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MaayanLubellNidalal-Mughrabi[エルサレム/カイロ9日ロイター]-イスラエルとパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスが米国主導の和平案の第1段で合意した。これを受けてハマスが拘束している人質全員が週末にも解放されることになった。エジプトでの合意文書への署名はイスラエル時間…
イスラエルのネタニヤフ首相は9日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結に向けて米国が提示した和平案を巡り、イスラム原理主義組織ハマスと「第1段階」に合意したとして、「すべての人質が帰還する」と声明を発表した。
ネタニヤフ氏は声明で、「イスラエルにとって外交的成功であり、国家的かつ道徳的勝利だ」と主張した。イスラエルとハマスに和平案を提示したトランプ米大統領を「偉大な友人」とたたえ、謝意を示した。
ノーベル賞委員会のフリードネス委員長は8日に放送されたノルウェー国営放送NRKのインタビューで、トランプ米大統領への今年の平和賞授与を否定するかのような発言をした。パレスチナ自治区ガザを巡る和平計画の評価は「来年10月まで待つ必要がある」と語った。
インタビューは、米政権がまとめた和平計画の「第1段階」について、イスラエルとイスラム組織ハマスが合意したとトランプ氏が8日に発表する前に放送された。平和賞は10日に発表される。
スウェーデン・アカデミーは9日、今年のノーベル文学賞をハンガリーの作家、クラスナホルカイ・ラースローさん(71)に授与すると発表した。
「終末的な恐怖のただ中にあっても芸術の力を改めて示す、説得力と先見性に満ちた作品群」が評価された。ハンガリー作家の文学賞受賞は2002年のケルテース・イムレさん以来23年ぶり、2人目となる。
1954年、ハンガリー南東部の町で生まれた。出版社勤務を経て、83年から作家活動を始め、「抵抗の憂鬱(ゆううつ)」などで貧困や抑圧、暴力などを題材に人間の不条理を描いた。2000年には国際交流基金招聘(しょうへい)フェローとして京都に滞在。その経験を基に「北は山、南は湖、西は道、東は川」を執筆した。
これまでに国際ブッカー賞や全米図書賞翻訳部門などを受賞している。
第4回日伊ことばの架け橋賞(伊日財団主催)に作家、村上春樹さんの「街とその不確かな壁」(アントニエッタ・パストーレさん伊訳)が選ばれ、8日、都内で授賞式が開かれた。
村上さんは1980年代の一時期、イタリアやギリシャで生活していた。当時は現地で訳書が出ていなかったため、知り合った人々に本を手渡すことができず、心さびしい思いをしたという。受賞スピーチで、「今は僕だけでなく、多くの日本作家の作品が書店に並んでいて夢のよう」と語った。