世の中に二代目(以上)経営者は沢山いるが,創業者に比べればとても楽な家業だと思う.
僕自身,2000年に会社を親から継いで「経営者」になった.確かに,機器メーカーから「コンサルティング商社」へと会社を変えていき,それなりに順調な業績を見ると「なかなかよくやってる」ってな話になるのかも知れない.
でもやはり無から有を生み出す創業者と,既にあるものを引き継いで伸ばしていく経営者とでは,基本的な難易度がかなり違うと思う.少なくとも会社を継ぐ場合には,良かれ悪しかれ「会社の実体」がある.悪いところは直し,良いところを伸ばせば,誰だって会社を良くすることが出来る.社内の人も「だからうちの会社は駄目だ」と自覚している明らかな弱点もあるだろうし,社外からも「お宅はここが弱い」,「顧客はこういうもの,サービスを求めている(のにお宅は応えてない)」という意見をもらえることも多いだろう.二代目なら,まずは深く考えず,「その通り」にやるだけで,かなり実績は改善していくと思う.
これが創業者だと,改善しようにも改善すべき実体がない.顧客のところに行っても,自己紹介が難しい.すべての取引先が「新規開拓先」だから,基本は「間に合ってます」で追い返される.まあぞっとするような大変さだ.
事業承継者の課題は,現状のビジネスが「あるべき姿」になれば,次は創業者のように,新規事業を開拓していくことだ.多少,事業が改善,成長したからといって,そこで満足してしまえば創業者の延長でしかない.
まあ事業承継者は相当恵まれてるってことです.そういうことを肝に銘じて,まあこれからですね,当社は(僕も).
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