交交渉では最後まで戦争回避を目論んでいました。でも実は山本五十六自身が本音ではアメリカと戦ってみたかったのです。だから逆に開戦反対を唱えました。そうすれば自分にたてつく連中が反動で戦争を進めようとするからです。開戦当初から海軍はすでに内部で分裂していたのです。



 本気で戦争に反対するなら海軍を日本の沿岸につなぎ留めておいたでしょう。完全な防御戦略です。勝利もない代わりに決定的な敗北もない。燃料がなくても5,6年は何とかなります。狭い日本の周囲だけなら燃料も少なくて済みます。禁輸などそれほど恐れるに足りません。なんなら満州をあきらめてアメリカの手先になっても良かったはずです。当時のアメリカの世論も戦争には反対だったのですから。それがルーズベルトの悩みでもあったのです。もちろん彼も戦争をしたかったのです。だからあえて真珠湾を犠牲にして国論をまとめたという陰謀論までありました。

 一方の日本も当時から全然バラバラでした。だから戦争になったのだと言えます。反対派をぎゃふんと言わせたいだけだったのです。勝利の見込みはほとんどありませんでした。

 その後のアメリカも世界最強の軍事力を誇りながら最近の戦争ではいいところがありません。目先の戦いに勝っているだけで状況を余計ややこしくしています。

 プーチンもソ連崩壊後の軍隊を必死で再建しました。小出しにした軍事作戦で成功したことに変な自信を持ち本格的にウクライナを攻めて大いに躓きました。結局彼も自分の軍隊を動かしてみたかっただけだったのです。私のゲームと変わりがない。

 結果はどうでもいい、立派に育てた軍隊をちょっと動かしてみたい、その動機だけで戦争を始めてしまうのが人間なのです。ゲームをしていて人の業の深さにため息をつきます。簡単に軍事から手を引くことはできないのです。そして核兵器が登場し一番の敵が戦争そのものになってしまいました。

Destiny OPDestiny 体験版を遊びつくしてみた。
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!





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最終更新日  2025年12月03日 23時00分39秒
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