エデンの南

エデンの南

April 9, 2006
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カテゴリ: 美術・芸術鑑賞
東京国立近代美術館に 藤田嗣治展  LEONARD FOUJITA こちら も。
ココ 愛1 ネタで書きましたが、金曜に有休とって、3つハシゴしたのでした。
まず竹橋に行き、藤田展→北の丸公園でおにぎりとパン食って休憩しながら桜見物しつつ、迷いながら 山種美術館 (ここは15分ぐらいでザッと観ちゃいました。って言っても、掛け軸とか、結構良かったですよん) →千鳥が淵の桜を写真撮りながら歩きつつ、九段下で乗車→三越前で銀座線乗り換えなのだけど、乗り換えが遠い~~~orz →上野下車。だいぶ散った桜を見つつ、 東京都美術館の『プラド美術館展』 へ。いやはや、海外パックツアーの自由時間のようじゃ。

んで、藤田展。

まあ混んではいたものの、年配の方が多く、余計なおしゃべりするうざいカップルもいなく、それほどストレスなく観られました。

ピカソのキュビズムや、仲良しだったモジリアニの影響が強く見られる作品群 (ヤン・トーロップにも似てたぞよ) から、おそらくは苦しみながら、漸く独自の様式を生み出した『巴里城門』、「デングリ返へしを打ちて喜びたる」と裏面に書いた藤田。なんてキュートなんでしょう !
その後に、とんでもなく美しい乳白色の肌を生み出すのです。

この展示会、中南米周遊時代や、日本帰国中の情緒溢れる作品、戦争の作品等等、レオナール藤田の生涯に渡っての絵の流れがわかって、大変おもしろかったです。その中でも、やはり、その乳白色の美しい裸体、きっと彼にしか描けないであろう、すんごい綺麗な繊細な1本の線、そして猫に強く強~~~く惹かれました。
自画像にも描いている、歯をちょっと覗かせてギョロ目でこっち見てる猫、最高でしょ !
鼻とか肉球とか鬚とか眉毛とか、ほんっっっとに 猫 ! !
そして女性の裸体、足の指がすんごい良いんですよ。もうわたしゃ、うっとりじっくり見入っちゃって、一点一点観るのに時間かかりました。サッと観て通り過ぎられる作品がないんだもん。

日本帰国時は、離れていた分もまとめて日本情緒に浸りたいと言っていた藤田の自画像、浴衣姿にちゃぶ台、散らばった枝豆、食べかけの魚、箸の置き方がリアルで好きです。
どの絵も周りの物にも強いこだわりを見せ、実に実に細かいです。
日本の風俗を紹介する映画も撮ってまして、「風俗日本 子供篇」が今回観られます。
ネタバレしていっすか?

切腹のマネが、ちと衝撃でした。

ラ・フォンテーヌの『寓話』 の絵も最高えがったよ~~~。絵ハガキ買いました。カタログも買いましたが。(重かった…)


晩年の絵には、子供が多く出てきます。
この子供にはモデルはなく、「私がつくりだした私の子供」と言っています。
5度も結婚しながら、子供はいなかったんですね。大変子供好きだったそうです。
んで、この子供の絵ですが、私はこれは、あまり可愛いと思えず、ちと無気味です。(^^;)

今回、 しゃけ缶さん
500円払っても、ガイド付きの方が断然おトクだと思います。あるとないとでは大違い。
作品を観るペースにもちょうど良くガイドを聞けました。

まだまだ書きたい事がいっぱいありそうですが、とにかく観に行かれてくださいませ ! !
もう1回行きたい私に 愛の1クリック を~~~。

藤田嗣治 夏の第3信 藤田嗣治画集 藤田嗣治『猫を抱く少女』複製 藤田嗣治(つぐはる)「異邦人」の生涯 藤田嗣治作品カタログ第2巻≪ブイソン編纂≫ 藤田嗣治 横たわる裸婦 1927 藤田嗣治作品カタログ第1巻≪ブイソン編纂≫ 藤田嗣治 パリからの恋文
藤田嗣治 夏の第3信
藤田嗣治画集
藤田嗣治『猫を抱く少女』複製
藤田嗣治(つぐはる)「異邦人」の生涯
藤田嗣治作品カタログ第2巻≪ブイソン編纂≫
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Last updated  April 9, 2006 01:18:01 PM
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SEAL OF CAIN @ Re[1]:破壊と再生の2024(01/01) アラネアさんへ いつもコメントありがとう…
アラネア@ Re:破壊と再生の2024(01/01) コメントが超遅くなってしまい、すみませ…
SEAL OF CAIN @ Re[1]:破壊と再生の2024(01/01) まろ0301さんへ お久しぶりです! コメン…
まろ0301 @ Re:破壊と再生の2024(01/01)  大変な年でしたね。ワタクシも交通事故…
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