2002年11月05日
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▼ワンコにも五感はある。
五感とは、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚だ。
この中で人間より優れているものは人間の聞き取れない広範囲の音を聞き分けられる聴覚。何千倍もの探知能力のある嗅覚。

触覚は毛の長短で差があるかな。人間並みにあるかもしれない。

ところが、視覚となると全くアテにならない。
犬は人間で言ったら近視だ。そして、色の識別はできない。
見えているのは 白黒の濃淡 だ。

だから、 「犬が派手な色の服を選んで着る」っていう事は ありえない。
何か、犬が気になる別の原因があるはずだ。
例えば、前回その服をきた時に食べていたもののにおいがついているとか、好きなワンコと会ってにおいが移ったとか、肌触りが気に入ったとか。

「におい」と「食感」 だ。
先祖が狼だったのを考えれば、犬が肉食なのは分かるだろう。市販のドックフードには、肉以外にも野菜が入っている。何で野菜を喜んで食べるのかというと 「犬の好むにおい」 がついているから。
決して 味が分かっているのではない

口と鼻はつながっている。人間でもにおいがすれば、材料が別のものでもその味を感じることが出来る。分かりやすくいえば、苺味の乳飲料で飲むと苺の味がするやつ。でも、無果汁と書いてある。これは、苺の香料と糖分に誤魔化されているに過ぎない。

ワンコはもともとは野生の狼だ。だから食べ物があれば、あるだけ食い溜めしようとする。喜んでいるのは喜んでいるだろうけれど、突き詰めれば単なる本能だ。
野生なら、次にいつ狩りが成功するかわからないから、獲物を仕留めたときに残さず食べる。

でも、飼われているワンコは、一日に2度から3度必ず食事をもらえる。ペットフードはきちんとカロリーも計算されているし、必要栄養素も入っている。満腹感の問題はあるだろうけれど、ペットフードだって欲しがるだけ与えればデブになる。そういうときは、カロリーの低いものをたくさん与えるのが正解だ。

ペットフード+おやつ+人間の食べるケーキなんてもってのほか。
まして、コンビニのクリスマスケーキなんて、防腐剤・膨張剤などの添加物イパーイ!何ヶ月も前から作って冷凍しているものを食べたら、人間だっていいわけない。(※無添加・作りたてでもダメ。念のため)

ワンコは「そろそろ太ったからダイエットしなくちゃ」とか「最近動悸がする」とか「このままじゃ体に悪い」とかそんなこと考えられないし分からない。ただ食べ物が目の前にあれば食べる。それが体にいいかどうかなんて関係ないし、理解も出来ない。どんな品質の食べ物を与えられているのかもわからない。 たとえそれが毒であっても

▼人間の食べるものは高カロリーだ。脂肪も塩分もたくさん含まれる。犬に食べさせてはいけない食べ物もある。舌が肥えるという事はなくても、本能に従って行動すれば、人間の食べ物のほうが、それはそれはいいにおいがするだろう。そんな食べ物を子犬のときから与えられて育ったらどうなるか。

人間の小児肥満というものを例にして考えてみよう。
子供のときから高カロリー食を食べていると、脂肪細胞の数が増える。同じカロリーの食事をしても、脂肪細胞が多い人は吸収率が高い。脂肪細胞というのは、風船のように伸縮するからMAXまで脂肪を蓄えてしまったらパンパンになる。持っている脂肪細胞の数が多ければ多いほど、太りやすく、痩せにくい。

犬も同じだ。太る痩せる意外にも、人間と同じように病気にもなる。まして自分で好きに散歩に行かれるわけじゃない。一日2回、連れて行ってもらえるだけだ。運動量は少ないし、体も小さい。人間の食べ物を与え続ければどうなるか、食品添加物を過剰摂取させられていたらどうなるか、ちょっと考えれば分かるだろう。

▼問題は食べ物だけじゃない。


群れで行動する動物だから、リーダーが居ないとだめだ。犬を大切にするあまり、人間と同等に扱ったら、人間を見下してワガママになる。

例えば食事の場所。
同じテーブルで同じ高さで、食器から食べさせていたら、自分も同等だと思ってしまう。
飼い主(家族を含む)がリーダーにならないと、当然言うことも聞かなくなる。子供のうちは可愛いで済むけど、人間を馬鹿にした犬になった結果、明らかに人間でも弱者である子供に威嚇したりしてなんか起きたらどうするんだろう。
人間を噛んだりしたら、保健所に連れて行かれる。それが犬の幸せなのかな。

▼河原で野放しにしたら、いっぱい走れて、そりゃ犬も喜ぶよ。喜んだ挙句に、悪気がなくても子供に飛びついて、その子供が転んで石に頭をぶつけたとかなったらどうするんだろう。
それだけで済めばいいけど、怪我したり、傷跡が残ったり、後遺症や、最悪死んじゃったら?
ワンコが誰かにいじめられて、相手を噛んじゃったら?

ワンコはそんな責任問題まで考えられない。だから犬の安全確保も、他人の安全確保も飼い主がしてあげなくちゃいけないんだ。

▼なくなったサブ君は河原に埋められた。
どんな埋め方をしたかしらない。他の野生動物が掘り返して、食べちゃったかもしれない。

言い方は悪いけど、動物の死体が腐っていく過程で、当然いろんな菌が繁殖する。虫もわく。自然に帰るまでには長い時間がかかる。埋まってなければ、他の動物が食べたりして早く遺体がなくなるけど、埋められちゃった場合、野生生物が掘り返さなければ、分解されるまで長い時間がかかるし、骨や毛は残る。その長い時間の間に、何らかの病気が発生しないとも限らない。

まして場所は河原だ。水際じゃなくて、離れたところに埋めたとしても、河原の下にも水は流れている。地中を伝って体液が川に流れ込んで下流にいくかもしれない。

川の水の量と死んだ犬の体液量じゃ、そう騒ぐことじゃないけれどね。よどんだ場所にでも流れ込んだら、細菌が異常繁殖するかもね。特に夏なんか水温が上がるし、よどみの温度はどんどんあがる。24時間あればかなり増殖する。

河原でバーベキューする人たちは、川の中には子供を入らせないで、浅い池になってるところで遊ばせていることがある。
水も冷たくないし、浅いし、流されないし、恰好の遊び場だ。
潜ったり、水を飲んじゃったり・・・。
そんなところに想像を超えた種類の菌が繁殖していたら?

雨でも降って、そのよどみから菌が流出したらどうなるかな。

菌がウヨウヨしている川で子供が泳いだりするんだろうな。その川で育た魚が汚染されているかもしれないね。それを釣って食べるの?

自分の庭に埋めるという人がいる。
それはまぁ、OK。自分の敷地で疫病が発生したら、罹患する確率はそこの家の人が最も高い。すぐに保健所を呼んで調べて、消毒をしてもらおう。つまり自己責任だ。
でも、埋めるなら、深く掘って上に大き目の石を置かないと野良犬にほじくり返されちゃうかもしれないけどね。それはそれで可哀相。

ちょっと大げさな書き方になっちゃった。潔癖症なわけじゃないし、普通に生活していたって空気中にも、ぷかぷかしに行っている海にだって雑菌はたくさんいる。神経質になってたら、生きていけない。
海で遊んでておなかが膨らんで牙をむいた猫の死体とこんにちはしたことがある。
ビーチコーミングしていると、魚の死骸もたくさんある。カラスや鳩の死骸が打ち上げられていることもあるし、食い散らかされていたりする場合もある。

これは人間の場合だけれど、公衆衛生の見地からも土葬は禁止されている。墓地を作る場所だって、いろんな規定がある。知りたい人は「土葬禁止」とか「墓地に関する法律」なんていう言葉で検索してみてください。

▼どんなに可愛くても、お利口だと思っても、動物であることをわすれて接したらワンコにとっての不幸が始まる。

熱烈な愛犬家の中には、人間の食べ物を与えることを
虐 待 だという人もいる。
極端だけれど、あながち嘘ではないと思う。

無知なことは悪いことじゃない。でも、勉強するべきだ。飼うためのルール、マナー、なにより犬にとっての幸せはなんなのか。

あまりにも酷いと思ったから、飼い主さんには悪いけど、ワンコの幸せを考えて欲しくて書いた。

昨日の日記にのせた、「人間の食べ物をあげちゃだめぽ」を書いてから、ワンコに食べ物をあげた話を書くのをやめたみたいだ。今でも与えているのかどうかは知らない。書かなきゃ与えていたってわかんないんだから。

それが愛情だというのなら、今いるワンコもかわいそう。
名前も 「ランキング一番」 にこだわっている人らしいつけ方だ。

この日記は、該当サイトの管理人さんがログインしてBBSで削除要請したら消そうと思う。
BBSを見ながら、ふてくされてるんだろうな。そんな雰囲気がアリアリと伝わってくる。日記で著作権のことも触れているけど、「誤解を招く」って言い方だ。自分は悪くないのにって態度がよく見える。大人気ないね。

消さないほうがランキングに貢献できると思うけどね。

今のワンコが本当の意味で幸せなワンコになれますように。

この1週間くらい、あのサイトを思い出すたびに、
大声で


と叫びたい気持ちでいっぱいだったんだ。





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最終更新日  2002年11月05日 19時45分28秒
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