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私の仕事は特別学級の支援員です。同じチームで働く数名の中に、お一人、素晴らしい方がいます。そのAさんは、教員免許ではなく、別の資格で採用された方なのですがAさんの子どもに対する視点を見ていると、常に感心させられることばかりで私は年齢はAさんより相当上(汗)なのですが、正直『憧れ』の存在です(爆)。Aさんの視点は常に子どもに寄り添っています。そして、一緒に勉強する時も、遊ぶ時も、具体的な知識の裏づけと鋭い観察眼そして何より、遊びの玉手箱!のように、遊びを生み出すことが上手でたちまち子ども達をトリコにしてしまうのです。私がもう少し若ければ(>ありえない妄想)Aさんを妬んだり、意地悪したくなってしまうかも…というほど、子ども達にも、先生方にも、そして学校職員の方々にも大人気なのです。そして、当然のことながら私もAさんが大好きなんです(笑)。自分の中でも整理したいので、Aさんの良いところをあげてみたいと思います1 障がいに対する知識が潤沢で、それが非常にスッキリとココロの中で整理されていてサポートする時、ほめる時、叱る時など、私が迷ってしまって困るくらいの事態にも対応に迷いがない。例/思わずこちらも目の前で起きていることに感情的になってしまいそうな子どものパニックや悪口雑言、ケンカなどの場面でも、その場の状況から、そこに至ってしまったプロセスを見極めるのがうまいので、非常に対応も早いし、子どもも無理なく安定を取り戻せる。2 個々の子ども達の個性を非常に良く観察していて、1の「この障がいだから~」という知識に加えて「この子はこういう個性だから、こういう性格だから」とよく不馴れな先生方が陥りがちな『障がい名による決めつけ的な見方』をすることなくその子自身の良いところ、改善すべき点を常に意識している。例/ついつい見逃しがちな小さな子ども同士のトラブルも、ちゃんと視野に入っていてその子の性格から、なぜそういう行動に出てしまうのかを観察し、事前に防ぐ声掛けや特定の子に小さな意地悪をしたくなるマイナスの気持ちを、うまくサポートすることでその子に対するプラスの気持ちに上手に移行させている。3 子ども達の現状に満足することなく、常に成長して行く将来を見つめて工夫をしている。例/こだわりがあっても、特定のものや人にこだわらせておけば(←嫌な言い方ですみません)学校での生活は非常に安定したものとなっている子に対しても、今後の生活で「もしこれがなくなったら…」という事態を意識して、少しずつ距離を持たせたり、様子をみながら時には厳しく対応をしている。こういう仕事をしていると、自分に甘えたり、懐いたりしてくれる子どもは非常に可愛いので、ついつい容認しがちなことにも毅然と対応している姿勢は本当に頭が下がる。4 子どもの好むような絵が素晴らしく上手い!例/才能の問題で仕方ない面もあるのだけれど、アニメでもキャラでも、何を描いても素晴らしく上手い(笑)。子どもの描く些細な絵に自分の絵を描き添えながら会話が広がる姿は微笑ましくて、自分の画才の無さを反省します。5 その場にあるものを使って考え出す遊びが、半端じゃなく面白い(笑)。遊びに対するセンスがすごくあると思う。例/「おしゃべりして時間を潰す」ということができにくい子ども達なので待ち時間の工夫が腕のみせどころなのですが、手近にある子ども達の写真入りカードをつかって3ヒントクイズのようなものを始めたり、ただボール投げをするだけじゃなくて力の弱い子、不器用な子も楽しめるようなゴールを段ボール箱を使ってパッと作り普段なら身体を動かすのが嫌いな子まで夢中になって遊んでくれるような発想がお見事!私は「普通」から逸脱できない自分の発想の貧困さに苦悩してます(涙)。こんな素晴らしいAさんですから、数名いる先生方の中に存在しておられる「指導力無し」「やる気無し」「暴言あり」という高給取りの先生と交代させてあげたいくらい高度な指導で頑張って下さっているのですが、カナシイかな時給はパートをしている友達から笑われるほどの薄給。しかも、能力給や、より責任のある非常勤職員などに採用される道もなく加えて、日給制なので、規定時間以上働いても一切お金は支払われません。待遇は低いのに、Aさんには様々なセンスがあるのでついつい他の先生方からも頼りにされてしまい、夕方遅くまで手伝っておられる姿は日常茶飯事で、多分、時給換算すると500円を切るんじゃないかと…。上記にあげた全くやる気のない先生は内部では問題があることで有名ですが、参観や研究会などで、目立つところは絶対に手放さず、保護者に対する口がものすごく上手い…。Aさんの苦難の指導による功績をその教員の指導によるもの、と信じて、ひたすら感謝している保護者の方は少なくありません(呆)。本当に地位的にも、経済的にも、恵まれない立場なんです、支援員って…。でも、先日、同じ特学の支援員の方のブログを拝見し、まだまだうちの学校はめぐまれているほうなのかも…と思いました。校内ではいつも長の付く方を始め、先生方は皆さんとても気遣って下さいますし、様々な交流も頻繁にありますから…。自分の中だけでの悶々とした葛藤なのかも知れません。でも、一番心配なのはAさん。まだとてもお若くて、このままだと経済的理由で天職ともいえる、このお仕事をお辞めになってしまうんじゃないかと、私が心配しています。同じ自治体の他校で支援員をしている人達とは交流する機会が殆どないので全体の様子は分らないのですが、私はともかくとして、こんな子ども達の成長にとって大切な存在のAさんを経済面の問題で失うことがあるとすれば、とても大きな損失だと思うのです。自治体は私たちの存在をどういう風に受け止めているんでしょうね。先日、Aさんに「保護者の方は子ども達に必要な様々な支援や援助に関する声や署名を自治体に訴えておられるけど、よい支援員を安定して長期で確保するために、待遇の改善(福利厚生にかかる費用を節減するためか短期契約を繰り返す単なるバイト扱い。何年勤務しても変ることはありません)を訴えていただくことは、無理なのかな…」と話しました。Aさんは「これまで素晴らしい!と思った支援員の人が経済的理由で他の自治体の支援員に移って行かれたり、次々お辞めになったのをみて、私もそう思うけど、保護者の方々は私たちがどういう待遇で働いているのか全くご存知ないし、きっと私たちが頑張っている努力の大半は、子ども達の口から伝わることは期待できないし(笑)、保護者の方々は、きっと「学校専用のヘルパーさん」程度にしか思っていらっしゃらないかもね~。でも、私たちには保護者の方が見ることが出来ない、子ども達の成長や笑顔をいっぱい見ることが何よりの支えなんじゃないですか?私にとってはお金は二の次ですよ~。」と言ってくれました。Aさんから学びたいことがまだまだある私には有り難~いお話だったけれど、Aさん自身のためを思えば違うんだけどナ…。周囲の状況は厳しくとも(笑)、Aさんのような豊かで暖かな視点をもった支援員にいつかなれるように頑張ります!
November 28, 2006
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最近、身近に病を得る人が何人か出て、ショックついでに我が身の健康を考え出した。年齢からすると遅過ぎるくらいなのかもしれない。で、今日、たまたまお仕事がお休みだったので、思い切って名実共に重た~い腰をあげ、昨年受診した病院にお電話をしてみた。すると『年度内はもういっぱいです。予約がとれるのは4月です』とのお答え。ぎょえ~!!!幾ら面倒で避けていたとはいえ、ようやく思い立ったのに来年ですか?4月ですか…?気が遠くなるぅ~。設備も素晴らしく、ナースさんや技師の方のお人柄も素晴らしく揃っているこの病院がとっても気に入っているので、やむなしかな…。でも、折角思い立ったんだから、早く受けてしまいたい気持ちもあるのよね。お友だちに誘われていた別の綺麗な病院にも電話してみようかな…。って、ココまで読んでお分かりのように、ワタシの優先基準は『綺麗な病院』!いい歳してますが、病院とおトイレとレストランだけは、綺麗じゃないとダメなんです…。4/25まで悪い病気になりませんように…。あと、ダイエットもしなくちゃ。このままじゃ、内臓肥満の殿堂入り間違いなしだわ…(涙)。がんばります!
November 27, 2006
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ワタシが興味あるブログにコメントするためには、楽天ブログの登録が必要とのことで、無理矢理ブログ開設しちゃいました!根っからのズボラ者なので、数々の友人からブログしなよぉ~とお勧めされても、聞こえないフリで、やり過ごしていましたが(>おいっ)とりあえずオープンです。何を綴ろうかしら~。ちょっと楽しみです。ではでは、よろしくぅ!!
November 26, 2006
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