軟弱者の日記

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Jan 10, 2010
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今年のガンダムはアニメ公開される

『機動戦士ガンダムUC』

で決まりでしょう。

という訳で『大佐になりたい』さんお待たせしました(?)。
今日は『機動戦士ガンダムUC』について。


img538.jpg



**********************************

『機動戦士ガンダムUC』※以下、wikiより転載。

【概要】

アニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から3年後の宇宙世紀0096年が主な舞台となる、正統な宇宙世紀ガンダムの新作である。


福井自身がファンでもある安彦良和がキャラクターデザインと挿絵を担当していたが、4巻以降の挿絵は『月刊アフタヌーン』で『終戦のローレライ』の漫画版の作画をつとめた虎哉孝征が担当する。
福井はプロデューサー的立場も兼任する。メカニックデザインはカトキハジメ。

単行本は1巻あたり3回分の連載を収録し(福井がインターネットラジオで1話あたり原稿用紙100枚程度の長さだと語っている)、挿絵は小説の連載1回につきカラーが2 - 3点、残りはモノクロページで、計10カット前後が掲載されている。
カトキハジメによるメカニック解説、設定考証担当の小倉信也による解説なども同時に掲載されていた。

『ガンダムエース』元編集長の古林英明によると、この企画が開始されたのは2002年とのこと。
雑誌『活字倶楽部』2005年夏号の福井晴敏インタビューでは、2006年頃を目処に新しいガンダムの準備をしていると語られていた。2007年夏には、書店公開用のプロモーションフィルムが作成された。

時系列的に『逆襲のシャア』の次作にあたるため、登場人物やメカニックの設定にもその内容が引き継がれている。
『新訳Z』の発表でシリーズ原作者の富野から排除された格好のTVアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』を比肩する要素として取り上げ重要な設定に位置づけている。
『ΖΖ』の設定を主に使用して展開した作品は、近年では短編映像集の『GUNDAM EVOLVE』や同じく『ガンダムエース』誌上にて連載されていた『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』など少数であり、そのような意味でも本作は設定的に珍しいと言える。

2007年12月にはマスターグレードNo.102としてユニコーンガンダムのプラモデルが発売され、2008年12月にはNo.116シナンジュが発売された。
こういったメディアミックス展開の一環として、単行本4巻および8巻(特装版)には、これらのプラモデルに装着可能なオプション装備のキットを同梱するなど、これまでの小説作品としてあまり類を見ない意欲的な試みも実施されている。

このことについて福井は、「本好きの方たちだけではなく、その外側に広がる“世間”へ仕掛けてゆく」ための実験といった趣旨の発言をしている。

ちなみに、本作のタイトルを決定した時点で福井は、アムロ・レイのトレードマークとして度々ユニコーンのモチーフが使用されていることを知らなかった。
そのため、少なくとも構想段階では、その事と本作との特別な関連性は考慮していなかったという。

ファン層としては、30代以降のファーストガンダム世代に特に人気だという。

単行本8巻発売時に正式にアニメ化がアナウンスされ、2009年4月25日には公式プレサイトが開設された。





第二次ネオ・ジオン抗争、別名「シャアの反乱」の終結によって地球圏には束の間の平穏が訪れた。

それから3年後、宇宙世紀0096年。工業コロニー「インダストリアル7」において、とある謀議が交わされようとしていた。
地球連邦政府を裏から操ると言われるビスト財団が、ネオ・ジオン残党軍「袖付き」に最高機密「ラプラスの箱」を引き渡すという。

一方、コロニー内に設置されたアナハイム工専に通う少年バナージ・リンクスは、オードリー・バーンと名乗る謎めいた少女と出会う。
新たな戦争の火種となり得る箱の取引を阻止するべく、たった一人で行動を起こした彼女を手助けするうちに、代わり映えのしない毎日にずれを感じていたバナージは次第にオードリーに惹かれていく。

だが取引を察知した地球連邦軍の軍事介入により、コロニーは火の海と化してしまう。
仲間達と必死の思いで避難しながらもオードリーの姿を捜し求めるバナージの前に、ビスト財団当主カーディアス・ビストが現れる。
バナージは瀕死のカーディアスから出生の秘密を知らされた上、箱の鍵となる、まるで神獣"ユニコーン"のごとく頭部に1本の角をもつ、白亜のモビルスーツを託される。

バナージは必死の思いでモビルスーツを起動させるが、「袖付き」と連邦の戦闘に巻き込まれる。
目の前に出現した「袖付き」のモビルスーツを前に、死の恐怖を感じるバナージ。
その時、ユニコーンに変化が起きる。
一角が2つの角に分かれ、新たな顔が現れる。

果たして、箱の鍵たる「ユニコーンガンダム」とは何なのか。
そして「ラプラスの箱」に眠る宇宙世紀の始まりの秘密とは…。

***********************************


以下、私の感想です。

読んだ方が見て『ふーん、シマはこんなふうに感じたのか』という目線で見てもらう事を狙ったコラムですので、 ネタバレ必至 です。

今から読まれる方は、ご注意 を!


【タイトル】

『機動戦士ガンダムUC』はユニコーンガンダムが主役メカなのでタイトルが付いてますが、ほぼ間違いなく『宇宙世紀(UC)』の意味も含まれていると思います。

物語が宇宙世紀創生に端を発している事からも狙っている部分で、宇宙世紀とニュータイプの物語に一区切り付けようという作者の大胆な試みが伺えますね。



【物語】

《1巻》

導入となる1巻が幾分長く感じられました。
これは作者の福井先生が『語ろうZガンダム』で
『読み手※の『導線』をきっちり描かなければ読者が物語という乗り物に乗れない。』
と言っている事からも、丁寧に描かれた結果だと思います。
(※『語ろうZガンダム』では映画についてのコメントでしたので、『読み手』では無く『見る側』みたいな表現でした。)


《2巻》

1巻を『インダストリアル7編』とするなら、そのクライマックスに当たる部分でバナージがユニコーンガンダムに乗るまでの過程の中でどんどんと物語に引き込まれていきます。
『バナージ出生の秘密』についての衝撃的な事実(予想は付く事実ですが)も物語で明かされ、俄然盛り上がりました。
この『衝撃的事実の告白』を単行本の中に1つ盛り込んでいく手法は3~4巻でも『オードリーの正体』『マリーダ出生の秘密』等で継続していきます。


《3~4巻》

3~4巻は、『オードリーの正体』『マリーダ出生の秘密』等の2巻でみせた『衝撃的事実の告白』と、フル・フロンタル等の魅力的なキャラクターを活躍させる事でテンポ良く飽きさせない内容を継続。読者をぐいぐいと引っ張っていくパワーを感じました。
1~2巻では『自分探し』を始める主人公バナージですが、3巻以降は『その中で障害や悲しみを乗り越えて成長していく』ように変わっていきます。


《5~7巻》

5~7巻は主要キャラやゲストキャラの登場と死、黒いガンダム『バンシィ』の登場等で安定したドラマ展開でした。
マニアックなメカではザク1スナイパーやガンキャノンディテクター、デルタプラスの活躍が印象的。
新メカや新キャラではシャンブロやトライスターが良かったです。
ブライト等の既存ガンダムキャラも、この時期に登場してますね。


《8~10巻》

8巻からラストまではクライマックスに向けドラマが収束していき、謎解きも含め俄然盛り上がります。
文句無しの力強い展開で、私もこのあたりは一気読みしました。


【テーマ】

主軸は『ユニコーン』を『可能性の獣』と書いてあるとおり『人の可能性』ひいては『可能性』という『希望』の素晴らしさを描いた点にあると思います。

私個人的には、どんな困難でも『それでも』と言い続け『熱を帯び』向かっていく主人公バナージの姿が大好きでした。



【まとめ】

福井先生は『富野学校の優等生』と自認しているだけあって
『これこそガンダムだ!』
っていうくらい見事にガンダム世界を描ききっています。
ただ作品として作家の色は付くもので、ガンダムの生みの親である『富野ガンダム』と生まれた子供の一人にあたる『福井ガンダム』ではカラーが違うなあ…と読んでみて実感しました。
最近は富野先生の小説を読み返してなく数十年前に読んだ記憶からの話で的を得ていないかもしれませんが、漠然としたイメージで言うと富野先生が『天才肌』なら福井先生は『熱血派』。
『性』の切り口が象徴的で、二人の先生の作品としてのカラーの違いが色濃く出ていると思います。
と言っても、その『色』はけっして嫌なものでは無く、むしろ福井先生の方針に沿って読者にわかりやすく共感しやすい素晴らしい作品にしています。
ガンダムAにあった富野先生と安彦先生の対談から
『「小説家」である福井先生のガンダムに負けないガンダムを「漫画家」の若い世代から生み出せないのか?』
という話がありましたが、この二人の対談でそれ程の事を言わせるだけの作品には間違いないです。
作品として狙っている『ファーストガンダム世代』の我々の心を掴んで離さない『福井ガンダム』。
アニメ化楽しみですね!





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Last updated  Jan 13, 2010 06:32:14 AM
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