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【サンキュータツオのそういえばですけど】 12.01.18号

  『未来日記』日記
   由乃ママの不思議 ~『NewType』寄稿コラムの続き~







ですが、最新話ご覧になりましたみなさん!

由乃は、ユッキーを監禁し、下着姿で下の世話までしているではありませんか!
それに、
ユッキーを助けに来た仲間たちには、迷いのないドSぶりを発揮、
悪趣味極まりない毒ガス攻撃を食らわすなど、
史上最強のヒロインであることを毎週のように証明してくれているわけです。

そんな由乃がついに白石くん(中の人の名前で呼んじゃった)の活躍によって、
連中に負けてしまう話。

いよいよユッキーとの決別の時を迎えた感じですが、
なんなんでしょう、
もうあの別れ際のユッキーの目とか見ていると、
もうユッキーが悪者にしか見えない!

由乃悪くないじゃん!みたいな。

そもそも、由乃は「ママ」キャラだとオレは主張しているわけ。
子どものためならなんでもしちゃう、
学校の先生にも文句言うし、子どもが嫌いだっていった子どもはいじめちゃうし、
子どもがあれ食べたいといったら食べさせちゃう。しつけなんて概念がどこかに行ってしまっている母親、それがいまの時代を象徴する「ママ」だとしよう、
由乃はまさにママなのである。

そんな由乃に萌えている私はといえば、じゃあもしかしたらマザコンなのかもしれない。
まるで、祖父や祖母のように、無根拠の愛情を注ぐママ。そんな「女」が欲しいといっている、非常に幼稚な「自分」なのかもしれない、
と、あの愛情のタガがはずれてしまっている由乃を「萌え!」と感じている私は思うのである。

で、自分を犠牲にし、子ども(というか彼氏)のためになら平気で人を殺してきた由乃が、最後にユッキーに裏切られる。
たしかに由乃の行動は過激でドン引きの連続なのだが、
マジで男の子どもを「彼氏」だと思うくらいの過干渉な母親像そのものだと思うのだ。

ユッキーはなにも悪くないという大前提の上に自分の行動が成り立っている。
それはまさに「ママ」なのである。

ユッキーと由乃の物語というのは、
オレは、「脱母親の物語」だと思っている。

ユッキーは、今週はじめて「ママ」の元を離れ、一人暮らしをはじめた感じであるが、
いずれやはり「ママ」の世話になるときが訪れると思う。
遊びすぎてお金がなくなったり、困ったりすると、「ママ~!」と泣きつくのである。

由乃に萌える。
それは現代人の病理だとすら思うのだ。私も含めて。まともじゃない。
でもその自覚があってもなお、
この『未来日記』の由乃というキャラクターが持っている可能性というのは、
大きいと思う。

まだまだ由乃には、過激にがんばってほしい。
「ここまでしても、まだかわいいか!」と思いたいのである。














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最終更新日  2012.01.28 17:13:15
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