Scotch ケンの放言どころ

Scotch ケンの放言どころ

2018年09月22日
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  があるらしいので秋のお彼岸のお墓参りは中止にした。次は年末だから
  すぐである。

  さて、「平成」を大和言葉でいうとヘナリ。「辺(へ)にある」ことで
  つまり”野辺”のことになるらしい。野辺のあぜ道などには今頃彼岸花が
  真っ赤に咲いているころだ。私が毎朝行く公園にも彼岸花(曼珠沙華)
  が赤い帯をつくって咲き誇っている。

  お彼岸、野辺のお墓も近年、持ち主不在のまま放置されて墓守も困って
  いる。都会に住む人間にとってはお墓は頭の痛い問題である。我が家は
  幸いに21年前に父が泉下に行った時北海道のお墓を墓終い(お坊さんに
  拝んでもらい、お墓を業者に始末してもらった)して、大阪箕面の北摂
  霊園に新たにお墓を作った。そこに持ってきた祖父母の分骨と共に両親
  も埋葬してある。我々の彼岸の住処もいずれそこになる。

  「オレが死んだら骨は大空に風に乗せて撒いてもらうか、海にバラ撒い
  てくれ」と夏目漱石も永井荷風もそう言って亡くなったという。ところ
  が周囲が盛大な葬式をし、立派なお墓がつくられ生前の遺言は守られな
  かったようである。

  「わがためは墓もつくらじ、しかれども亡き後なればすべもなし、ひと
  のまにまに」と民俗学者折口信夫が歌った。俗世のしがらみを諦観して
  いたのだろう。結局そういうことになって本人たちの思惑とは違って残
  った者の考えや打算、気兼ねなどに左右されるのがオチである。
  死後のことは誰も分からない、”うらめしや~”と化けて出る訳にもいか
  んから言うだけは言って、あとは残る人たちに任せるよりしょうがない。

  我が家のお墓は息子が私の後にお守りしてくれるだろうし、孫も男の子
  だからあと二代は大丈夫であろう。その後はどうなるかは分からない。





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最終更新日  2018年09月22日 10時00分44秒
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