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5/31(土) おはようございます。眠いっす。福田隆浩『熱風』講談社盲学校に通う中学2年の孝司は、物心がついた頃には耳に補聴器をつけなければならない生活を余儀失くされていた。忙しく働く親は手話をちゃんと覚えることもままならず、孝司自身も重荷となっている負い目もあり、コミュニケーション不足のままこれまで過ごしてきて、孝司にとって唯一テニスだけが心の支えだった。そんな孝司のいる桜庭テニス会に入ってきたのが、過去、試合でこてんぱんにやられた中山順一だった。順一も孝司と同じく障害を抱えていて、いつもかぶっている白い帽子の理由は汎発型円形脱毛症を隠すためで、前にいたテニスサークルで酷い目に遭い、桜庭テニス会に移ってきたのだという。ある日、コーチから孝司は順一とペアを組むことを命令された。因縁の相手との試合にダブルスで臨まねばならない二人は猛練習に励むが、頑固で負けず嫌いの二人は反目しあいぶつかってばかりなのだった。それでも二人にとってテニスをしている間は、家族のことや学校のこと、なにより自分の障害のことについてあれこれ考えなくてすむのが救いとなっていた。少しずつお互いをわかり合っていく二人だったが、試合を目の前にして順一が突然練習に来なくなってしまった。孝司は順一を信じてひたすら待つのだった・・・。第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞作です。「熱い」作品ですが、ちょっと痛々しいところがあります。それを差し引いても、十分読むに値するとは思います。様々な事情を抱えながらも逞しく前向きに生きていきたいということを再認識させてくれました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】熱...価格:1,512円(税込、送料込)いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2014年05月31日
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5/24(土)おはようございます。いい天気ですね。外出日和。僕は疲れ気味です。誰か美味しいものごちそうして頂けませんか?(笑)。良い休日をお過ごしください。高田侑『フェイバリット』新潮社城井由真は保育士の資格を取得するのに2年、就職先を見つけるまでさらに1年をかけて、そこから7年間勤めてきたが、何も報われることなく、胃潰瘍になったり、円形脱毛症になったりと身体が悲鳴を上げるに至って退職を決意した。退職して2ヶ月経って、自分が何をしたいのか依然わからず、母親からも冷たい視線で見られるようになり焦る由真には、29歳という年齢もまた重くのしかかっていた。そんな由真に声を掛けてきたのが、幼なじみのハツモだった。ハツモはあだ名で初茂一幸というのが彼の名前だったが、珍しい名字のためにハツモがそのまま愛称になったのだ。小学校からの幼なじみで、高校も同じだった彼を男として意識したことはなかった。それは、30歳手前にして髪は薄く、少し太り気味、要は「いけてない」のだった。でも、フリーカメラマンをしているハツモが連れて行ってくれるところには、何ものにもかえ難い魅力があったのだ。ハツモには、会った人を魅了し、何気なく相手の懐に入り、仲間を増やし、色々な人たちと楽しい時間を共有することが出来るという才能があり、牛の撮影会、築地市場、横浜ふ頭のクレーン作業場、寄生虫博物館、大声コンテストなどに連れていかれた由真は、いつもどきどきを味あわせてくれるハツモに惹かれていくのだった。著者は2003年第4回ホラーサスペンス大賞を受賞した方で、この作品は唯一のほんわかもの。他は怖いものばっか・・・。こっちの方が似合っている気がするのは僕だけなのでしょうか?お金が無くても楽しく過ごすことが出来て、心が軽くなる!、そんなことを味わえる二人に乾杯といったところでしょうか。読み易くていい作品でした。【楽天ブックスならいつでも送料無料】フェイバ...価格:1,512円(税込、送料込)いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2014年05月24日
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5/20(火)こんにちは。暑くなってきました。ビールが美味しくなる季節到来ですね。なかなかアップ出来なくて申し訳ないのですが、折に触れアップしていきますので、よろしくお願い致します。福田栄一『玉響荘のユーウツ』トクマ・ノベルスedge大道寺志郎は貯めたお金でメイド喫茶を始めたところ、予想を超える大当たりで笑いが止まらない状態だったが、どんぶり勘定の上に、経理の伊藤誠に売上金を持ち逃げされるなどあって、あっさり潰れてしまった。志郎のもとには借金だけが残り、利子が利子を生んで負債は500万までに膨らんでしまった。しかも最悪なことにその債権が回収屋の丹波の手に渡ってしまい、丹波から4日後の期限までに500万を返済することが出来なければ、20万の不足につき指を1本切り落とすというのだ。途方に暮れる志郎に、追い打ちをかけるかのように祖母が亡くなった。祖母が持っていたアパート・玉響荘を相続することになった志郎は、それを売却すれば借金が返せるとほくそ笑んだが、そのためには住人全員の退去が必要なのだった。軽く見ていた志郎だったが、事はそんなには甘くなかった。101号室の村井一家は近くに家を買ったが、その家には幽霊が出るので、慌てて近くの玉響荘へ移ってきたと言い、。102号室の矢坂寛人は1週間前から行方不明になっていて、105号室の佐藤というお婆ちゃんは生活保護を受けていて、他、住人も一筋縄にはいかない人々ばかりであった。尻に火が付いた志郎は、何とか退去してもらうために住人にお節介をせざるを得なくなり、駆けずり回る羽目となるのだった。志郎は難題を解決し、無事借金を返済することが出来るのだろうか。予想外に面白かった。住人がそれぞれキャラ立ちしていて、読んでいて楽しかった。寝転びながら読むのがベスト的な読み易さで、こういうのもありかなと思う。まだまだ面白い本はたくさんありますね。【中古】 玉響荘のユーウツ トクマ・ノベルズEdge/福...価格:154円(税込、送料別)いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2014年05月20日
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5/10(土)こんにちは。懲りずに久々の更新です。先日ブログを書いた時には、ようやく時間が出来てきたと思いきや、そんなの全く思い込みでその時以上に忙しくなってしまいました。そんなブログにご訪問下さる方がいるということは、間違いなく僕の支えになっています。改めて御礼申し上げます。原宏一『神楽坂のマリエ ヤッさん2』双葉社神楽坂にカフェを立ち上げたマリエは、当初は順調かに見えたが、結局店を潰すこととなった。お金もなく銀座の路上を彷徨っていたところ、ホームレスのヤッさんに助けられる。ヤッさんはその卓越した知識と人脈で築地市場や料理店を駆け回り、仲買人と料理人の相談に乗っているフードコンサルタントのようなことをしていた。ただ、その見返りとして金銭をもらうことはしないという矜持も兼ね備えていた。そんなヤッさんに弟子入りしたマリエは、今までの価値観やプライドを根底から覆されながらも、次第にヤッさんの云わんとすることが分かってくるのだった。そして、マリエは胸に秘めていたカフェ再開を決断する。前作はブログで紹介致しましたが、このパート2も面白かった。前作もそうでしたが、何故かこのシリーズは読み終わった後、銀座に行きたくなるのが不思議です。そんな店を知っているわけではないのだけれど・・・。【楽天ブックスならいつでも送料無料】神楽坂の...価格:1,620円(税込、送料込)いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2014年05月10日
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