異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

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2020.09.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
(ジャパンライフを有名にしたテレビCM)

ライフのトップ以下幹部10数人が逮捕された。
 この報道で、新聞、テレビは被害者の年寄りの話をお涙頂戴で報道して
いるし、野党は会社のトップが桜を見る会に出席していたとして、安倍前
首相の責任を追及するとしている。
 しかし、この報道を見て、筆者は大いなる違和感を覚える。詐欺その
ものとも言えるジャパンライフを有名にしたのは誰か。それは新聞、テレビ
の広告、テレビCMそのものだったからである。
 若い人は知らないだろうが、一時期、ジャパンライフのテレビCMは毎日

キャラクターにしたCMは、ジャパンライフが一流企業のような錯覚を消費
者に与えたのである。
 ナターシャだけでなく、日本人の有名人、画家の池田満寿夫やテレビ
司会者として有名だった藤本義一、往年の有名俳優、上原謙などをキャラ
クターに使ってCMを流し続けた。
 スポットCMだけでなく、テレビ朝日の報道ステーションや日本テレビの
バンキシャというような報道系の番組や、テレビ朝日系の「徹子の部屋」
などのスポンサーにもなり、消費者にな名前を売っていった。
 そして、今でも報道ステーションに登場している大手新聞社の記者上がり
のコメンテーターも、ジャパンライフの商品を推奨する弁を述べていた。
 テレビだけでなく、新聞、雑誌も広告を掲載しまくった。しかし、今回の

に影響を与えた事への釈明も、コメントも一切しておらず、頬被り状態だ。
 横道にそれるが、ジャパンライフのトップの桜を見る会への参加も、安倍
前首相には何の責任もない。
 民主党政権の時も桜を見る会は開催された。当時の資料は今でも残って
いるが、民主党の本部から、所属の国会議員や地方議員に「自分の後援者で

推薦して、桜を見る会に出席させている。
 安倍政権でも同じ事が行われただけである。
 筆者は別に安倍さんの支持者ではないし、彼の在任中に行った事で、間違
いも結構あると思っているが、こんな、桜を見る会のような事で首相の責任
を問おうという話自体が極めて異常なのだと、野党側が気が付いていないだ
けの話なのだ。

(NTT株を大宣伝し、数百万人に被害を与えた立憲民主の国会議員)
 話を元に戻すと、詐欺まがいの事件はこれまでも何回もあった。
 金の地金への投資で同じく2000億円ともいわれる金を集めた豊田商事
事件もあった。また、メスの繁殖牛のオーナーになる事で、牛が子牛を生む
度に配当を得て、満期には出資金を返還しますと、宣伝した安愚楽牧場事件
などもあった。
 そして、こうした詐欺まがいの事件は、必ずと言って良い程、新聞、テレビ、
雑誌で、大々的に広告やCMを使って、知名度を上げている。
 広告という形態をとらなくても、報道系の番組で、「今、こうした商品、
商法が注目されています」という取り上げ方で、会社や商品のPRをするの
が常套手段で、マスコミは会社を有名にするのに、手を貸しているのだ。
 完全な詐欺事件でなくても、詐欺まがいの話を新聞、テレビが大々的に
取り上げ、それに著名人が推薦の弁を言って、消費者がそれを信用して、
商品を買ったり、投資をして、大きな損をするという話は何度も繰り返さ
れた来た。
 その代表例が電電公社を民営化してNTTとなった時に、株式を公開した
時の株価詐欺ともいえる事件がある。
 「これからのIT時代の中心企業」というような謳い文句で、証券会社が
大々的にPRし、それを新聞、テレビ、雑誌が大きく取り上げた。そして、
株の評論家や、エコノミストと言われるような人が推奨の弁を述べた。
 「NTTは1株1千万円になってもおかしくない有望株」
 と言って、大推奨したのは、当時、株式評論家として、マスコミに出ま
くっていた、そして、今は、立憲民主党の国会議員になっている海江田万
里氏である。
 こうした広告宣伝の結果、多くの人がNTTの株を買ったが、当然、買っ
た時が最高値で、その後、株価は値下がりし、数百万人の人が1人数百万
円以上の損を蒙った。
 でも、海江田氏が自分の行為を謝罪したという話は聞いた事がない。

(最近大量のCM2人への懸念、半田晴久氏とウェルナビの柴山氏)
 これからどうなるかわからないが、ジャパンライフ、安愚楽牧場、豊田
商事、NTT株の公開などのような結果になりそうな懸念があると、筆者が
感じていて、今新聞、テレビで大々的に広告を打っている人が2人いる。
 1人は新興宗教の教祖で、ビジネスマンでもある半田晴久氏、別名、
深見東州氏である。
 半田氏は去年1年間で、朝日新聞を初め、600回以上、新聞に広告
などで登場したというし、最近では、テレビで盛んに氏を紹介するCMが
流されている。
 その内容は新興宗教の教祖としてではなく、ビジネスマン、慈善事業に
協力するボランティアや、芸術支援者としての顔が強調されている。
 TVCMでは、豪州の元首相まで登場し、半田氏を絶賛している。
 彼はまた、みすず学苑という塾の経営者でもある。この塾の広告でも、
自分の顔を盛んに売っている。
 ネット情報だと、彼の新興宗教、ワールドメイトの年間収入は100億
円と言われるし、ビジネスでの収入も数十億円あるという。バンバン、
広告を打っても、びくともしない額である。
 もう1人、最近、盛んにテレビCMを打っているのが、ウェルナビという
投資会社の責任者として登場している柴山和久氏だ。
 筆者は彼に会った事はないし、セミナーを聞いた事もない。しかし、
その広告宣伝の謡い方が、典型的な詐欺師や詐欺会社の手口と同じなので、
胡散臭く感じて仕方がない。
 彼のCMでは、柴山氏は東大を出て、大蔵省に入った後、大手コンサルテ
ィング会社マッキンゼーに転職した事、そして、妻はアメリカ人女性で、
妻の両親の財テク法を見て、日本人とアメリカ人の資産運用の差を痛感して、
素人でも簡単に投資できる方法を考え着き、会社を設立したという事を
言っている。
 そして、CMでは、「株についての専門知識は不要です。時間をかけて
の勉強も要りません。3つの質問に答えると、コンピューターが投資先を
教えてくれ、運用資金が増えて行きます」と言っている。
 この謡い文句が筆者にはひっかかるのだ。

(東大出、財務省元官僚をPR材料にする胡散臭さ)
 ジャパンライフが何故、消費者に信用され、被害を広げたかと言えば、
派手な新聞、テレビを通しての広告宣伝である。そして、有名人をCM
キャラクターに起用して、「ああいう人が言うなら、信用できるだろう」
と思わせた事である。
 半田氏は国際ビジネスマンであり、慈善家であり、芸術の理解者、支援
者であり、有名政治家とも友人関係にある事をPRしている。
 ウエルナビの柴山氏はと言えば、東大出、大蔵省のキャリア官僚、そし
て、マッキンゼーの社員、白人女性を妻にしているという事を説明する
事で、一般の人に「この人は信用できる人」という刷り込みをしている
ように筆者には感じられる。
 また、筆者は長く経済記者を務めた後、外資系の証券会社で調査部の
部長職で証券の仕事をしたし、個人としても長年、株式投資をしている。
 その体験からして、「経済や株の勉強は不要です。3つの質問に答えれ
ば、投資先はコンピューターが教えてくれます」という話は、それでけ
で、信用してはいけない話と感じられる。
 そして、このブログを書くにあたって、柴山氏 評判というワードで
コンピュター検索をしてみて、驚いたのが、何人かの人が柴山氏やこの
会社の分析というような形になっている原稿を書いているが、それは
ウエルナビの素晴しさをPRしている提灯原稿であるだけでなく、ブログ
の途中で、ウエルナビの会社のページやセミナーに飛ぶようになってい
る、つまり、ウエルナビの広告宣伝のための記事であった事である。
 ここまで、広告を徹底する会社って何かあるのではないかと、かつて
の記者根性がそう感じさせるのだ。

(一流ホテルでセミナーをし、それを宣伝する事を疑ってみる)
 筆者はかつて、日本でも大きな話題になったアムウエイについて、
多分、誰よりも早く注目し、日本法人の取材もして、その内容を本に
した人間である。
 だから、アムウエイのセミナーも取材した。そのやり方はジャパン
ライフなど多くの詐欺事件と非常に似ている。
 一流のホテルでセミナーを開催し、豪華なパンフレットを渡す。
そのパンフレットには、よく知っている有名人が推薦の弁を述べている。
 そして、このビジネスで成功し、金儲けしたという体験者を登場させて、
そのリッチな生活を語らせる。次いで、それに追随して、参加して、少し
経った人に、「自分の参加して、短期間にこれだけ儲けた」と話をさせる。
 ここまでくると、最初の内は疑心暗鬼だった人が呪文をかけられたよう
に、信用するようになり、自分も参加しようと感じるようになり、最後
は「みんなで揃って、儲けましょう」という空気で会場が統一されるのだ。
 それを取材していて、一流ホテルで開催されるセミナーの魔力を感じた。
 アムウエイは詐欺商法ではなく、マルチ商法ともいえるものである。
商品は別にインチキではなく、元々の会社はそれなりにしっかりしていた
が、友人ネットワークで売って行くというスタイルが、友人からの勧誘を
断りにくいという日本人にはまり、会員を増やした。
 そして、初めはビタミン剤と洗剤というそれ程高くない商品だったの
で、批判はそれ程多くなかったが、高額な商品を売るようになって、
消費者センターに多くの苦情が寄せられるようになり、その対応が悪かっ
た事もあって、日本では跡形もなく消え去るようになった。

(詐欺商法と同じようなやり方を何故するのか、疑問のウエルナビ)
 柴山氏のウエルナビのホームページや広告ページを見ると、豪華ホテル
でのセミナーの写真が大々的に掲載されている。手口が詐欺師のそれに
非常に似ているのがとても気になる。
 世間一般の人は東大出で、大蔵官僚から大手コンサルティング会社に
転職した人間というと信用できそうと思う。だから、それを売りにし、
一流ホテルでセミナーを開き、テレビCMを盛んに流す柴山氏に、筆者
は首を傾げるのだ。
 筆者はかつて、大手マスコミの記者として大蔵省を担当した。だから、
東大出の大蔵官僚とはいやという程付き合った。また、その他の省庁
で東大出の官僚とも数多く付き合い、取材をした。
 中には、頭も優秀で、人間としても敵わないという人もいたが、「
エー、こんな人が東大出の大蔵官僚、通産官僚」と思える人も何人も
いた。
 柴山氏の会社が詐欺と関係ないなら、それに越した事はないし、彼の
会社は一応、財務局の承認を得て、活動をしている。だが、少なくても、
筆者は彼のセミナーに参加して、話を聞いてみようとは思わないし、彼
に金を預けようとも思わない。
 後日、詐欺まがいの商法として、ウエルナビが話題にならない事を
願うのみである。


 会社や商品ではないが、マスコミ、特にテレビが作りだしたとんでも
ない虚像がある。それは池上彰氏である。
 今朝(9月21日)の朝、民放の報道系の番組をみていると、米国
大統領選挙の話をするという。誰がコメントをするかと見ていると、
何と、池上彰が登場したので、吹き出し、即座にチャンネルを変えた。
 本屋に行くと、池上彰が書いたという触れ込みの本が何冊も置いて
ある。出版社も何も考えているのかと、首を傾げてしまう。ただ、
出版社はテレビで名前と顔が売れている人間なら、本を出しても売れる
と思って、本を出すのだろう。
 池上彰はNHKで社会部畑を歩いた人間で、他の記者が書いた原稿を
子供向けにわかりやすく説明する、子供向けのニュース番組で名前を
売った男である。
 だから、彼は政治も経済もNHKの記者として取材をした事はないし、
基本的な知識もない。まして、アメリカ大統領選挙などについて、
テレビで人に語る知識を持っているわけではない。
 それなのに、どうして、政治、経済、米国大統領選挙まで、テレビ
に出て解説するのかと言えば、彼にはデータや資料を集める部下が
何人かいる。その部下が資料を集め、その資料などを基に、池上彰
はテレビで、さも、多くの知識を持っているように見せて、解説する
とともに、本も何冊も出しているのである。
 政治や経済、更には外国の大統領選挙というような話になると、
一般的に言われている事と、もっと深い裏の事情や、様々な関係者の
思惑があり、長年、その問題に取り組んだ人間でないと、少し本を
読んだり、資料を集めたりしただけで、さも、専門家のような顔を
して、解説などしてはいけない。
 ところが、彼はそれを恥も外聞もなく、堂々と行うのだ。そして、
テレビに出まくる事で、名前と顔を売り、それがまた、「はく」と
なり、更にテレビからお呼びがかかってくるのである。
 少し勉強しただけでも、言っている事がまともなら、まだ許せる。
政治でも、経済でも、彼が言っている事には基本的な間違いが多い。
 更に、スタッフがその道の専門家に取材をし、「先生の名前を
出して、テレビで紹介します」と言って帰った後、実際の放送では、
取材した専門家の名前は出さず、さも、池上彰の知識という感じ
で放送したと、取材された専門家が何人も、ネットなどで文句を言
っている。
 ジャパンライフの事件は、少し知恵が働けば、インチキだとわか
る。しかし、テレビに頻繁に出ている人間が、それらしく解説する
と、裏話を知らない素人、特に、NHK信仰を持っている年寄りなど
は、彼の話を信じてしまう。
 信じる事で、即、金を損する訳ではないが、間違った常識を植え
付けるという行為は、後々、大きなダメージが出て来る話で、筆者
はジャパンライフと比べ物にならないくらい悪質だと考える。
 そして、その虚像を作っているのは、テレビ局なのである。

(世の中、美味しい話は疑ってみる事)
 ジャパンライフの話に戻ると、被害者の話を新聞、テレビが取材
して紹介している。老後の資金を失ったというお涙頂戴のストーリ
ーである。
 しかし、新聞、テレビ、雑誌で散々、広告宣伝をしていた時、
筆者はその内容を見て、「これはインチキだ」と直ぐに感じた。
 相場の何倍もするベッドなどを買って、それを会社に委託してレン
タルし、そのレンタル料が投資した人の収入になるという話だが、
自分が第三者として、そんな高いレンタル料のベッドなどを借りる
かと考えれば、会社がいう宣伝がいかにインチキかは直ぐわかるはず
である。
 こういう被害が出る度に、「新聞、テレビで広告をしていたから」
とか、「有名人が推奨していたから」という事を被害者は言う。
 でも、自分の命の次に大切な金を、そんな事で出す心理が理解でき
ない。誰かに推奨されても、自分の常識でおかしいか、おかしくない
か考えれば直ぐにインチキは見分けられるものだ。
 NTT株の公開の時、何社もの証券会社から、「株を買わないか」と
いう連絡が筆者にも来た。そして、新聞、テレビで多くの有名人が
推奨していた。
 でも、その少し前に電電公社を記者として担当していたから、会社
の事はよく知っていて、そんな1株何百万円にもなる訳ないと感じて
いたから、筆者はNTTの株は買わなかった。
 そして、何人もの友人、知人に買うかどうかの相談を受けた。相談
があった時に、筆者は「止めておいた方が良いですよ」と答えた。
 株が公開して上場された時、一時的に高い価格を付けた。公開価格で
買っておけば、一定の利益は出た。だから、筆者のアドバイスでNTT株
を買わなかった人、数人から「儲け損ねた」と皮肉を言われた。
 だが、その後、株価がどんどん下がって行き、何百万人の日本人が
損をするようになって、「儲け損ねた」と嫌味を言われた人達から、
「あなたのアドバイスで、投資しなくて、本当に良かった」と礼を言
われた。
 世の中、美味しい話など転がっている訳はないのだ。
 本当に儲かる話なら、それを知っている人がこっそりと、自分で
儲けていて、他人に紹介する訳などない。そんな事は少し考えれば
わかる話である。





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Last updated  2020.09.21 16:06:34
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