里天使

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2004.02.02

死について

(9)

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先週、たった1週間だけの在宅をし、家に帰れる事のできた、彼女が亡くなりました。

今まで、私は看護職に着いて、沢山の方との出会いと、別れを経験してきました。死という別れも沢山出会いました。

病棟では、いつもお話をしていた方が自然に死に向かっていかれる姿・・・悲しみはもちろんありましたが、不思議な感じはありませんでした。

私が救急外来の日直・当直をするようになり、初めて人との出会いについて考えさせられるようになりました。
救急車で運ばれ、意識なく、あるいはもう生命はなく来られ、死を迎えられる場に立ち、「なぜ私はこの人と今こうして、ここに居るんだろうか、出会ったのだろうか・・」と思いました。
「命あるときには出会わずして、人生の最期のこの場に、家族より先にこうして私が傍に居る」
とても不思議な気持ちがしました。
その後こうした出会いが何度もあり、私は、「なぜか全く知らない、知らなかったこの人は最期に私を選んでくれたのかなぁ～」とさえ思うようになりました。

私はいつも思っています。
私の旅立ちには、私の知らない人との出会いがあるのだろう・・と

その時にご迷惑がかからないようにと（？）少しでもスマートにとは思っている今日この頃です。(^_^;)

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