Scotch ケンの放言どころ

Scotch ケンの放言どころ

2018年03月04日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


  角栄氏を書いた本である。

  学生時代からノンポリだった私が政治に興味を持ち出したのは角さん
  が総理大臣になってからである。1972年頃のことであった。
  結婚して家庭を持ち、家でテレビを見るようになって、角さんが頻繁に
  露出するようになった。角さんは政治を、また数字を諳んじていて滔々
  口から述べられた。当時からコンピューターつきブルトーザーと呼ばれ
  その行動力とアタマの良さは折り紙つきだった。

  それまでの政治は自民党の独壇場で官僚上がりの総理ばかりで社会党が
  対立野党で戦後長い間つづいていた。それが角さんが総理大臣になって
  コロッと変わった。エライもんである。テレビで口からポンポンと数字
  を出して説明すると政治がホントわかり易かった。

  今でこそ公然になったが角さんは「日本列島改造論」を政策に掲げ実行
  に移したのである。それまでは中央と地方の格差は大きかったのがその
  歪みを埋めて日本国を一億総中流に貢献したのは列島改造が大きく寄与
  したのは間違いない。つまり道路建設を促進し物流を容易にしたのだ。
  地方から中央へ、中央から地方へとモノの移動、人の移動を促進したの
  である。土建屋上がりの角さんの面目躍如たるところ。

  角さん以降、小沢一郎が「日本改造計画」なる本を出した時、それを読
  んでホホウと感心してしばらくは私淑した。彼は角さんと違って自分で
  総理になってやろうとしないで幹事長の立場で金庫を握りウラでトップ
  を操るフィクサーの域を出ようとしなく自分の蓄財に励んだだけだった。
  政党を作っては壊しして蓄財を暴かれると秘書に罪をかぶせて無罪を勝
  ち取る卑劣漢。私は大変に失望したのである。ロッキードで失墜したが
  角さんは部下たちにするだけのことをして最後は罪を自らかぶったので
  ある。これほど潔い政治家がいただろうか。

  今、「天才」を読んでいる途中だがつい角さんのことを書きたくなって
  こうして書き始めた。この慎太郎氏の本はノンフィクションだから大部分
  事実で大変面白い。
  政治の世界は魑魅魍魎が跋扈するし、権力を握るための権謀術数を巡らす
  独特なものというのは漠然とであるが知っている。そんな世界に新潟から
  出た高等小学校卒の田中角栄氏が躍り出たのである。余程の知力と経験が
  なければ東大はじめ日本の一流大学出がウヨウヨする国会議員などにはな
  れなかったろう。角さんは「あんたら土方をやって汗水たらしてトロッコ
  押したことがありますかね」とエエシのボンばかりの国会議員の前で平気
  で言ったという。周りからは一言もなかった。

  もっともっと書きたいがこの本を読んでからまた書いてみたいと思う。
  慎太郎氏も「ナニで障子を破った」で芥川賞を獲ったが彼はやはり小説家
  の方が性に合っている。先鋭的な人だから本なら自分の好きなことが書け
  るが政治の世界ではどうしても毀誉褒貶の人でありすぎた。まあかなりの
  蓄財をそれらで成し遂げたからそれはそれで本望だろうけど。ではまた。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018年03月04日 12時48分53秒
コメント(20) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

scotchケン

scotchケン

カレンダー

お気に入りブログ

台風、紫陽花、炊き… New! kororin912さん

ジャガイモ跡の耕し… New! グランパ3255さん

漏水箇所の修理後の… New! Pearunさん

台風が来ませんよう… New! ごねあさん

町かど工房 yasuppe… やすっぺ09さん
退職後のブログ kyuu9514さん
ネコファミリーとグ… ララキャットさん
前向きに行こう! himawari6017さん
峠の向こうに春があ… ケイサン9574さん

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: