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この写真は、ホームメイドの現場でドライウォーラーが下地処理を終えた時に撮った内壁です。幅広に十分な量の石膏パテを使っている以外は何の変哲もないように見えますが、実はたくさんのノウハウが詰まっているんですよ。今回は、その一部ですがボードの貼り方について皆さんにお話ししたいと思います。本物のドライウォールをするには、石膏ボードの貼り方にも工夫が必要なんです。では、この壁を例にして考えてみましょう。<高さ2.4m 幅2.7mの壁のボード接合ラインの長さ比較> (窓: 高さ1m 幅0.6m)1.日本の大工が貼る場合: 使用するボードは、0.9m x 2.4m。それを縦長に貼ります。 捨てるボード片を少なくする為に、余ったボード片を 小さく切って貼りますので、接合ラインの長さが長くなります。 2.4m x 4 + 2.7m + 0.15m x 4 = 12.9m2.ドライウォーラーが貼る場合: 使用するボードは、1.2m x 2.4m。それを横長に貼ります。 レンガ目地で貼る為、コーナー部分以外には垂直方向の 接合ラインが上から下まで通ることはありません。 通常の建物は、垂直荷重を多く受けますが、レンガ貼りをすると 下にあるボードが、上のボードの接合ラインを受けてくれますので クラックが発生する確率が低くなります。 また、窓等の開口部分は、ボードをくりぬくように切りますので 強度が弱い開口部のまわりに接合部分を作りません。 切り残った小さなボードは使用しませんので、不経済のようですが 接合ラインの長さが短くなりますから、クラックの可能性も 当然低くなります。 2.4m x 2 + 2.7m + 1.05m x 2 + 1.2m x 2 = 12m (9.3%も少ない)皆さん、如何でしょうか?たった6.5平米のこの壁だけなら大したことはありませんが、家の壁・天井の総面積は、500平米以上あるのです。単純計算しても、(500平米÷6.5平米)x0.9m=69m も接合ラインが多くなるんです。北米で使われる大きめのボードは、通常日本で使われるボードより価格が高くお話した通り、ロスになる部分も多いので建築コストは上がってしまいますが、価格と品質・技術は正比例することがお分かり頂けたと思います。一度、普通の大手メーカーの現場を見てきて頂くと、仕事にこだわるホームメイドとの違いがよく分かると思います。また、こうした秘密?をお話ししますね。
2007.11.30
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以前ブログで、ミルガード社製の輸入樹脂サッシの上げ下げ窓(シングルハング)に取り付けられているバランサーをメンテナンス用に輸入してあげたという話を書きました。そうしたら、また同様にお困りの別の方から、下記のような内容の相談メールを頂きました。-------------------------------------------------------------------<お客様からの相談メール>ブログに書かれているように、我が家を建てたデベロッパーもとうの昔に倒産し、まさしくMilgard難民になっております・・。築17年経ち、開かずの窓がいくつか出てきてしまいました。近々外壁の塗り替えを検討していまして、業者に窓のことも相談した処、日本製の窓に全て取替えすることを提案されました。ですが、バランサーを入手出来れば今の窓を生かすことができそうだと思った次第です。Milgard社のHPからメールで問い合わせを試みましたが、日本からの問い合わせは受け付けないようなのですが、ホームメイド様からは入手できるのでしょうか?我が家の窓のバランサーを取り寄せていただくことは出来ますか?サイズにもよるかと思いますが、金額は大体おいくらなのでしょうか。お忙しいところお手数おかけしますが、是非、ご回答をお願いいたします。-------------------------------------------------------------------ミルガードの窓のBalancerは、吊っている糸が切れると窓の開閉そのものが大変になるのですが、このバランサーを新しいものに交換するだけで嘘のように元通りに戻ります。確かに調達先が分からないんだから、窓を全て交換しようと勧めるのは分かりますが、もう少し何とか調べてみるなんてことをやってあげたらどうなのか、なんて思います。まあ、輸入サッシの構造自体やバランサーなんて部品すら見たことない建築屋さんでしょうから、仕方ないですかねぇ。今回も何とか直るように、部品提供を頑張りますよぉ~。輸入サッシのメンテナンスでお困りの方が他にもいらしたら、いつでもご相談下さい。通常業務の合間を縫って、部品の調達や施工についてアドバイスさせて頂きます。輸入住宅への理解と愛着を深めることも、私たち プロの輸入住宅ビルダーの仕事です。でも、こういう皆さんって、うちを知らなきゃどうするんでしょう?まさか、壊しちゃうなんてないですよね。<関連記事>: バランサーを交換するだけで、輸入サッシは直ります (2014年3月27日)
2014.01.17
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以前から度々部品の問い合わせを頂くミルガード社製アルミ・サッシ。ミルガードの輸入サッシと言えば、樹脂製のものを思い浮かべる人も多いと思いますが、古い輸入住宅ではアルミ製のものが採用されるケースもあったようです。そんなミルガード(Milgard)社製アルミ・サッシですが、最も不具合が発生するのはこのロック・ハンドル。下が開くオーニング窓や横に開いていくケースメント窓のロックに使われる部品ですが、固い鋳物で出来ているので強い力が無理に働くとこのように割れたりしてしまいます。固いものって柔軟性がないですから、意外と弱いんですねぇ。まあ、それでも15年近く使い続けてこられた訳ですから、頑張った方ではないかと思います。ただ、これが壊れると防犯上の戸締りが怖いですから、早めに交換したいですよね。お客様に納期や価格でご諒解を頂きましたら、今回もアメリカのミルガードに問い合わせをして新しい部品を調達しますが、輸入材はほんと在庫期間が長いものが多いです。国産品もアフターサービスをこれくらい長くやってくれると、もっとユーザー・フレンドリーになると思うんですけどね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016.04.22
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国内サッシメーカーのお抱え団体であったカーテンウォール・防火開口部協会(カ防協)が、包括的に全ての防火窓を書面のみで防火認定品として適合審査をしていた処、2010年にこれらの防火性能が国土交通大臣の認定基準を満たさないことが判明した。つまり、防火地域や準防火地域に建っている建物のサッシの殆どは、十分な防火性能を有していない。この件について、消費者からサッシメーカーや住宅会社に対して訴訟やリコール請求を起こさなかったことは驚きだったが、来年以降に施工される防火サッシに再び脚光が当たることになる。この問題に対し国交省は、経過措置として今年の12月末までは現行の包括認定品の使用を認めるが、2014年からは個別認定品への切り替えを義務付けている。各サッシメーカーが直接、製品毎に個別の試験を受け、「個別認定」という方法で大臣認定を取得しなければならないのだ。現行品では防火性能がないことが分かっていたものを、耐火し得るものにしようというのだから大変だ。知り合いのサッシ屋さん曰く、価格は2倍程度に跳ね上がるのではないかと・・・。勿論、防火地域や準防火地域ではない場所でこのようなサッシを使う必要はないし、同地域であっても「延焼の恐れのない部分」であれば通常のサッシを施工出来る。最近、外壁に窓がないまっ四角のローコスト住宅が流行っているが窓を付けないことで防火の問題を回避しようという思惑がみてとれる。但し、全く外からの光が入らないのは、精神衛生上相当のストレスとなる為、防火の影響を受けない天窓を設けるようにしている。ただ、標準は開かない天窓のようだし、建築審査機関によっては天窓も防火規定の対象とするといった対応のところもあるので全ての問題をこの住宅でクリアすることは難しいでしょう。私たち ホームメイドの輸入住宅では、個別認定を取得した輸入の防火サッシ等を既に使っているので、こうした問題とは無縁だが、今年の年末くらいからマスコミにも取り上げられるかも知れないですね。昨日、消費税8%への増税のニュースが発表されましたがその陰に隠れて防火サッシの問題が現実化してくることをお忘れなく。でも、2000度にもなる火災に遭えば、窓のガラスなんて何れ溶けてしまうでしょうから、本当は防火規定なんて無駄な話だと思っています。だから、建築基準法が全て正しい訳ではないですよ(笑)それにしても、こうした情報を提供する住宅メーカーが殆どいないということは、悲しいことですねぇ。
2013.10.02
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通常、2x4工法では、土台の角材の上に床根太と呼ばれる140mm高の2x6材で下地を組んで、その上に床合板を施工する。その際に使われる合板は、普通のメーカーであれば12mm厚、私たちなら15mm厚の少し強度を高めた耐震床合板である。ただ、最近は玄関のアプローチ階段の上がりを少しでも減らして、お年寄りにも優しい家づくりを提案することも多くなってきた為、敢えて床根太を組まずに、直接土台の木の上に床合板を載せる根太レス工法を採用するケースが増えてきている。勿論、床根太を使わない分、少しお値打ちに仕上がるのだが、床下地がない分、構造床合板で強度を上げてやる必要がある。だから、そういう場合、ホームメイドでは24mm厚という無垢のフローリングよりも厚いサイズのものを使う。そうすると、床下地140mm+通常の床合板15mm-根太レスの床合板24mm=131mm 分、1階の床高を抑えることが可能となる。おおよそ階段の1段分だから、バリアフリーではこれは大きい。でも、水害の危険がある地域でこれをやってしまうと床下・床上浸水のリスクが大きくなるという側面もある。だから、そうした地域にお住まいのお客さんには、その判断について相談することが絶対なんだが、そんなことを全く話もしないビルダーが殆どだろう。豊川市 N邸は、基礎の立ち上がりも150mm幅にした。通常は120mmだから、これも耐震強度的には強化となる。そして、基礎パッキンから洩れる光をご覧下さい。このくらいしっかりした通気が床下全面に取れていますから、床下の湿気でシロアリが来るという心配は殆どありません。(勿論、ベタ基礎ですし・・・)また、土台にも木曽ヒノキの芯材(一番中心の堅くて匂いの強い部分)を使っているので、ホウ酸塩系やネオニコチノイド系などのシロアリ駆除剤を使用しなくても大丈夫だと考えています。(シロアリは、食べるものがなければ、ヒノキだって金属だって噛り付きますが、そこに行きにくいような工夫をしてやれば、他の食べ物へと方向を変えてしまうはずです。それくらいシロアリは弱いし、家以外にも食べるものは存在します)自然にシロアリが侵入しにくい環境を作り出して法隆寺のように長く使われる建物を造ろうというのが私たちの輸入住宅なのです。(古いお寺で、薬剤が使われたから長持ちしたなんて話は聞いたことがないですよね)ライフサイクルを考えた強度と耐久性、自然の摂理に逆らわない施工って大切ですよね。余分なことはしない、無駄なことはしない、必要なことはとことんやる。
2013.12.13
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輸入サッシ、Insulate Windows社シングルハング窓用のバランサー(バランスとも言う)がアメリカから届きました。今回は、急ぎの案件ということで航空便を使って取り寄せしましたが、思ったよりも早い到着でした。このサッシ・メーカーは、日本から既に撤退していますから、国内で窓の部品を調達するのは難しい。地道ですが、サイズや形式を連絡してアメリカから輸入するのが、一番間違いありません。週末には滋賀県まで行って、輸入住宅の現場で交換作業をしてきます。不具合のあるサッシが10ヵ所で、それぞれ2本ずつ交換してきますから、合計20本の取り替えとなります。あとは、現場のサッシにバランサー以外の不具合がないことを祈るのみです(笑)また、その模様は記事に書きますので、乞うご期待。ミルガード、ウィルマー、ジェルド・ウェン、ヴァイスロイ、ウェンコ、ローウェン、サミット、サーティンティード、ギノーなど、国内で既に流通していないメーカーのサッシの修理やメンテナンス、部品の供給をご希望の方は、お問い合わせ下さい。
2014.06.10
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北海道のお客様からサーティンティード(CertainTeed)社のシングルハングサッシ(又はスライダー)に取り付けられているラッチ部品を調達したいというご相談を頂きました。写真がその部品ですが、建具(障子)の上端に付いていて、建具がサッシの側枠から外れないように爪を引っ掛けて固定しておくという為のパーツです。恐らくクレトイシという国内メーカーが、昔サーティンティードの技術を導入してOEMで製造していた時のものだと思われます。現在はクレトイシもサーティンティードとの関係を解消して、独自に樹脂サッシを作っています。いろいろカナダの部品メーカーを探してみた処、サーティンティード専用部品として今でも入手可能なことが分かりました。取り敢えず、左右6個ずつを調達する形でオーダーを頂きましたが、昔のマニアックな部品でも未だに手に入るのは素晴らしいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021.08.28
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神戸のお客様から輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の鍵がおかしいというご相談を頂きました。窓メーカーは不明のようですが、頂いた写真からすると汎用性のあるロック金物が付けられているようです。こちらの金物は、ハンドルに付いているロックレバーを下げるとロックラッチ(鍵爪フック)が中から飛び出してきて、鍵が掛かるという仕組みです。お客様曰く、レバーを下げてもロックラッチが出て来ない状態で、鍵が掛からないという感じだそうです。こういう場合考えられるのは、ロック金物に内蔵されている小さなバネが劣化して外れてしまい、バネで飛び出したり引っ込んだりする機能が正常に作動しなくなったのが原因です。今回は鍵が掛からないということで窓の開閉は出来る感じですが、これが逆に鍵が掛かりっ放しということになったりすると、外への出入りが出来なくなってしまい、生活に支障が出るかも知れません。ロック金物は、汎用部材だと思いますので、輸入すれば簡単に手に入れることは出来ますが、古い掃出しサッシということなら、ドアの建て起こしの調整やサッシの周囲の掃除などを行って、将来の不具合が起きないようにすることを考えてもいいように思います。勿論、そういう作業は、適切な道具や知識・経験が必要ですから、私共のような専門家に見てもらって、次からはご自身でもやってみるということが一番間違いないと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.11.24
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レンガを積む時、窓の下にレンガを縦に並べてアゴのように出っ張らせる。そうすることで、窓に付いた雨がボトム・シルの先端から下に落ちることとなり、外壁に雨だれのシミが付かなくなるんだなぁ。今回は、レンガを縦に置くのでなく、専用のボトム・シル材をカナダから輸入してみました。レンガの黄なびた色とボトム・シルのグレーがコントラストを生むので、窓周りも締まってみえます。なかなか手の込んだ仕事でしょ。家づくりも、日々進歩を続けます。
2009.02.12
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北米では、非常に一般的な屋根材と言えるアスファルト・シングル。日本のシングル屋根材は、10年と持たないと言われていますが輸入のアスファルト・シングルは、30年以上の耐久性が保証されています。だから、日本のカラーベストといったスレート瓦のように10年毎に塗り替える必要がない。それだけで、何十万円ものメンテナンス費用が必要なくなるんです。その訳は、耐候性アスファルトの中にグラスファイバーが練りこんであることや、屋根の色を出す為に天然の石が表面に貼られているからなんですね。だから、強度もあって、色落ちしない屋根になるのです。また、厚さもないので、家への重量負担も少なく家の耐震性に寄与するといったことも特徴です。勿論、風速112kmに耐え、Aクラスの防火認定も受けているので台風や火事に対しても安心した性能を発揮します。アスファルト・シングルは、1枚1枚に微妙な色のグラデーションが付けられています。だから、家に表情を与え、デザインを引き立たせてくれるアイテムにもなります。下記写真が、その施工イメージですが、同じデザインの家でもこれだけ表情が変わります。勿論、どちらもおしゃれに仕上がっていると思いませんか?色も豊富で施工も簡単ですから、新築ばかりでなく、リフォームで家のイメージアップやメンテナンス費用の軽減を図ってみてはいかがでしょうか?
2007.10.11
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モスグリーンというか、抹茶色というか、窓や軒の白とのコントラストが映える外観が姿を現しました。ようやく足場が外れて、全容が皆さんにも見て頂けるようになりました。この色は、ここからほどない場所にあるお店の色が気に入って、お客さんから指定頂きました。そこのお店に私たちも見に行きましたが、時代が掛かっている分、もう少し薄汚れた感じだったと思います。でも、きっとお客さんは、そのうちそんな感じになることを楽しみにしていらしゃると思います。とにかくアンティークが好きな方ですから。さてさて、このおうちに時代が付いてくるのはいつぐらいでしょうねぇ。その時、外壁材のスタッコフレックスがどうなっているのか、楽しみです。関連記事:「クラックの入らない塗り壁 スタッコフレックス」
2010.02.11
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知立市のお客様から輸入サッシの引き違い窓から雨漏れするので、見に来て欲しいという連絡を頂きました。丁度その日は強い雨が降っていて、私も一日会社でしごとをするだけという状況でしたから、その日の午後にお伺いすることにしました。問題の窓を見てみると、確かに建具のフレームなどは輸入のものを使っているように思いましたが、網戸の感じやサッシをロックするクレセントの形状、左右の建具の両方共が可動する点などは、国産のもののような気がします。お客様はこの家を築7年くらいの時に買われたそうで、その前かその時かに窓を業者の方がいろいろ触ったということでした。国産のサッシでもそうですが、通常サッシの窓フレームは、室内側にくる建具の内側にまで存在するものなんですが、ここの窓は写真のように室内側にくる建具用の引き戸レールのところまでしかありません。つまり、引き戸レールを境にして、樹脂の窓枠と木製の窓枠に分かれているという構造なんです。引き戸の場合、レールの上を戸車が載って窓を開閉するので、レールと建具との間にはある程度の隙間がなければなりません。ですから、吹き上がるような強い雨風の際には、雨がレールを越えて室内側に入ってきます。写真で言う網戸レールのところまで樹脂製の窓枠となっていれば、窓から雨漏れすることはあまりないでしょうが、この状態ではサッシから雨漏れするのは当然です。構造的に雨漏れを防止出来ませんから、この建具の外側に隙間を埋めるモール材を取り付けて、風の勢いを弱めたり、入ってくる水の量を減らしたりする対策を取りました。サッシのペアガラスも内部結露を起しているようですから、近いうちにガラスの交換やサッシの防水処理をするようご提案をさせて頂き、今回の調査を終了しました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018.05.19
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昨日、キッチン・シンクや水栓金具で有名なKohler社の方に来社頂いた。コーラーと言えば、プレーリー・フラワー・デザインの花柄の洗面ボウルやベーカーズ・フィールドという名前のホーローのキッチン・シンクなんかが思い出されます。コーラーのこうした製品は、輸入住宅では一時期定番といった感じでしたね。今回、来社頂いた際にカタログも頂き、その中から写真のキッチンシンクをご紹介したいと思います。通常シンクは、カウンターの上から載せるオーバーカウンター型やカウンターに穴を明けて下から取り付けるアンダーシンクが一般的ですが、これはシンク・キャビネットのエプロン部分を切り取って、前面から差し込むというエプロンフロントシンクと呼ばれるタイプです。昔の理科室的な感じもしますし、フレンチ・カントリーなクラシック・キッチンにもピッタリです。シンクの開口に合せて、キッチン・カウンターを切り込まなければいけませんし、キャビネットにも細工を施さなければいけません。ですから、これをやるのは結構な手間が掛かりますが、国産のシステム・キッチンでは表現出来ないデザインが魅力です。大きな鶴首の輸入のキッチン水栓も、実験室っぽくていいですね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。また、キッチン・シンクのプロモーション動画もご覧下さいね。コーラー社キッチン・シンクの動画:
2015.06.16
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何年か前にミルガード(Milgard)社製シングルハング・サッシのバランサーを交換させて頂いた輸入住宅があるのですが、バランサーが建具から飛び出してきて、窓の開け閉めが出来なくなったというご相談がありました。そのサッシ建具(障子)の両サイドに隠れるように装着されているはずのチャネルバランサーの頭が、ご覧のように見えるではありませんか。通常、ここを覗き込めばちょっとだけ見えるものなんですが、ここまで見えることはありません。建具を窓枠から外して、バランサーの状態を見ましたが、交換して然程時間が経っていませんから、特に問題はありません。ただ、バランサーを建具の脇に抑え込んでおくトップガイドと呼ばれるプラスチック製の部品が欠損してなくなっていました。この部品がないと、バランサーは建具に引っ掛かりませんから、飛び出してしまうのは当たり前で、当然開閉も出来なくなります。バランサーを交換した際は、まだ問題なかったパーツでしたが、西日のせいかこの数年のうちに劣化が進んでしまったようです。ミルガードのトップガイドは、今は手に入りませんが、代替となるものがいくつかありますから、そうした部品を装着したいと思います。ですから、チャネルバランサーをお使いの皆さんは、バランサーだけでなく、ガイド部品も交換が必要かどうかチェックしてみて下さいね。<関連記事>: チャネルバランサー交換時には一緒に交換 (2019年7月4日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020.08.03
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以前にも何度かご相談頂いたことがある部品の問い合わせです。Milgard社製スライディング・パティオ・ドアの引き手ハンドルに付いているロック用のレバーが折れて、鍵が掛けられなくなったという問題です。レバー自体は、鋳物で出来ていて固い金属なんですが、厚みもあまりなく細長い形状なものですから、ラッチの掛かりが悪くなって無理やり鍵を掛けようとすると、ポキッと折れてしまいます。固いものは、柔軟には動かない為、仕方ありませんね。幸い少し多めにアメリカから部品を仕入れていた為、すぐに部品を発送することが出来ました。でも、この方にお送りした為、うちの在庫はあと1本だけとなってしまいました。さて、またメーカーにいくらか発注しておかなければいけませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: 破損したドア・ロック用レバー
2016.06.30
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こちらは、カナダ ヴァイスロイ(Viceroy)社製ケースメント樹脂サッシ用のウィンドウ・ヒンジ。この輸入サッシは、セルコホームさんなどで多く使われているようですが、使われている金物は逐次変わってきているようです。この古いウィンドウ・ヒンジも例外ではなく、現在のヴァイスロイの辷り出し窓(横方向に開いていく窓)には使われておりません。今は形状が若干異なったものが使用されていますから、古いウィンドウ・ヒンジを交換する場合、微妙にサイズが合わない状況となっています。ですから、新しいヒンジを古いサッシに取り付ける場合、建具やサッシ枠に加工などを施すなどして工夫が要求されるのです。一般的にこの部品は取付けさえすれば、それで終わりであり、開閉にも何ら支障は出ないものですが、古いサッシに形状の違う金物を取り付けるとなれば、そうはいきません。こういう仕事をお願いされるのであれば、経験豊かな慣れた業者を見付けないと、何度も作業を繰り返さなければならなくなりますから、気を付けて下さいね。北米の輸入建材の多くは、長く同じ部品を製造していますから、何年経っても同じものが手に入るのが一般的ですが、今回のように製造されなくなるものがあることを忘れてはいけません。まあ、それでも輸入資材に慣れたビルダーであれば、何とかなるはずですけどね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017.12.12
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先日、ペラウィンドウ(Pella)に交換用のケースメント建具を注文させて頂きました処、ペラの国際部門が今年11月末を以って閉鎖されるという案内がありました。恐らく海外(特に日本)からの注文が減って、利益を確保する為に経費を削減する必要が出てきたのだろうと思います。今まで注文させて頂いている分については影響はないものと思いますが、これからはアメリカにある代理店を間に入れてペラとやりとりをする必要が出てくるでしょうから、価格も納期も大幅に掛かることが予想されます。円安・アメリカのインフレ・輸送費の高騰や船便予約の取りづらさといった問題が山積している状況で、輸入住宅を取り巻く環境は大変なものとなっています。こうした状況は、ペラに限ったものではなく、マーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)、アンダーセン(Andersen)やローウェン(Loewen)といった輸入サッシ・ドア全般にも言えることです。現状でも物価や人件費の値上がりで注文を躊躇される方もいらっしゃいますが、ぐずぐずしていると更に費用が高くなる傾向ですので、メンテナンスを必要とされているお客様は、早めにご相談を頂けるといいかも知れません。因みに、ペラが日本のお客様向けに製品を販売しないということではありません。本社の海外向け取引部門がなくなるというだけですので、引き続き私たちはお客様へのサポートや販売を継続していきます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022.09.26
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春日井市のお客様から水栓金具の水漏れを修理したいというご相談を頂きました。水栓は、アメリカンスタンダード(American Standard)製の洗面水栓。ワイドスプレッド・タイプというもので、吐水部分とレバーハンドル部分とが3つ別々に分かれている少し豪華な仕様です。この水栓金具は、ハンプトン(Hampton)という品名のもので、以前にもカートリッジバルブを交換するなどして修理したことがあります。ですから、部品の交換自体は適切な道具があれば然程難しいことはないのですが、洗面ボウルの下の水道配管が変に捻じれていたりすることが多く、そこからの水漏れがあるとバルブ交換だけでは終わりません。まあ、そういう不具合もあるというふうにご案内頂いていないので、その点は大丈夫だと思うのですが、もし配管に漏れがある場合はフレキ管を交換する必要があります。カートリッジバルブを交換する際は、そういった問題がないかも一応チェックする予定ですが、輸入水栓をお使いの方は一度ボウルの下から覗いてみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023.07.12
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こちらは、1999年に施工したマーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド・ダブルハングの上下建具(障子)を外して、窓枠だけにした状態です。窓枠の両サイドには、グレー・ベージュ色をした樹脂製のジャムライナーが装着されていますが、その溝にはクラッチと糸でつながったバランス・チューブが内蔵されています。このバランス・チューブが、北米の上げ下げ窓で一般に使われているバランサーに相当します。クラッチと呼ばれる部品の上に建具のピボットバーを載せると、クラッチの固定が外れて建具の重量を支えるバネが利いてくる仕組みになっています(今のマーヴィンとは部品形状が異なりますが、基本的な仕組みは同じです)。バランス・チューブが2つ見えるのは、上窓(アッパー・サッシュ)と下窓(ボトム・サッシュ)のそれぞれを持ち上げる為にあります。今回、このバランス・チューブに内蔵されたバネが弱くなって、建具が自然と下がってきてしまうという不具合が起こりました。新築時から18年も交換せずに使ってきたということですから、バランス・チューブの寿命は既に過ぎているという感じですね。単に下がってくるだけということで、何もせずにそのまま使うという人がいるかも知れませんが、そのことを忘れて建具から手を離してしまうと、建具が勢いよく落ちてガラスや建具が破損するなんてことになり危険です。こういう消耗部品については、マーヴィンのような有力メーカーは今でも部品供給をしてくれますから、早めに交換して下さい。ただ、こうした部品を知らなかったり、交換方法が分からなかったりする輸入住宅ビルダーやサッシ屋さんが殆どですから、一般の皆さんはやれる人を探すのは大変かも知れません。だからこそ、家を新築する際の業者選びは、重要なんですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017.11.15
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国産の洗面化粧台では当たり前のことなんですが、輸入の洗面の場合はキャビネットやボウル、アクリル・カウンターや水栓金具、鏡といったものが全てセットになった状態で販売されるということは、それ程多くありません。自分の好みに合わせて、一つひとつの部材をチョイスして、それを現場で組み上げるというのが一般的なんですね。日本の住宅は、多くのケースが建売りであることから、洗面スペースの面積や形状が規格サイズになっていて、そこに入る洗面台のサイズも決まっているということや、一体型にしておけば現場での作業手間も省くことが可能となって、合理性からくるコストダウンが図られるという理由なんでしょうね。面白味という点では、国産の一体型は多少我慢が必要ですが、選ぶのが面倒という人たちにとっては楽なことかも知れません。そういう人が、アメリカにもきっと存在しているのでしょう。メーカーによっては、写真のようなオールインワン・タイプの洗面を販売しているところもあるんです。写真に写っているものの中で含まれていないのは、照明器具と水栓金具(香水などの小物は当然含まれませんが・・・)だけであとは写っているもの全部が含まれます。幅は42インチですから、107cm。キャビネットは木製で塗装仕上げ。アクリル・カウンターにアンダーマウントの陶器のシンクが付いています。価格は約40万円程(税別・送料別)ですが、なかなかお洒落な洗面でしょ。こうしたデザインの洗面や輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015.11.24
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東京にお住まいで、この度愛知県豊川市でレンガの家を計画中のNさんと週に一度の打合せ。遠く離れていて、私たちはどのようにコミュニケーションを取っていると思いますか?勿論、メールは必修ですが、打合せとなるとやはりお互いの顔や声を直接確認しながらの方が、お互いの想いがよく分かりますよね。そこで登場するのが、PCを使ったビデオ電話の「スカイプ」。マイク付きのWEBカメラとスピーカーさえあれば、目の前でお話しするのと何ら変わりはありません。PCを使っていますので、資料やWEBサイトの案内も即座に差し上げることが可能ですから、お互い確認するのが本当に簡単です。おうちのプランニング、図面のやりとり、デザイン・イメージの写真や資料の送付、何でも出来てしまうから時代は変わったもんです。そして、このサービスは、どれだけお話ししてても無料なんです。だから、カナダのサプライヤーとの打合せもこれを使います。そして、私とご夫婦との打合せは、2時間以上になることも・・・。途中中座して資料を取りに行ったり、奥様が急な雨で洗濯物を引き上げに向かったりすることも出来るのです。打合せの時間は、事前にメール等で決めておくだけ。その時間になったら、PCの前に集合です。そうそう、打合せ記録などもその場でお客様に送信出来るので、チェックもして頂けて間違いも少ないです。便利ですねぇ。まあ、施工については、実際に現場に行かなければ始まりませんが、業者さんとも同じように連絡し合うことが出来れば、遠い現場でもレンガ積み外壁やドライウォールの家が建てられるかも知れませんね。あとは、私とお客様、お互いの情熱次第です。皆さんも私とお話ししませんか?
2013.06.26
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先日ご相談を頂いた輸入サッシのメンテナンスの案件です。こちらは、マーヴィン社のアルミクラッド・サッシ。屋外側がアルミで覆われている木製サッシだ。外部がアルミだから耐候性に優れていると思われがちですが室内側の湿気が多い場合の結露水や風によって入り込んだ雨水が、木製部分に付着して抜けない状況になってしまうと木部がこうして黒ずんでしまう。黒くなるだけならいいのだが、放っておくと木が腐ってボロボロになる。木の中の方までの腐れとなるとサッシ(建具)ごと交換しなくてはならなくなるから大変だ。写真のサッシは、まだ深刻な状況には至っていないようだが、そうなる前に防水塗装をし直して欲しい。それには、カナダ パラペイント社のティンバー・ケアをお勧めします。水性アクリル・ペイントなので、体に優しく木の呼吸も妨げないという高品質な木部用塗料です。木製玄関ドアのメンテナンスにも使えます。
2013.01.31
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最近、多くのお客様が、集中換気システム付き全館空調(全館冷暖房)システムを設置したいと希望されるケースが増えてきました。以前にもお話ししたように、ご家庭の室内で高級ホテル並みの快適性を実現出来るのが、この全館空調なのです。勿論、人間の作るものですので、長所・短所の両方を持っていることを忘れてはいけません。いいこととしては、トイレや洗面、廊下など、通常居室より温度のギャップがある場所でも、リビングと同じ温度が保たれていること、集中換気システムで空気中の埃や花粉なども除去されること、常時静かな運転なのでエアコンの音が聞こえないし、電気代も非常に少ないこと、機械類が屋根裏等に設置されるので、室内機が壁に露出しないことなどです。逆に、あまりの快適性故に、外との環境ギャップが生じて免疫力などの抵抗力が落ちるかも知れないこと、室内が乾燥気味になること、フィルタなどの掃除を怠ると反ってダニや埃を増幅しかねないこと、などが弱点として挙げられます。そういうことを踏まえて、健康管理をしたり、多くの植物を室内に置いたり、掃除を心掛けたりして注意すれば、素晴らしい居住空間を維持出来るということも言えますね。要は、住み手の暮らし方次第という訳です。ホームメイドの家は、セルロースや羊毛の天然系断熱材で中断熱してあるばかりか、レンガ積み外壁という外断熱も行っているので、他の住宅メーカーの省エネ性能とは格段に違いがあるのですが、お住まいの皆さんが設定されているエアコンの温度は、何度だと思われますか?冬は、17~18度。夏は、28度前後なんですよ。私の家(古い日本家屋)もそうなんですが、ガスや石油のファンヒーターを冬場26度、エアコンは夏場26度に設定していても何か寒気を感じたり、暑さを多少我慢しないといけないんです。でも、全館冷暖房システムのおうちは、冬の17度でも半袖でいるくらいに快適ですし、夏の28度でも寒いくらいに思えてしまうのです。(特に、普段うちの倉庫兼事務所の建屋にいて、こうした家にお邪魔すると別世界に感じてしまいます)不思議ですねぇ。何故そうなるかと言えば、通常の個別冷暖房機では、同じ部屋でも床に近い部分と天井に近い部分とでは、温度が全然違うのです。だから、暖かさを感じる体の部位と寒さを感じる部位の両方が同時に存在するので、不快に感じるというのです。全館冷暖房システムは、室内の空気を自然に対流させるように設計されているので、部屋の高い部分でも低い部分でも温度の変化がなくなって、抑え気味の温度設定でも快適に感じるという訳です。因みに、名古屋市守山区のC邸は、大きめの輸入住宅でしたので1階と2階とに分けて空調機を屋根裏に2台設置したのですが、以前住んでいたマンションの電気代が月5万円を超えていたのにここでは3万円台になったというから驚きです。勿論、空調は付けっ放しですよ。(奥様談)まあ、嘘だと思ったら、私たちが建てさせて頂いたおうちにご案内しますから、確かめてみて下さい(笑)
2013.02.01
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先日起きたNZ地震やこれから予想される東海地震。多くの皆さんも地震災害については、高い関心を持っていらっしゃることでしょう。大きな地震が来れば、水道やガス・電気のインフラはズタズタに寸断されます。また、室内のものも散乱するので、家自体が大丈夫でも避難することを余儀なくされると考えて下さい。でも、家の被害が最小限であれば、修復も比較的容易に出来るかも知れませんし、まず人命を確保することが出来るのです。そういう考えからすれば、地盤の上にある基礎がどんな状況でもしっかり建物を支えてくれることが一番の安心かも知れません。ホームメイドが施工する基礎は、ベタ基礎です。それも、耐震性をアップさせる為にダブル配筋(異形鉄筋:直径13mm)の施工を採用しています。縦横250mm間隔で、格子状に鉄筋を組んだものを上下二重に配筋しますので、一般的なシングル配筋のものより強度は格段に向上します。それは、鉄筋が2倍ということ以外に、鉄筋に被せるコンクリートの厚さも2倍になるという理屈です。写真では分かりずらいですが、非常にたくさんの鉄筋が使われていることが見て取れます。(2つの矢印が、上下になった鉄筋です)私たちは、鉄筋の太さや鉄筋の間隔にも気遣いを怠りません。(写真:守山区T邸 現場)勿論、こうしたからと言って、自然が起こす地震にはかなわないかも知れません。それ程、自然は偉大です。人間の過信こそが、最大の敵なのです。でも、私たちに出来ることは極力やっておきたいと思いませんか。
2011.03.05
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サーマトゥルー(Therma-Tru)、ピーチツリー(Peachtree)、メソナイト(Masonite)、トリムライト(Trimlite)など、最近の輸入住宅の玄関ドアは、表面がファイバーグラス製のものが多くなってきました。以前は、木製のものこそ輸入住宅のステータスといった感じがあったのですが、日に焼けたり風雨に曝されたりして木の表面が劣化してしまうという問題で、劣化の少ないファイバーグラス製の玄関ドアが用いられるようになったという訳です。でも、ファイバーグラスって、実はFRPのパネルで出来ていて、何もしなければただのプラスチックにしか見えないのです。そこでアメリカ人たちは、木目の表情をパネルに付けて、そこにステインで塗装をするという方法を編み出しました。上の写真は、玄関ドアのパネルに塗装をしている途中ですが、塗装した所と未塗装の所とでは全然違いますよね。これだけ美しい木目だと、普通の人は全く木だと思ってしまいます。でも、こうした塗装を施すには、熟練した技術とノウハウ、十分な作業時間が必要となります。勿論、専用の塗装キットがないと、同じようには出来ません。ただ、木目と言っても塗装であることに変わりませんから、10年くらいで塗装の塗り直しやメンテナンスが必要となります。塗装が剥げた状態では、せっかくの輸入住宅の顔が台無しですからね。ファイバーグラス製ドアの塗装や塗り直しについては、ホームメイドにお問い合わせ下さい。玄関の木製ドアのメンテナンスについてもご相談に応じますよ。
2014.10.18
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輸入サッシの多くには、ペアガラスの防水・気密や建具枠への固定の為にグラス・ビード(Glass Bead)と呼ばれるガラス押えが付いています。こちらは、アメリカ サミット社製と思われる樹脂製掃出しサッシなんですが、サッシの外側のガラスに取り付けられたグラス・ビードが一部なくなっている状況です。(こうした部品は、窓の内側にある場合もございます)何でも外壁塗装をした際に、業者さんが破損させてしまったらしいのですが、このままでは見ため的にもガラス固定の観点からもよくありませんね。取り敢えず、部品の写真を送ってもらい、同じと思われるものを見付けたのですが、材料の厚みや微妙な湾曲具合が違っているようです。(大きさは、ピッタリなんですが・・・)新しい部品は、部品メーカーのサイトで確認したものですので、一度サッシ・メーカーにも聞いてみようと思っています。ただ、古いサッシですから、既に仕様が変わっている可能性もありますから、古い部品と全く同じものが手に入るかどうかは、確約することが出来ません。ただ、輸入サッシの多くは、こうした部品が今でも製造されているという状況があります。もし交換部品が必要という場合、それは素晴らしいことではないでしょうか。いつまでも長く輸入住宅を愛していきたいという情熱をお持ちのお客様には、私たちは今後も力をお貸ししていきたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016.09.24
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名古屋市守山区の輸入住宅、Cさんからの依頼で、ウェザーストリップなるシール材を取り付けに行きました。奥様が大の虫嫌い。近くに森もあってムカデなども家に入ってくるらしい。そこで、輸入の玄関ドアの敷居にあるほんの小さな隙間を気にして何か対処してほしいということだった。カナダ製の玄関ドアの多くは、ウェザーストリップというクッション材(モール材)がドア枠の上下左右に入っているのだがこのメーカーのものは、ドア下だけはゴム製の薄いテープ材があるだけで、それが人の出入りで徐々に切れてきていた。簡易なものですから、ただの目隠し材だと思うのですが、小さな虫が出入りしないかと奥様は気が気でない。そこで、私たちは写真のようなウェザーストリップを用意しました。写真は、おうちに取り付けたものの切れ端ですがこれの長いものをドア枠の上下左右にある取り付け用スリットにビード部分を差し込んで施工します。このウェザーストリップは、ある程度の高さや幅がありますから多少ドアが枠にピッタリしなくなっても気密を保つように考えられているんですね。ウェザーストリップは、おおよそ10~15年程度で劣化してきますから、必要に応じて取り替えて下さいね。但し、ドアメーカーによっては、形状が違う場合もありますのでちゃんと確認してから手配して下さい。こういうメンテナンス部材もホームメイドでは用意していますから、ご希望の方はお問い合わせ下さい。
2012.04.24
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以前、カナダのレンガの品質が素晴らしいという話を書きましたがその時、ゆっくり長い時間を掛けて、それも徐々に温度を上げながら焼かれていることをお伝えしました。それでは、本当にカナダのレンガが、東南アジアや中国で作られるレンガより堅くてしっかりしているという証拠をお見せしましょう。写真は、岐阜市でレンガ積みの施工をしている輸入住宅のN邸の現場に落ちていたレンガのかけらです。窓などの開口部や壁のコーナーを施工する時、どうしてもレンガをカットして適当な大きさにする必要が生じます。そんな時、こうしたレンガの切れ端が出来てきます。捨てるのはもったいないですが、いい仕事をする為には仕方のないことですね。写真をよくご覧ください。粘土や細かい砂粒に全く隙間がないのが分かりますでしょうか。つまり、レンガを焼く前にしっかり練って粘土の中の空気を抜いてから焼き上げているのです。また、土や砂が高温で溶けて一体化してしまっている状況も分かります。まるで、地層深くで圧縮されて出来た石のようなレンガの断面です。だから、高い外壁を積めるだけの強度が出るんですね。レンガ同士をぶつけると金属のような高い音がするのもこうした理由です。割ってみて初めて分かる、カナダ製のレンガの素晴らしさですね。
2012.07.02
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2x4工法では、地震対策として様々な工夫をしていますがこれもその一つ。通常、基礎と土台(角材)とを緊結させる為に、基礎に短いボルトを一定間隔で入れてナットで締め付けます。ただ、これだけでは、構造の一番下にある土台が固定されたに過ぎず、地震の際の引き抜き力(垂直方向に引張る力)に対してその上にある柱や壁が十分対応出来ないのです。そこで施工されるのが、このホールダウンアンカー。建物の四隅に基礎から立ち上がる長い棒状のボルトを入れておきます。それを頑丈な柱材に耐震金物で固定することで、大きな地震の引っ張り力に柱や壁も一緒に耐えるという構造が出来上がるのです。当然、1階と2階とが離れないようにしなければなりませんから同様のホールダウンアンカーを1階天井(2階床組みでもあります)に施工するんですね。こうして、基礎と1階、1階と2階、場合によっては2階と3階の全てがお互いに引っ張り合って、地震に耐える構造となります。これ以外に、帯金物で同様の対策をすることを併用しますから私たちの家は、更に地震に対して強くなるのです。あと、ホールダウンの金物が、どうして浮いているのか。浮かせない方がしっかり固定するじゃないか、という方もいるでしょう。でも、そうじゃないんですねぇ。地震は縦だけでなく横にも揺れます。その時金物に遊びがなくて、その力を逃がすことが出来ないと金物が柱や床の木材を破壊したり、金物を固定するボルトが外れてしまうなどということが起きかねないのです。さて、皆さんのおうちにはこうした施工はされていますか。私たち ホームメイドでは当たり前のことですが、コスト低減や工期短縮の加減で施工していないなんてことは、結構あるんですよ。
2012.02.19
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ここ名古屋でも結構な雨が降りましたが、西日本の各地では恐ろしい程の大雨が降ったとのこと。被害に遭われた皆さんには、心よりお見舞い申し上げます。これからは、強烈に強いスーパー台風や竜巻なんてものも日本にやってくるかも知れませんから、今までの対応では用をなさない状況になるかも知れませんね。そういう強烈な風雨が襲ってきた時、一番気になるのが雨漏れです。殆どの皆さんは、雨漏れと聞くと屋根からの漏水とお考えになるかも知れませんが、雨漏れは屋根ばかりではありません。外壁のコンクリート・サイディングのジョイント(つなぎ目)やレンガ・タイル壁のクラック、サッシの周囲の隙間、屋根の軒のつなぎ目やバルコニーの床といった場所も雨漏れを警戒すべきところとなります。写真は、先日見かけた輸入住宅の外壁です。外壁サイディングのジョイントが、丁度サッシの両端に来るように張られています。サイディングのつなぎ目は、地震や気温差で外壁が動いてしまうような場合に一番割れが出やすい場所です。また、サッシの周囲も構造体の防水シートをカットされる位置でもありますから、漏水時の弱点となりやすい場所でもあります。つまり、この写真の家は、弱点がいくつか重なってしまっていると言えるかも知れません。また、サイディングの荷(重量)が窓に掛かってしまったせいか、窓上の白いモール材(コンクリート製)にもクラックが入っています。こうしたクラックから入った雨がサッシを伝って、室内に雨が侵入するケースも多いのです。そして、モールの上枠の張り方がいけません。赤く囲んだような形で上枠を張るべきですが、モール同士のつなぎ目が垂直方向に入っています。神社の鳥居のように、両サイドのモールの上に載せる形で上枠のモールを張るのが、雨漏れリスクを少しでも軽減出来る張り方です。実際にこのおうちに雨漏れがあるかどうかは分かりませんが、下地の防水施工の良し悪しによっては、外壁を張り直すなどの大掛かりな工事が必要になりますから、注意が必要です。どうぞ、皆さんも大雨には十分ご注意下さいませ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018.07.07
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こちらは、ミルガード製掃出しサッシのロック受けと網戸の取っ手です。ミルガード(Milgard)のロックは、ダブル・フックになっていて、鍵爪が2本上下に飛び出す構造になっています。その為、ロックの受け金物には爪を引っ掛ける穴が2つ開いています。1つのモーティスロックでも防犯性能が高いのに、2つ付いているロックケースは殆ど空き巣も開けられないと考えるべきでしょう。ただ、内側のロックレバーを解除さえすれば、簡単に侵入出来ますから安心は禁物ですよ。また、いくら鍵が強固でも、鍵を閉め忘れれば何も意味はありませんから、ちゃんとロックを確かめて就寝するようにして下さい。次に、輸入網戸の取っ手ですが、輸入サッシの殆どは樹脂製の取っ手が付けられています。比較的丈夫には作られていますが、太陽の強い紫外線には勝てません。15年くらいすると、樹脂も脆くなって割れたり欠損したりしますから、こちらも悪くなったら交換するようにしたいものです。取っ手には簡単なロック機能が付いているものもありますから、これだけでも少し防犯性は高まるはずです。あと、網戸の網は、市販のプラスチックのものではなく、輸入のグラスファイバー製のものを使いましょう。こちらは、プラスチックの3倍近く持ちますし、タバコの火でも破れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.03.12
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こちらは、埼玉県のお客様からご依頼を頂いて新調した8枚の輸入網戸。現在は日本で販売されていないアメリカ アルメトコ(Almetco)社の樹脂サッシに取り付けられていた網戸が、古くなって壊れたり曲がったりして使えなくなったようです。こういう場合通常であれば、諦めるしかない状況だと思いますが、網戸のフレームの形状や寸法を窓の大きさに合わせてそれぞれ確認頂き、米国の網戸部品メーカーからピッタリの部材を1つひとつ調達しました。輸入網戸は、フレームやコーナー部品だけでなく、グラスファイバーの網や網押さえのゴム、取っ手や網戸をサッシに固定する部品を組み合わせなくてはいけませんし、アルミのフレームを適切な長さにカットしなければなりませんから、結構な手間が掛かります。それを8枚も作るとなると、まとまった時間を取って作業をしないと作ることは出来ません。ただ、輸入住宅にお住まいのお客様の中には、網戸を外に落としてしまったり取付け・取外しをした際に壊してしまったりして、新しい網戸が欲しいという方も多くいらっしゃいます。サッシ・メーカーがなくなってしまったり、施工した住宅メーカーが倒産してどこのサッシか分からなくなってしまったりして、窓メーカーのアフターサービスを受けられないという人にとって、網戸の問題は大変なストレスかも知れません。勿論、部材が手に入らない場合もあると思いますが、私たちは出来るだけそういったお客様の要望に応えていきたいと思います。因みに、アルメトコのこれらの網戸をサッシに固定する部材には、バタフライクリップが使われています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.05.22
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こちらの商品は、パラペイント(Para Paints)のティンバーケア。HPでご紹介しているアクリル レインコート(ナチュラルクリア色)とラベルの感じが若干違っていますよね。実は、これは同じナチュラル色のものなんですが、塗膜の耐久性を高めたハイブリッド・タイプのティンバーケアなんだそうです。どこがどうハイブリッドなのかはよく分かりませんが、中身を確認した感じでは然程変わりはないようです。今回初めてこのタイプのものをカナダから輸入したのですが、今までのものも一緒に入荷してきましたから、一度塗り比べてみようと思います。またその様子は、追って記事にしてご報告しますから、乞うご期待。何れにしても、現在日本で売られている木部用屋外塗料と違って、2度塗りすれば防水効果は5年以上の耐久性があるティンバーケアですから、ウッドデッキや木製サイディング、外構フェンス、玄関ドア、木製サッシなど様々な屋外木部に使ってみて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020.01.10
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こちらは、昨日交換して取り外した輸入掃出しサッシ用ロックケース。モーティスロックとかモーティシーロックと呼ばれる防犯性の高いロック金物ですが、防犯性が高い分破損してロックが掛かったままになると解除するのも厄介な代物です。マーヴィン(Marvin)社インテグリティ(Integrity)シリーズのスライディング・パティオドアに使われていたものですが、マーヴィン以外の窓メーカーでも多く使われています。このロックケースは、ロックレバーをキーホールに差し込んで操作することで、小さなバネが鍵爪(ラッチ)をアクションさせる仕組みです。本当に小さなバネですから、10年以上使い続けているとそのうちバネが弱くなったり、劣化して外れてしまったりします。そうなると、鍵爪の出入りが制御出来ず、鍵が掛かったままになったり逆に鍵を掛けられなくなったりします。写真のようにラッチが中途半端に出るといった状態は、バネが既に不具合を起していることを意味します。ロック金物は、破損すると即防犯の問題に直結しますから、最近調子が悪いと感じたら、調子が悪いものを含めて家中の掃出しサッシ全てで交換することをお勧めします。また、その際はドアの建て起こし調整や鍵の掛かり調整、ハンドル部分のビスの緩みなどをメンテナンスすると、また長く使えるようになりますよ。トラブルのタイミングは、点検をする絶好の機会です。単純に部品交換するだけなら、素人の皆さんでも出来ますからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020.11.18
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香川県のお客様からフレンチテラスドアの鍵が壊れたので、交換部品が手に入らないかというご相談を頂きました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。壊れたのはドアに内蔵されているロックケースで、鍵爪だけでなくデッドボルトバー(カンヌキ)も飛び出してくるセキュリティ性能の高いモーティスロックです。ただ、ご存知のようにマーヴィン自体は日本から撤退してしまい、交換部品は海外の部品メーカーから調達する以外方法はありません。また、マーヴィンは古い製品について順次部品の供給も中止してきているといった状況ですから、適合する交換部材は入手しづらくなってきています。今回、独自にこのロックケースを探してみて処、適合する交換部材を発見し、調達出来ることが分かりました。ただ、こうしたロックケースは値段そのものが高いだけでなく、円安でドル金額を円換算すると更に高い印象となります。勿論、アメリカからの送料もドルで請求がありますから、送料も以前より高く感じてしまうのは仕方ありません。交換部材を手に入れられるというだけでも有難いことだと思いますので、もし破損するようなことがあれば今のうちに購入しておくことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024.07.05
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東京都のお客様から輸入サッシのロックレバーがいくつも壊れてしまい困っているとの問い合わせを頂きました。輸入サッシは、ミルガード(Milgard)のアルミ製オーニングサッシ(下側が外に開いていく窓)のようです。室内側に網戸が付いているのですが、通常であればこの網戸が邪魔でロックレバーに手が届かないのですが、この網戸には開閉出来る小窓が付いているので、ロックを操作する際は小窓を開けるという仕組みです。現状は、このロックレバーを新しいものに交換したいということなんですが、恐らくその他にもいろいろとおうちにトラブルがあって、メンテナンスをしたいということだろうと思います。普通は家を建てた住宅メーカーがメンテナンスを行うのでしょうが、このお客様は中古で建物を購入されたそうで、近くのリフォーム屋さんでも修理が出来ないと断られてしまったようです。ミルガードのアルミサッシは30年以上前に施工されていた窓ですから、いろいろとガタが来ているのは致し方ありません。ただ、私共のような輸入住宅の専門家であれば、古いものでも交換部材を調達することは可能ですし、施工や調整方法も熟知していますから、修理・メンテナンスは問題ありません。あとは、お客様と私共との距離の問題だけですが、メール等で写真を送って頂いたり、寸法形状の確認をしたり出来ますので、その分何度も伺ってお手間をお掛けするなんてことも少なく出来ます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.11.02
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輸入住宅の玄関・勝手口の多くには、無垢の木で出来た木製ドアが使われています。国産のアルミドアと違って、重厚感や温かみがあって素敵ですよね。でも、玄関のポーチ屋根が十分でなかったり、庇(ひさし)が短かったりして、風雨に曝され木が黒ずんだり腐ってきてしまったり、劣化に困っている方も少なくないと思います。そんな状況の中、風雨に強く耐候性に優れた木製の玄関ドアがないかと探していらっしゃる皆さんに朗報をお届けしましょう。その名も「ウォーター・バリア・テクノロジー」。アンダーセンのサッシやマーヴィンのインテグリティ・シリーズのように、室内側が木で屋外側が耐候性・防水性のある樹脂で覆う(被覆する)オプションがシンプソン(Simpson)社の木製ドアには存在します。シンプソンと言えば、北米製の玄関ドアでは一流メーカーですが、リクエストすればこんなサービスにも応えてくれるのです。(ドアによっては、このサービスを受けられないものもあります)外側が樹脂ですから、写真のように真っ赤なペイントで塗ることも可能ですし、家やサッシのデザインに合せて落ち着いた色にすることもOKです。勿論、本物の木製ドアですから、インテリアは木の温かみを十分に感じられるものとなっており、交換しても全く違和感はありません。気になる保証ですが、シンプソンは製品に5年保証をしています。これは製品への自信の表れなんでしょうね。新築でこうした木製ドアを施工したい方、古くなった木製ドアを防水性の高い木製ドアに交換したい方、是非私たち ホームメイドにご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015.11.13
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