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2011/12/03
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カテゴリ: 『・・・・・』
<<新世紀 エヴァンゲリオン>>
~ アナザー ストーリー ~
『 夢か…現実か… 』


第3話「いつもと違う午後」(後編)


教室でバカ騒ぎがおこってる頃…僕は屋上にいた…

(使徒のいない街…)

(ネルフも、エヴァもない街…)

(僕が、夢にまで見た…平和な街…)

僕がそんな事を考えながらボーっと景色を眺めていると



突然そんな声がかかり僕は振り向いた
…そこには白衣を着て…タバコを咥えたリツコがいた…

「リツコさん!」

僕は思わずそう叫んだ

「シンジ君…リツコさん!…は無いでしょ…保健の先生もいちおう先生の一人なのよ…」

リツコは僕にそう言った

「…ゴメンなさい…」

「…ま、謝ることでもないし…リツコさんって呼ばれるのも…悪くないかもね…」

リツコはそう言って笑った
僕は金網に背を向けて座り込む
リツコも、同じようにしてシンジの隣に座る



僕を見たリツコがそう声をかけてくる

「…悩みって言うか…」

僕はそこまで言って言葉が止まる

「…吸う?…」

そう言って口紅のついたタバコを僕のの口にさし込む


「シンジ君…カワイイ!…」

そう言ってクスクスと笑うと
僕の口にさしたタバコを取って自分の口にくわえる…
そして、新しいタバコを取り出して僕の口にまたさし込んだ

「…吸ってみたら?…内緒にしておくから…」

そう言って僕のタバコにライターで火をつける…

「!!!…ゲホッ…ゴホッ…ゲホッ…」

初めて体に入れるタバコの煙に僕はむせ返る
それを見てリツコはまたクスクスと笑う

「私…ココが好きなの…」

そう言いながらリツコは自分のタバコに火をつけた

「…リツコ…せ、先生…」

大人の色気…と言うのか…何とも形容のしがたいその表情に僕は戸惑った

「言いずらかったら…リツコさん…でもいいわよ…」

リツコはクスッと笑ってそう言った

「・・・・」

僕はゆっくりと煙を吸い…静かに煙を吐き出す

「実は…覚えてないんです…昨日の事…自分の事…いや、この世界の事…」

僕は今まで誰にも話す事がなかった思いを口に出した

「…?…ふーん…でも私のこと…リツコさん!…って」

リツコは少し困惑した表情で聞き返してきた

「リツコさんは知ってるんです…と言うか…ミサトさんや加持さん…ケンスケにトウジ…アスカに・・・そして…綾波…」

僕はどう説明していいかわからず…とりあえず聞かれた事に答えた

「みんな…わかるわけだ…」

リツコは僕の表情を見ながらそうつぶやいた

「…うん…朝起きたら…隣にアスカがいて…父さんがいて…死んだはずの…母さんがいた…」

僕は上手く説明できるかわからないが…とりあえずリツコさんに話し始めた
リツコは普通では疑うような僕の口から出る話を黙って聞いた

「僕はこの第三新東京市で…中学生…ミサトさんとアスカと三人で暮らしてた」

どうなってもいい…僕は僕が知ってる僕の話を語る

「僕がいた…第三新東京市は使徒に狙われてて…ネルフって言う組織があって…ミサトさんや加持さんやリツコさんはその組織の人なんだ…ネルフは使徒と戦ってて…その切り札が…エヴァンゲリオン…」

「・・・・・」

「そして…僕とアスカと綾波は…そのパイロット…」

僕がそこまで話した時…昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った

「…そっか…シンジ君…」

リツコは白衣のポケットから携帯灰皿を出して吸っていたタバコを消すとそう言って立ち上がった

「はい?」

「鍵…かかってないから…先に保健室に行ってて…私はミサトに午後の授業休む事言ってくるから…」

「・・・・」

リツコの言葉に僕は呆然とする

「シンジ君…返事は?」

「…はい…」

リツコに言われた僕は返事をした

「…じゃあ、先に行っててね…」

リツコはニコッと微笑むと僕の口からタバコを抜いて灰皿に片付ける
僕はそう言われて保健室に向かった
いっぽう教室ではアスカが入り口でシンジの帰りを待っていた
そこに授業の道具をもってマヤが歩いてくる

「どうしたの?惣流さん授業始まるわよ…」

マヤがアスカにそう言うと

「先生!…シンジ…碇君がまだこないんです…」

目に涙をためてアスカがマヤにそう返した

「あぁ…碇君なら体調が悪いからって保健室に行ったわ」

「!!!!」

アスカはそれを聞いて保健室に向かって走っていく…

「あ!…惣流さん!・・・・・まあ、仕方が無いか…」

マヤは教室の中に入っていった…
・・・そして保健室ではリツコが鼻歌を歌いながら…僕にコーヒーを入れていた…

「…今日は特別に…とっておきのやつを入れてあげるね♪…ミサトにだって飲ましたこと無いんだからね~♪」

リツコはコーヒーの入ったマグカップを僕の前に置いた
そして…自分も猫の絵の書かれたマグカップを持って僕と向かい合わせに座る
僕はカップの中のコーヒーを見つめた

その時…息を切らせてアスカが保健室の前まで来た

「温かいうちに飲みなさいね…おいしいコーヒーなんだから…で、さっきの続きだけど…まったく覚えが無いわけだ…今の世界の事…」

リツコは僕にコーヒーを勧めながら話を切り出した

(?!)

その時…保健室の入り口で不意にその言葉を聞いたアスカが硬直する

「・・・はい…」

僕はリツコの切り出した言葉にうなずいて返事をした

「少しくらいは…覚えてない?」

「・・・はい…」

僕はうつむいたまま答えた

(…どう言うことなの?…シンジ…)

アスカはリツコと僕の会話がまったく理解できず…ただただ困惑する

「僕の知ってる世界の僕は臆病で優柔不断で…いつもアスカをイライラさせてた…その度にアスカは…バカシンジ!って…綾波は無口で…必要な事以外話さない…父さんは…父さんは…冷たくて…怖くて…何を考えているかわからなくて…さっき話したネルフって言う組織の指令をやってた」

リツコは僕の話を黙って聞いている

(…シンジ…何を言ってるの?…)

アスカはドア越しに聞こえてくるシンジの言葉を聞いて眉間にシワを寄せる

「僕たちは普通に学校に行ってて…使徒が襲ってくると…エヴァに乗る…そして僕はそれが…嫌で嫌でたまらなかった…ミサトさんは…やさしいけど…がさつで…料理が下手で…ビールばかり飲んでて…」

「…あら?…それはあってるはね…」

リツコはそう言ってクスッと笑う

「とにかく…僕にはこの世界の事が…まったくわからないんです…僕自身だって…本当は運動なんか苦手なのにこっちでは…バスケットなんかやってる…バスケットなんてルールもろくに知らないのに…今日だって体が勝手に反応して…」

(…シンジ…)

アスカはここまでの話を聞き…今日あった出来事とシンジに感じた違和感の正体が解り涙がこみあげてきた

「…なんだか…怖いんです…」

僕はここまで話してリツコにそう告げた

「…怖い?…」

リツコは最後に僕にした言葉の意味を聞き返してきた

「すべてが…あまりにも幸せすぎて…」

僕はそう口にしたところで言葉に詰まった

「・・・夢…なんじゃないかって…事ね…」

言葉の意図を察したリツコはそうつぶやいた

「…はい…」

リツコの言葉に僕はうなずいた

(…シンジの夢?)

アスカはその言葉を聞いて考え込んだ

「覚めてしまうのが怖いわけね…」

リツコは優しく微笑んでそう言葉をもらす

「・・・はい…」

僕は全て話した安堵感からか心が軽くなった気がした
リツコはコーヒーを飲み終えて…おかわりをとりに行く
僕も冷めてしまったコーヒーを一気に飲み干す
涙が出るくらい…苦いコーヒーだった
リツコはシンジのマグカップにもおかわりを注ぐ
そして自分のカップを持って窓際に歩いた

「…シンジ君…夢はね…覚めてしまったら…」

リツコは窓の外を見つめながらそう語り始めた

「・・・・・」

僕はリツコの言葉の続きを黙って待った

「…もう一度…見ればいいの…夢を見るのは自由だから…そう…人に与えられた数少ない自由なの…」

リツコはそう言って振り返るとニコリと微笑んだ

「…数少ない…自由…」

僕はリツコの口にした言葉をつぶやく

「シンジ君…この世界は…嫌い?私はね…この世界…好きよ…」

リツコはそう聞いてきた

「…僕も…好きです!…この世界…」

僕はリツコの顔を見つめてそう答える

「…じゃあ信じればいいじゃない…もしかしたらこの世界が本当で…シンジ君の知っている世界の方が夢かもしれないし…」

リツコは相変わらず優しく微笑みながらシンジにそう告げた

「・・・信じる?…」

「…そうよ♪…もしも…この世界が夢だとしたら…」

聞き返した僕にリツコはそう言って言葉を止めた

「・・・夢だとしたら?…」

僕は聞き返す

「…楽しんじゃいなさい…いっぱいイイ思い出を作るの…また見たくなるようにね…」

リツコは笑顔でそう言うとマグカップのコーヒーを飲み干した

「・・・見れるかな…また…」

僕は自信なさげにそうつぶやいた

「だから…信じるのよ!」

リツコは力強くそう言うとニコッと笑った

「…信じる…」

僕はコーヒーを飲み干してその言葉をかみしめた

「シンジ君…今日は帰りなさい!…時間はまだあるから…いっぱい楽しみなさいな…」

「でも…授業が…」

リツコの提案に僕は慌ててそう言った

「ミサトには…私から言っとくから…ね!」

リツコはそう言って僕にウインクをした

「・・・はい!…」

僕はそう返事をしてカップを机に置いた

(!!!!)

アスカは急いで物陰に隠れる…
僕はリツコに頭を下げて…保健室を後にした

「・・・夢か…私の夢って……なんだろう…」

リツコはもう一度窓の外を見つめてそうつぶやいた

その後、僕は教室に戻り自分のかばんを取って教室を後にする
保健室に行った事…早退する事…トウジやケンスケにに聞かれたが
なんて答えたのかはわからない
ただ気になったのは…アスカが教室にいなかった事だった
そして学校の校門を出た時…そこにアスカが立っていた
アスカは何も言わず…僕の手を握ってきた
僕はアスカに笑顔を返し…しっかりと手を握り返すと2人で家に帰った



…『To Be Continued♪』





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Last updated  2012/01/23 03:48:46 AM
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