喜べば喜びが喜んで喜び集めて喜びに来る

Sep 1, 2005
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「粗にして野だが卑ではない」



荒削りで、失敗だらけの、
まだまだ徳も品性もできていない人間だが、
卑屈な生き方はしていない。
ということである。

「卑屈に生きる」ということは、
地位や名誉や、金や権力に、
右往左往させられる人生のことである。

かつて、坂本龍馬も言った。



世の中には稀にだけれどもそのような人がいる。


教育者の覚悟◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

かつて台湾を日本が統治していた頃、台湾はまだ「化外の地」と呼ばれ、疫病が蔓延し、原住民が住んでいるという有様だった。その台湾の教育の復興の為に命を捧げた数名の日本人教師がいた。

芝山厳教育

写真の一番右側のまだあどけなさの残る青年は、
名を「平井一馬」といい、十七歳である。

明治二十九年正月、留守を守る楫取道明(写真前列中央)以下、
六名の日本人教師は、台北・総督府での新年の拝賀式に出席すべく、
生徒らとともに山を下りようとしていた。

山を下りる途中で、百余名のゲリラに遭遇し、
防戦空しく六人は惨殺されてしまう。
ゲリラ等は日本人の首で賞金が貰へると事で、


彼らは、生前からいつも次のように言っていたそうである。

「教育と云ふものは、
 人の心の底に這入らねばならぬものですから、
 決して役所の中で人民を呼び付ける様にして、
 教育を仕ようと思って出来るものではない。

 教育の仕事と云ふものは出来ませぬ。此の如くして、
 始めて人の心の底に立入る事が出来ようと思ひます」

台湾の人々の教育の復興の為に命を捧げた日本人。
その中には、若干十七歳の青年が、
自らの意思で情熱をもって外国の地へ赴き、
掘立小屋のような場所で、人々と寝食をともにし、
まさに命懸けの「教育」を行なった。
我々日本人が知らないでは済まされない、
知らないでは恥ずかしい歴史の事実がここにある。






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Last updated  Sep 1, 2005 11:40:55 PM
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Comments

attsu@ Re:「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~(09/24) 20代の者です。 最近講演会で今の日本人は…
とうも@ Re:「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~(09/24) ふらふらと生きてきた自分によく聞かせた…
auly@ Re:「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~(09/24) こんにちは。 「誇り」で検索してこちらに…
ななし@ Re:「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~(09/24) この少年の誇りがどれ程 試されているか、…
通りすがりの人@ いやはや 訳あって「誇り」を検索したら、この少年…

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