異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

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2014.06.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
(予想通り負けた日本)

 スポーツの世界では、イギリスのブックメーカーと言われる賭け屋がいて、世界中の人が賭けることができるようになっているが、この賭け率は非常に正確で、8~9割で当たる確率がある。当然である。世界中に人が大金を金を賭けているからである。
 そのブックメーカーでの賭け率で、日本はコートジボワールに勝てないという結果が出ていて、結果は予想通りだったのである。世界ランクでも、自力でも日本はコートジボワールの格下だったのである。
 にもかかわらず、事前に「日本が勝つ」と報道していた日本の新聞、テレビは、「予想外」というトーンで報道し、「次のギリシャ戦、コロンビア戦にはなんとしても勝つ」という話ばかりをしている。

(事実を正確に伝えない日本のマスコミ)
 日本のマスコミ、特にテレビは事実を事実として伝えず、国民に実態以上の期待を持たせ、結果が出て、がっかりさせるという戦争中の「大本営発表」のような報道を続けている。
 これは今回のワールドカップに限らず、オリンピックなどでも毎回のことである。国民を煽り、そして、期待させ、がっかりさせるということを繰り返しているのである。
 そして、事実を伝え、厳しいことを言う人間はテレビに出さず、景気の良い話をする人間だけを選んだ出し、かつ、彼らに「日本が負けるという話はしないでください」と注文をつけている。
 「事前に厳しい話をすると、盛り上がらないから」というのがマスコミの人間の言い分である。
 その結果、組み合わせが決まった時に、「予選リーグで敗退」を予想した週刊ポストには抗議が殺到したという。何も知らされない国民は期待だけしているので、現実を書くマスコミを許さないということとなったのだ。

 太平洋戦争では、実際は負け続けているにもかかわらず、朝日新聞を中心とする日本のマスコミは負けを正しく伝えず、悲惨な結果を招いたが、その教訓をまったく生かしていない。というか、その体質はあれだけの戦争の犠牲を招いたにもかかわらず、マスコミは何も変わっていないのだ。

(日本が負けた大きな理由は本田中心のチーム作り)
 自力が劣る上に、ザッケローニ監督のチーム作りや、事前戦略で大きな3つのミスをおかした。1つのそして、最大の理由は本田中心のチーム作りをしたことである。
 サッカーに興味があり、少し事情を知っている人間は、8年前の2006年のワールドカップのことを覚えている。
 イタリアで活躍していた中田英寿中心のチーム作りで、事前のマスコミ予想では、ベスト4も夢ではないという雰囲気だったが、結果は予選リーグでの敗退である。絶望感から、試合を終わった後、中田がグランドに寝転んでしばらく起き上がらなかったシーンを覚えている人もいるだろう。
 なぜ、そうなったか。理由は簡単である。ジーコ監督は選手の自由にさせ、中田が自分が中心と名乗り出て、他の選手に指導、命令するような態度に出て、その彼に多くの他のメンバーが反発し、相手チームと戦う前に、チームがバラバラで、敵と戦うどころではなかったのである。
 今回のチームを見ていると、8年前とまったく同じである。本田一人が気持ちよくプレーをしているが、他のメンバーとのボールの交換も良くなく、ボールコントロールの中心にいる選手としてまったく機能していないのは、試合を見れば、一目瞭然である。
 コートジボワールとの試合で本田が点を入れたので、マスコミは本田を持ち上げているが、あれは見ればわかるように、きちんとしたチームプレーで取った点ではなく、偶然取った点だったのだ。そして、チームプレー、チームの司令塔という意味では本田はまったく試合で冴えていない。
 香川の出来が悪いとマスコミは書いているが、香川は本来、現在、本田がいる位置においてこそ輝く人間で、香川の出来を悪くしているのは本田だとさえ言えるのだ。
 イタリアの名門チームでレギュラーで活躍する長友がコートジボワールの試合で冴えなかったのも、同じ理由からだと言える。
 中田も本田も良く似ている。外国人には受けるが、日本人からは嫌われるタイプである。8年前のジーコ監督も、今回のザッケローニ監督も日本人のチームメートが嫌う選手を中心に据えてことで、チームは機能しなくなったのだ。

(弱い相手ばかりだった事前の練習試合)

 だが、今回のザッケローニは弱い相手ばかりの練習試合を組んでいたので、その修正ができなかったのである。強いチームと練習試合をして惨敗し、軌道修正をし、強豪ロシアと対等の試合をして、引き分けた韓国と大きな違いである。
 ザッケローニを監督に選んだ日本サッカー協会も、今回の不出来の大きな理由である。ザッケローニは欧州のクラブチームとしては名監督という評価があったが、ワールドカップの監督の経験がない。クラブの試合と国と国がぶつかり合うワールドカップは雰囲気も、戦略もまったく違う。そのワールドカップに経験のない人間を監督に選んで、ものの見事に失敗したのである。
 日本人に人がいないなら別である。ユースチームを育てて結果を出している監督もいるし、2回もワールドカップの経験があり、実績もある岡田もいる。外国人でも、きちんと対応すれば、経験者が日本の監督になる可能性は結構あったのに、未経験のザッケローニを選んだのである。
 コートジボワールでリードされたザッケローニは慌てて、選手が戸惑う采配をして、選手の自由を奪った。彼の罪は大きいと言える。だから、欧州のマスコミでは「ザッケローニ更迭か」という報道がすぐになされたのである。
 8年前の時は、事前の期待が大きかっただけに、予選リーグでの敗退は、国民にショックで、サッカー熱は冷めて、日本サッカーはしばらく冬の時代を迎えた。今回もマスコミの煽りで盛り上がった国民にがっかり感だけが残り、サッカー熱が冷えることがないことを祈るのみである。

(日本サッカー再建は本田外しから)

 本田を日本代表チームから外すことである。外国では本田くらいの「ビッグマウス」はいくらでもいる。でも、日本人は違うのだ。特にチームプレーが要求されるサッカーでは、「腐ったリンゴ」は取り除かないといけないのだ。
 日韓大会の時、韓国はワールドカップの監督経験豊富な名監督を、韓国チームの監督に招き、成績は日本を上回った。日本再建のためには、話題つくりの意味でも、同じくらいの名監督の招請が必要と言える。
 そして、日本代表23人を選ぶ時のルールを作るべきだと思う。例えば、Jリーグの得点ランキングで、日本人として1位と2位を得た人間は、自動的に選ぶなどという誰もが納得するような規則を作るのだ。
 欧州ではバックスでも、どれだけ相手の攻撃を防いだかという得点の仕方があり、ドイツ、シャルケでプレーしている内田はドイツのリーグでバックとして2位の評価を得たという。日本でも同じような点数の付け方をして、それで上位の2人は自動的に選ぶなどとすべきである。
 勿論、右が得意、左が得意などの選手もいるし、監督の方針もあるから、23人全員を自動的に選ぶのは現実的ではない。ただ、10人くらいはそうした客観的なデータで選ぶべきである。
 そうすれば、鳥栖の豊田などは23人に入っただろうし、大久保が選ばれて当然という話になる。チームプレーだけに、納得が重要なのだ。
 そして、海外のチームにいる選手はレギュラーとして活躍している選手を優先するルールを作るべきである。前大会優勝で、今回も優勝の有力候補と言われたスペインが敗れた理由の1つに、所属チームでレギュラーでないGKのまずい守備がある。
 その他の選手でも名選手でも、所属チームでレギュラーでない選手は、試合勘が鈍って、精彩を欠いていた人が多かった。
 レギュラーでないということはそれだけハンディなのであり、選手の側も名声だけでトップチームに移籍して。、レギュラーが取れないという愚を繰り返さないことになるだろう。





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Last updated  2014.06.19 13:47:40
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