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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第10話留学準備のため外国語学校で現地語を学ぶ姜暮(ジャンムー)。その日は潘愷(パンカイ)という華僑の男に言い寄られ、授業が終わるや急いでトイレに逃げ込んだ。娜娜(ナナ)に探りを入れたところ、藩愷は自動車修理工場の社長の息子で、受験も失敗続きなのだという。「しつこく付きまとわれて困ってるの」しかしちょうどトイレの窓から外へ逃げられると気づき、姜暮は無事に脱出した。姜暮は校舎の裏に車を停めて誰かと取り引きしている靳朝(ジンジャオ)を見つけた。<金はいいんだ、役に立てて光栄だと兄貴が言ってた<受け取れバッグの代わりに封筒を渡している靳朝。遠目からはっきり確認できない姜暮だったが、その時、またしても潘愷が現れた。潘愷はバス停まで姜暮を送るとしつこかった。すると靳朝が揉めている2人の姿に気づき、慌てて友人との話を終える。そこへ姜暮が走って来た。「久しぶりね、迎えに来てくれたの?」靳朝がいたおかげで潘愷はあっさり身を引いた。しかし姜暮は帰りの車の中で悶々としてしまう。「(さっきの人は何を渡したの?まさか危ない薬とか?) ねえ、彼から何をもらったの?あなたを″頭七(初七日)″って呼んでたけど… ここ数日、どこで何をしていたの?」「また質問か?それよりあの男は?白い服の男といたろ?」「クラスメートよ」「…用心しろ」翌朝、姜暮は久しぶりに飛馳(フェイチー)自動車を訪ねた。静まり返った工場、すると三頼(サンライ)がひょっこり顔を出す。「やっと来る気になったのか?」「たまたまよ、犬に会いに来たの」実は今日の営業は午後からだった。しかし靳朝が寝坊したわけではなく、三頼の話では毎朝6時には必ず起床しているという。「早起きして何をしているの?」「気になるなら自分で聞いたらどうだ?」「聞いたらまた追い返されるもん、私が嫌いなのよ」「こんな可愛いのに?あいつは見る目がないな」その時、三頼はコンテナの2階から出て来た靳朝に気づいた。「じゃあ追い返されたらどうする?」「歌って踊るしかない、これでも子供の頃、バレエを習っていたの」「踊ってくれ」靳朝は2階から思わず声をかけた。すると姜暮は三頼にからかわれたと気づき、怒って帰ってしまう。そんな拗ねた姜暮も靳朝には可愛くて仕方がなかった。その夜、仕事を終えた靳朝は久しぶりに姜暮の絵を描いた。…本当にここに残るとはな、ふっ君の癖や好き嫌い、それに話し方は幼い頃から俺の記憶にある最近、気がつくと君のことを考えてしまう特別なことはなくても君の存在を感じていたい俺が口を閉ざすのはどう伝えればいいか分からないからなんだ…(∩≧ꇴ≦∩<哥哥っ!w姜暮への想いを募せながらもレース本番に向けて準備を怠らない靳朝。するとその夜、靳強(ジンチアン)は出前から戻った靳朝がタイムを上げたことを確認し、次の段階として車からABSを外した。「今日から足で制動することを覚えろ、その代わり安全第一だ、絶対に忘れるな」靳強は靳朝に安全装置に頼らず、限界ギリギリのブレーキの感触を足の裏に叩き込むよう指南した。( ̄▽ ̄;)頭文字D?w再び工場に遊びに来るようになった姜暮。その日、タンスから毛布を引っ張り出した姜暮はうっかり間に挟んであったスケッチブックを落としてしまう。そこには靳朝が描いた自分の似顔絵があった。姜暮はすかさず携帯で写真を撮ってからスケッチブックを戻し、窓から仕事中の靳朝の姿を眺める。…こっそり私を描きながら無関心を装っちゃって、でも問い詰めても認めないわね、待ってて、私も驚かせてあげる…姜暮は三頼の車を借りて娜娜と一緒にドリフトの練習に出かけた。しかし車の調子が悪いのかうまく曲がれない。一方、林歳(リンスイ)は昼間からラブホテルにしけ込んでいる梁彦丰(リァンイェンフォン)の部屋に乗り込んだ。「お楽しみのところ悪いな、3分で済ませろ」梁彦丰は仕方なく連れの女の子を帰し、ベッドから出た。( ๑≧ꇴ≦)勝手にカードキーで入るなwww林歳は前回のレースで靳朝に負けたと梁彦丰に明かした。「だがお前は勝ったんだろう?」「あぁ~あれは万大勇(ワンダーヨン)が小細工して邪魔したから でもあいつ、素早く反応してバックギアでゴールしたぞ? 同盟の10位以内に入れる実力だ、まあ部品が手に入ればの話だが」実は誰かが靳朝の探している輸入品の強化リングとロールセンターを買い占めてしまったという。「あいつは尋常じゃない、若い娘にナビをやらせていた、息は合ってたよ 名前は確か…ほら?誕生日会で倒れた女の子だ」「姜暮か…なら今から彼女に会いに行く」林歳たちはちょうど娜娜と一緒に駐車場に来ている姜暮を見つけた。すると娜娜が林歳からドリフトを教えてもらえるよう取りなしてくれる。「で、何がしたいんだ?」「タイヤ痕で3を描きたいの、そこに2つ尻尾をつけて完成よ」林歳は姜暮がハートマークを描きたいのだと分かった。姜暮がドリフトを学んでいる頃、靳強も靳朝に新たな課題を与えていた。「今日は配達するな、右手をハンドルに縛れ、切る角度に固定しろ 角度が小さいほど戻すのも早い、筋肉に覚えさせるんだ、自由自在に操れるまで」姜暮は林歳の技術を体感してから運転を変わり、実際にドリフトに挑んだ。初めこそ上手くいかなかったが、林歳のアドバイスを受けてコツをつかみ、見事なハート型を描くことに成功する。実はその様子を梁彦丰が録画していた。一方、靳朝もブレーキやハンドルでのロスを極限まで減らすことに成功していた。あとはカーブを攻略するだけ。確かにレースは直線加速よりコーナリングの勝負になる。そこで靳強は急カーブではサイドブレーキを引いて流れに身を任せ、慣性力を利用するよう助言した。「コーナリング後はすぐ加速しろ S字カーブはブレーキを使わず内側を走って1本の直線とみなせ」( ๑≧ꇴ≦)中華料理の火加減で運転技術を語る父w外国語学校の公開日。友だちと教室を出た姜暮は階段の踊り場にいる靳朝を見つけた。「姜暮、見て!あの人、カッコいい!学生かしら?」「ふふ、私の家族よ」すると姜暮は挨拶したいと言う友だちを追い払い、靳朝の元へ向かった。靳朝は教室の場所が分からず、校内を眺めていた。そこへ姜暮がやって来る。「早かったね、友だちがあなたを学生と間違えてた」「若く見えるからな」「ずうずうしい(ボソッ」こうして靳朝は兄として姜暮の授業を参観、彼女が現地語で立派にスピーチする姿に目を細めた。学校からの帰り道、姜暮と靳朝はスコールに降られた。「すぐにやむからここで待とう」すると姜暮はそれとなく靳朝の手に触れる。「手が冷たいの…」姜暮は叱られる前に手を離したが、その時、靳朝が姜暮の手を握った。つづく(  ̄꒳ ̄)こう見えて実際はエスターの方が年上wそう言えば学校公開日ってもう終わったと思ってた…あの制服は何だったの?w
2026.09.07
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第9話万青(ワンチン)と立ち話している靳朝(ジンジャオ)が気になって仕方がない姜暮(ジャンムー)。すると小陽(シャオヤン)が退屈そうな姜暮に林檎をくれた。一方、万青は何度も手を引くよう靳朝を説得に来ていたが、聞き流されてしまう。そこに突然、姜暮が現れ、靳朝に林檎を差し出した。「食べて、鮮度が落ちてる」万青が呆気に取られていると、驚いたことに靳朝は姜暮が持っている林檎をそのままかじった。靳朝が誰かの言いなりになる姿を目の当たりにして万青は呆然、居たたまれなくなって急いで帰ってしまう。「自信家だな?なぜ俺が食べると思った?」「…彼女に付きまとわれてもいいの?」「平気だ」「本当に?女なんて怖くないと?」「万青か?怖くない…俺は一生、誰も恐れない」「そうかしら、怖い女性に出会うかも?」「…その時は負けを認めるよ」( ๑≧ꇴ≦)何なの?この林檎ネタw姜暮は自動車免許を取るため、娜娜(ナナ)から中国語ができる教官を紹介してもらった。素質のある姜暮は坂道発進もS字カーブも何のその、一発で合格する。一方、靳朝にはもう一人、手を焼く妹がいた。その日、靳昕(ジンシン)は兄がいない隙に飛馳(フェイチー)自動車を訪ね、三頼(サンライ)たちにテストのサインを頼む。しかし運悪く靳朝が帰って来た。三頼たちは成績が落ちた靳昕が怒られやしないかと心配したが、靳朝は靳昕がわざと答えを書かなかったと気づく。実は靳昕、成績が1位になってスピーチするのが嫌なだけだった。靳朝は黙ってサインしたが、次から直接、教師に意見するよう諭し、小楊に送って行くよう頼む。「…お前たち、今まで俺になりすましてサインしていたのか?」すると焦った三頼たちは急に解散してしまう。姜暮はレースに出ることになった三頼の応援に出かけた。すると待ち合わせ場所で″ドランク″こと林歳(リンスイ)と出くわす。実は集まっている車は林歳のドライバーチームだった。「山頂まで行くか?」「ここで三頼哥と待ち合わせなの」「彼と?」「え?知り合いなの?」その時、三頼からメッセージが届いた。…道に迷った、山頂で待て…すっかり日も暮れた頃、ようやくピンクのピックアップトラックが登って来た。しかし坂道の途中で縁石に乗り上げてしまう。その様子は山頂にいるチームのモニターに全て映し出されていた。(๑・᷄ὢ・᷅)<なぜ三頼哥を呼んだの?( ತ _ತ)<俺が聞きたいくらいだ三頼は何とか頂上に到着、黒いRX7の持ち主に成り済ますため、靳朝の月のマークが入った帽子をかぶっていた。練習の成果が出せる事を祈るしかない姜暮。そして三頼と林歳のドラッグレースが始まった。林歳は5秒ほどハンデを付けてくれたが、三頼は飛び出した途端にエンストしてしまう。すると呆れた林歳が車を降りて来た。「その帽子をよこせ…俺から返す」そこに慌てて姜暮が駆けつけた。林歳は姜暮とすれ違いざま、下にあるケーキの美味しい店で会おうと声をかける。「30分以内ならおごる」姜暮は運転センスのない三頼を助手席に乗せてハンドルを握った。無事に集合場所に戻り、ケーキを買って帰ることにした2人。「そう言えば林歳はどうして帽子を?」「借り物だと言ったら自分が返すと言ってた」「誰の帽子なの?」「有酒(ヨウジウ)だ」すると店員はケーキを包んで渡し、代金ならすでにもらってあるという。姜暮はふと思い出して店の時計を確認、すると山頂から23分で到着していた。翌日、すっかりイメチェンした三頼が飛馳自動車に現れた。ちょうど車を整備していた靳朝は何事かと顔を出し、親友の変わりように失笑する。「どうした?」「姜暮に言われたんだ、こうすれば爽やかだってね これで今の俺はお前に勝るとも劣らないだろう?」すると靳朝は急に機嫌が悪くなってしまう。しばらくすると姜暮が帰って来た。三頼に気づかず通り過ぎてしまう姜暮、その時、咳払いが聞こえて足を止める。中庭にいた爽やかな青年はなんとあの三頼だった。「三頼哥?!え?え?全然、違う!前髪もヒゲもない!整った顔立ちだったのね~ 初めて額を見たわ~ファッションもまるでアイドルみたい! うんうん、すごくカッコいい!」その時、整備場にいた靳朝が三頼と楽しそうに話している姜暮に気づいた。「姜暮!」しかし姜暮は三頼との会話に夢中で聞こえない。靳朝は思わず声を荒らげ、やっと姜暮が振り返った。「ジャンムーっ!」「はあ?!@ウサギ風」「来い!」姜暮は靳朝の元へ走って行った。「三頼哥を見た?すっかり別人みたぃ…」「あいつから俺の話を聞き出したのか?」「何も聞き出せなかったわ~それより三頼哥、本当にカッコよくなったね、あの髪型は…」しかし靳朝が怒っていると気づいて姜暮は口をつぐんだ。「過去を探ったから怒っているの?」「なぜ知りたいんだ?」「だってあなただから」すると靳朝が急に姜暮に迫って来た。「分かっているだろう?俺たちに血のつながりはない 一緒に暮らしていた頃はまだ子供だった、だが今は? ここに通っていたら人の目にどう映る?靳強(ジンチアン)はどう思うかな?」姜暮は驚いて後退りしているうち、逃げ場を失ってしまう。「それともそういう関係になりたいのか?」顔と顔が触れ合いそうなほど接近し、動揺する姜暮。一方、三頼はイメチェンしたついでに姜暮を連れて遊びに行こうと待っていた。その時、姜暮が整備場から飛び出して来たが、そのまま逃げるように帰ってしまう。∑(⊙∀⊙)ヒャーーー!林歳は帽子を届けに靳記(ジンジー)中華料理店を訪ねた。するとちょうど店番を頼まれた靳朝を見つける。林歳はずっと探していたRX7が靳朝だと気づいていた。「俺のチームに無断で飛び入りしたろ?それから格闘技の件もあったな?」林歳は地下格闘技場に現れた靳朝に目をつけ、大金と引き換えに賀彰(ホージャン)との試合をオファーしていた。しかし思いがけず会場に姜暮が現れ、靳朝は試合の途中で逃げ出してしまう。その後、3ローターのピックアップトラックを発見、三頼がRX7の運転手だと言ったが、レースで嘘だと確信した。「あいつを身代わりにしたな?俺と勝負しないか?」「興味がない、梁彦丰(リァンイェンフォン)の方が俺より速いぞ?」今の靳朝の頭には最終レースのことしかなかった。靳朝は例の男からレースの情報を得ていた。『次はカーブのレースだ、備えておけ、最終レースで3位以内に入れ』『自信がない、前回も危なかった』『まだ時間はある、お前が1位になれば連中が動く 万勝邦(ワンションバン)の闇取引の証拠を握るためだ』しかし靳朝は行き詰まっていた。そこでかつてレーサーだった靳強からアドバイスをもらう。(๑و•̀ω•́)و<考えるな、感じろ!@ブルースリーw靳朝に脅かされて以来、工場に寄り付かなくなった姜暮。そんなある夜、姜暮は靳朝と美しい夕日を眺めながら口づけする夢を見てしまう。…何て夢なの?自分の気持ちを抑えなきゃダメよ、私の考え過ぎ?でも彼も同じ事を望んでいるかも、姜暮、早く夢から醒めないと、顔もを合わせられないわ…つづく( ๑≧ꇴ≦)ウワアァァァァー!←何が?w
2026.09.06
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锦月如歌 Legend of The Female General第31話徐敬甫(ジョケイフ)の悪事を暴くため手を組んだ禾晏(カアン)、肖珏(ショウカク)、楚昭(ソショウ)。そこで禾晏は何如非(カジョヒ)が持っている証拠を探しに単身、飛鴻(ヒコウ)将軍府に乗り込んだ。戦々恐々の何如非は人払いするや何晏の首に剣を突きつけたが、禾晏にあっけなく剣を御され、逆に脅されてしまう。「ダメだダメだ!」驚いた何元盛(カゲンセイ)は慌てて禾晏を止めた。しかし禾晏は義父の自分への仕打ちを思うとやり切れない。「ふっ、何晏が死んだと聞いてどう思った?泣いた?それとも肩の荷が下りたかしら?」一方、肖珏から何如非の悪事を聞いた徐敬甫はわざとらしく激怒して見せた。すると肖珏は何如非も駒に過ぎず、裏で操つる黒幕がいると明かす。「陛下の次に権勢を誇る者、それほどの人物があなた以外にいますか?」しかし徐敬甫は肖珏の憶測など何の証明にもならないと鼻で笑った。「丞相、何を根拠に証拠がないと?」禾晏は何如非と何元盛に宋陶陶(ソウトウトウ)からもらった薬を飲ませ、眠らせた。その間に何如非の寝殿へ侵入、書斎を引っくり返したが証拠は見つからない。しかし寝所に飛鴻将軍として皇帝から賜ったカラクリ箱があった。すると何如非が目を覚ましたのか、外が騒がしくなる。「早かったわね、まあいいわ、ふっ」禾晏はカラクリ箱を抱えて窓から脱出した。その頃、楚昭は掖州(エキシュウ)から誤送された死刑囚・孫凌(ソンリョウ)の牢獄にいた。極刑は免れないものの、最後に敵討ちなら手助けできるという。「お前の父親は徐敬甫に尽くしたが裏切られ、孫家も巻き添えになった、実に気の毒だ」「心にもないことを…あんたもぐるだろう?」しかし孫凌は孫家を滅亡に導いた元凶である徐敬甫へ一矢を報いたいと願い、楚昭から帳簿を受け取った。物陰に隠れていた禾晏を助けたのは意外にも母の唐佳(トウカ)だった。禾晏は母が自分の寝殿に何晏の位牌を安置し、娘のために毎日、香を上げて経を読み、供養していたと知る。…私のことを思ってくれる人が何府にもいたのね…その時、夫人の寝殿にまで捜索の手が伸びた。「早く!行きなさい!」唐佳は娘を逃してから中庭へ出たが、何如非にかくまったと悟られ、何晏の位牌を壊されてしまう。飛奴(ヒド)は禾晏から預かったカラクリ箱を徐府にいる肖珏へ届けた。「禾晏が何府を訪れ、自分の物を取り戻してきたのです この箱には仕掛けがあるので大事な物を隠しやすい…」肖珏は自分たちの手に証拠があると匂わせ、徐府を後にした。その夜、何如非は徐敬甫を訪ね、証拠の文を見せて安心させた。徐敬甫は証拠を渡すよう迫ったが、何如非は自分の命綱を絶対に手放そうとしない。一方、禾晏もカラクリ箱の中身が空なのは承知していた。結局、証拠は盗めなかったが、肖珏の話ではカラクリ箱を見た徐敬甫が自分たちに証拠を奪われたと思い込んで焦っていたという。徐敬甫と何如非は互いに疑心暗鬼に陥ったはず、ただ今のところ決別には至っていなかった。「大丈夫、早晩、仲違いする」禾晏は自信を見せたが、徐敬甫もここで反撃に転じると決めていた。「証拠はしかと保管しておけ、肖珏は邪魔だ、あれ以上、権力を握らせてはならぬ 数日後に朝議で奴に目に物を見せてやろう、禾晏に関してはそなたに任せる」「承知しました」娘を案じていた唐佳は肖府の前で何晏を待ち伏せした。やがて禾晏が肖珏と一緒に正門から出てくる。母の姿に驚き、しばし呆然としている禾晏、すると肖珏が声をかけた。「こちらは?」「…何夫人です、あの時はお世話になりました」唐佳は母と呼んでもらえないことに落胆したが、これも禾晏なりの気遣いだった。「無事ならいいの、元気なの?怪我はしていない?」「大丈夫、もう行って…お元気で」烏托の使者・馬寧布(バネイフ)が和平の盟約のため都に到着した。その日の朝議、徐敬甫は3日後に歓迎の宴を催したいと上奏し、盟約には3つの提案があったという。1つは大魏と烏托が兄弟として誼を結び、烏托王が年長の承平(ショウヘイ)帝を敬い兄と呼ぶこと、2つ目は双方が撤兵、国境はこれまで通りとし、防壁は築かないこと、しかし3つ目は朝廷の中でも賛否が分かれた。「辺境に両国の交易所を設け、その利を半分ずつ分け合うと…」すると肖珏が交易所が本当に利になるのかと疑問を呈した。「お伺いしますが交易所をどこに?」「鳴水です」武官たちは猛反発した。肖珏は御前に出てひざまずき、大魏の要衝である鳴水で交易すれば、もし戦になった時の被害が甚大だと訴える。何より鳴水には3万の肖家軍の魂が眠っていた。「陛下、盟約を結べば烏托はつけあがります!鳴水や華原(カゲン)の過ちを繰り返すと?! これを許せば次は領土の割譲に賠償、婚姻による和親を迫られるでしょう」肖珏はうっかり口を滑らせ、皇帝の逆鱗に触れた。「無礼者!大魏が滅亡するとでも言うのか?!あまりに無礼な物言いだ!」すると皇帝は肖珏に屋敷での禁足を命じてしまう。徐敬甫の顔色は冴えなかった。皇帝は肖珏に罰を与えたものの交易所について承諾していない。実は徐敬甫は馬寧布に交易所の開設を確約していた。「どうやら以前と違って私の言う事を聞かなくなったようだ」一方、禾晏たちも着々と準備を進めていた。ある日、程鯉素(テイリソ)と宋陶陶の手配で潤(ジュン)都の李匡(リキョウ)が鳴り物入りで上京する。「李総兵官、お久しぶり」李匡は肖府で禾晏と再会、武安侯の正体が女子だと知った。さらに甘茗閣(カンメイカク)では烏托の間者だった店主が連行され、天牢でも孫凌がついに騒ぎ出す。「告発する!丞相・徐敬甫の汚職だ!証拠ならある!」その夜、予定通り楚昭が徐敬甫に凶報を届けた。李匡の上京は徐敬甫もすでに知っていたが、孫凌に告発されたと聞くと顔色が変わる。「告発は握り潰しました、帳簿は処分し、孫凌も死刑囚のため厳重に監視されています」徐敬甫は楚昭の働きに感謝し、自らお茶を入れることにした。「老師、ところで先刻、耳にしたのですが…甘茗閣の店主が捕まったそうです」すると徐敬甫は注ごうとしていた茶をこぼしてしまう。禾晏は李匡や孫凌、甘茗閣の件で徐敬甫が動揺し、必ず危険を冒すと踏んでいた。しかし肖珏はもう一押し、直ちに燃え盛る火種が必要だという。徐敬甫はさすがに耳が早すぎる楚昭を怪しんだ。そこで楚昭は徐娉婷(ジョヘイテイ)に頼まれて甘茗閣に茶を買いに行ったと釈明する。「お疑いなら娉婷にご確認ください」「…ただ聞いてみただけだ、気を悪くするな」その時、宮中から使者が駆けつけ、皇帝の口諭を伝えた。「″大魏の要衝に交易所を開く提案と半々の利益配分には烏托の誠意が感じられぬ ゆえに議論の必要はない″」追い詰められた徐敬甫は禾晏が予想した通り楚昭に意見を求めた。すると肖珏の推察通り、楚昭は漁夫の利を得るべく、わざと波風を立てるよう進言する。「現状を打破するには背水の陣を敷くしかないと…」しかし楚昭は何如非が訪ねて来たと聞き、そこで席を立った。何如非は馬寧布から催促が来たと報告した。歓迎の宴の日が期限だという。すると徐敬甫は皇帝が拒むなら承諾する者にすげ替えるしかないと言い放った。その夜、肖珏、程鯉素、宋陶陶、李匡は回廊で禾晏を待った。やがて鎧姿の禾晏が青琅剣を手に出てくる。「皆…私を待っていたの?」「凱旋を待つ」肖珏は禾晏の背中を押してくれた。「ありがとう、今夜で決着をつける、全てを取り戻す」つづく( ๑≧ꇴ≦)いよいよ最終週!もはや期待できるのは楚昭の闇落ちだけか?w
2026.09.05
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锦月如歌 Legend of The Female General第30話禾晏(カアン)が女子と知っても寛大に受け入れてくれた承平(ショウヘイ)帝。しかし丞相・徐敬甫(ジョケイフ)は軍紀を乱す行いだと肖珏(ショウカク)を非難した。すると徐娉婷(ジョヘイテイ)も都督がついているなら禾晏が手柄を立てるためのお膳立てもできると侮辱する。これまで黙って聞いていた禾晏だったが、これにはさすがに反論した。「陛下、小姐(シャオジエ)は私の功績を疑っていますが、どれも大勢の前で勝ち取ったもの 掖州(エキシュウ)衛の仲間や潤(ジュン)都の同志が証人です 人の行いや能力は男女の別なく評価されるべきと考えます 女子でも才能があれば国に尽くす場を与えるべきです」その時、堅物の楊(ヨウ)兵部尚書が2人の関係を邪推し、禾晏の名節を傷つけた。「婚姻前に契りを結ぶのは婦徳に背く行為です、能力以前の問題です!」「聞き捨てならぬ」肖珏は契りを結んでいないと否定した。「私は禾晏を尊敬しています、憶測で傷つけるなど許せぬ 彼女は私の世界を彩り、心を満たしてくれた、大切な人です」皇帝は肖珏の禾晏への深い愛情を知り、感銘を受けた。そこで国母である皇后に武安郎(ブアンロウ)が婦徳に背いているのか聞いてみる。実は皇后も将家の娘、かつて皇帝が出征した時、共に戦場へ赴き、剣を手にして敵を倒していた。「″兵は得やすく将は求めがたし″、もし女子の規範で制約を課せば貴重な将を失います 武安郎は過ちなど犯していない、功を立てたのです」すると皇帝は大魏の領土を守った禾晏に爵位を授け、武安侯とした。楚昭(ソショウ)は徐娉婷を屋敷まで送り届け、なだめた。実はもともと禾晏が女子だと暴いて肖珏を弾劾する計画だったという。しかし徐娉婷に同調すれば、皇帝が丞相や自分の仕業だと疑う恐れがあったと釈明した。「結果的には君に助けられた、何も知らずに告発していたら私が罰を受けていた」徐娉婷は楚昭に感謝され、すっかり機嫌を直した。聞けば楚昭の絵を見て禾晏が女子ではないかと疑い、何如非(カジョヒ)から真実を教えられたという。何如非は何とか何晏(カアン)を排除しようと丞相に助けを求めた。しかし世間知らずの娘を利用された徐敬甫は激怒、もはや助けようがないと一刀両断する。すると開き直った何如非は徐敬甫を脅した。「我らは共倒れです、もちろん敵と通じ国を裏切ったあなたは逃げられない…」実は何如非は徐敬甫と烏托の結託を示す文を隠し持っていた。中秋の宴での騒ぎは肖家にも伝わった。仲睦まじく戻った肖珏と禾晏の様子をのぞき見している兄夫婦。実はそこに遅れて帰京した程鯉素(テイリソ)と宋陶陶(ソウトウトウ)の姿もあった。宋陶陶は婚姻が嫌で逃げ出した手前、両親に何と言い訳すれば良いのか分からず肖家へ来てしまったという。一方、屋敷に戻った楚昭は徐娉婷の機嫌取りでほとほと疲れていた。応香(オウコウ)は適当な理由をつけて断るよう進言したが、楚昭はまだ丞相と対立するわけにいかないという。「何如非は徐娉婷を利用し老師の怒りを買った、あやつは終わりだ」すると楚昭は気分直しに禾晏からもらった飴細工を見ることにした。「禾晏は女子に戻れた、次に取り戻すのは飛鴻(ヒコウ)将軍の名だろう」翌朝、宋陶陶は両親が縁談を破棄するため、程家に出かけたと知った。驚いた宋陶陶は程家に乗り込み、ちょうど母親が返そうとしていた釣書を奪い取ってしまう。「ちょっと頭が痛くて父親に診てもらおうかと…」すると母は娘の意図に気づき、早く帰って休んだほうが良いと切り上げた。宋夫婦も縁談がまとまったと分かって見送ったが、肝心の父親だけは鈍感らしい。そんな夫に宋夫人は呆れた。「子供たちの縁談がすんなりまとまらないのはあなたのせいですよ? 偏屈な父親に似て娘も偏屈に、師父が偏屈だから弟子も偏屈に、だから衝突するのよ」禾晏と肖珏は茶楼へ出かけた。徐敬甫が何如非を罰していないことから、何か弱みを握られているはず。禾晏は恐らく何如非が屋敷にその秘密を隠していると疑った。そこへ禾晏に呼ばれた楚昭がやって来る。楚昭は徐娉婷が禾晏の正体に気づいたのは自分が描いた姿絵が原因だったと明かし、謝罪した。「今後のためにも適切に絵を管理してくれ、難しければ私が預かるが」「それには及ばぬ」肖珏の提案を一蹴する楚昭、すると禾晏は自分が持つのはどうかと言って笑った。「そういえばお祝いがまだだった、女侯爵となり男装も不要になった いずれ大将軍にもなれるだろう」「ありがとう、今日、来てもらったのは頼みたいことがあるからなの」楚昭は悪事を許せずとも、恩師を裏切ることはできないと断った。そこで禾晏は何如非と義兄妹であると明かし、これまでの経緯を説明する。「私は自分の全てを取り戻す、同情して欲しいわけじゃないの あなたには恩師の卑劣さを知って欲しい」楚昭は徐敬甫の悪事を全て分かっていながら、黙って聞いていた。すると肖珏から官吏として国を第一に考えるべきだと諭されてしまう。「楚大人(ダーレン)、″私は流れに従って動く″と言ったな?@27話 どの流れに従うべきだと思う?ぜひ楚大人に協力して欲しい」「…この先の計画は?私にできることは全力でやろう」「私は久しぶりに家に顔を出してくる、2人には頼みたいことがあるの」禾晏と肖珏は先に帰った。楚昭が独り茶を飲んでいると、控えていた応香が現れる。「おめでとうございます、公子、目的の達成は近いですね」「老師の勢いは衰えた、このままいけばその悪行も暴かれる」禾晏は懐かしい我が家に舞い戻った。しかし同じ″飛鴻将軍府″の扁額を掲げていても、あの頃とは別物に見える。禾晏にとって気がかりなのは母のことだけだった。母も何如非の身代わりとなった娘とは会いたくても会えず、禾晏も母が何をしているのかさえ分からない。一方、何晏が現れたと聞いた何如非は思わず剣を手に正門へかけつけた。「あら、怖がらせてしまったのかしら、哥哥?私は丸腰ですよ?ほら?」禾晏は両手を広げて武器がないと示すと、何元盛(カゲンセイ)が声をかけた。「武安侯、よくお越しくださいました、どうぞ中へ」その頃、肖珏は丞相府に徐敬甫を訪ねていた。肖珏は何如非の件で話があると切り出した。しかし徐敬甫は飛鴻将軍との付き合いは少ないと笑ってごまかす。「丞相、嘘はおやめください 何如非は柴安喜(サイアンキ)から肖家軍の情報を入手、烏托と手を組んで父の援軍要請を阻んだ それが鳴水(メイスイ)の敗戦を招き、3万の肖家軍が戦死した 次に禾晏の飛鴻将軍の地位を奪い、口封じのため禾晏に刺客を送ったのです さらに7人の副将の命と引き換えに烏托と取り引きした 潤都の救援にも向かわず、街を陥落寸前まで追い込んだのです だが本当に非道なのはそれを裏で操る黒幕」禾晏はお茶を出されても当然、飲まなかった。すると何如非が人払いする。「お2人は後悔しているのでしょう?私を始末しきれなかったことを でもご安心を、これから更に後悔することになります」その時、何如非が剣を抜いて脅した。「思い上がるな、武安侯になれば安泰だと?何度でも殺してやる」つづく( ๑≧ꇴ≦)੭ꠥ⁾⁾ <ラブラブはいらないの、ラブラブは!何でか分からないけどw
2026.09.04
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锦月如歌 Legend of The Female General第29話刺客を放つも何晏(カアン)の暗殺に失敗、配下はまともに尾行もできず、追い詰められた何如非(カジョヒ)はついに自ら手を下すことにした。ちょうど買い物を終えて玉尊(ギョクソン)閣を出て来た禾晏(カアン)。何如非は暗器を構え、物陰から何晏に狙いを定めたが、その時、運悪く楚昭(ソショウ)が現れる。「禾兄?奇遇だね」「楚兄?本当に…」すると楚昭と一緒にいた徐娉婷(ジョヘイテイ)があの絵姿の女子と禾晏が瓜二つだと気づく。「あなた誰?子蘭(シラン)@楚昭と親しいの?」「禾晏です、友人です、では楚兄、私はこれで」何如非は楚昭が何晏に好意があると気づいた。そこで徐娉婷の嫉妬心を利用しようと思いつき、先回りして徐府で待ち伏せする。すると帰宅した徐娉婷はやはりどこか顔色が悪かった。「ご気分が悪いようですね…そう言えば季陽(キヨウ)で活躍した女将軍の話をご存知で?」案の定、徐娉婷は女将軍と聞いて足を止めた。何如非は女将軍の名が″禾晏″だと明かし、数日前に京城に戻ったが、実は男に成りすまして入隊したため、承平(ショウヘイ)帝は何も知らないと吹き込む。「もし陛下が知ったらあの女将軍はどうなることやら…」その夜、肖(ショウ)府に燕賀(エンガ)が訪ねて来た。燕賀は肖珏(ショウカク)の自分への対応が禾晏とあまりに違い過ぎると突っかかり、怒った肖珏に酒器を取り上げられてしまう。子供じみた2人の様子を見て失笑する禾晏。「寒っ」すると真に受けた肖珏が衣服を取ってくると断って席を立った。燕賀は肖珏が特別扱いしたのは何如非だけだったが、禾晏が加わったと驚いた。実は何如非に青琅(セイロウ)剣法を指南したのは肖珏だという。「まさか?」「本当さ、俺がこの目で見たんだから」当時、青琅剣を託されたものの、なかなか使いこなせなかった何如非。見かねた肖珏は何如非の部屋にこっそり剣術の指南書をおいていたが、ある日、燕賀に見つかってしまう。燕賀は何如非に教えても時間の無駄だと言ったが、肖珏は何如非に内密にしてくれるなら、ずっと断ってきた勝負に応じると言った。別の日には弓の指当てを忘れた禾晏のために自分の予備をこっそり置いていたという。その頃、禾晏の外套を取りに戻った肖珏はふと禾晏からもらった巾着に目を留めた。「この刺繍は結局、何なのだ?」←とは言ってないw肖珏は気になって中を見ると、裏に月の刺繍があると知った。中庭で待っていた禾晏は肖珏に気づいて席を立った。実は燕賀が待ちきれず、すでに帰ってしまったという。すると肖珏は禾晏に外套をかけてやった。燕賀のおかげで肖珏がずっと自分を見ていてくれたと知った禾晏。「剣の指南も、あの指当ても、全てあなただったのね、でもどうして? 当時の私は臆病で自信がなく、皆に見下されていた」「お前は辛抱強く、気骨があり、絶対に諦めなかった、私たちは似ていた 幼くして家のため重積を担い、私も悔しい思いをしながら孤独を感じていた 独りで努力するお前の姿を見るたび、そこに自分を重ね、手を貸したいと思ったんだ」「見て、今夜の月は美しい」そこで肖珏は巾着を出し、裏にある月の刺繍を示した。「気づいたのね」実はこの巾着には″空にかかる月となり千里を君と行く″という禾晏の肖珏への思いがこもっていた。…私は月が好き、だけど月はそれを知らない…肖珏は水神(スイジン)祭の踊りで禾晏が明かした秘密を思い出し、刺繍の月が自分だと気づいた。「今も月が好きか?」「好きです」肖珏は愛の証しである母の形見の黒い佩玉を禾晏に贈った。「これで月はお前のものだ…やっと気づいた、私が生涯、愛するのはお前だけだと」その時、禾晏が思わず自分から唇を重ねた。禾晏は肖珏と共に中秋の宴へ出かけた。すると本殿へ続く階段で偶然にも何如非を見つけ、呼び止める。「これは世に名高い飛鴻(ヒコウ)将軍では?私は武安(ブアン)郎・禾晏と申します」何如非は徐敬甫(ジョケイフ)から軽率な行動を慎むよう釘をさされた手前、冷静を装ったが、顔から血の気が引くのを感じていた。「将軍、具合でも悪いのですか?玉華(ギョクカ)寺を訪れては?あそこは気の流れがいい」禾晏は嫌みを言って何如非を追い抜いたが、その先に兵部尚書がいた。肖珏に気づいてあからさまに顔をしかめる兵部尚書。禾晏は楊銘之(ヨウメイシ)の父が誠実で公正な人物だと聞いていただけに、なぜ徐敬甫と手を組んだのか分からなかった。しかし肖珏は今になって思えば、むしろその誠実すぎて正義感が強い性格を徐敬甫に利用されたのだと思い至ったという。宴が始まった。皇帝は余興の舞が終わると早速、武安郎を呼んで功績を称賛、肖珏と楚昭はそんな禾晏の姿に目を細める。すると皇帝は肖家軍でありながらなぜ封雲(ホウウン)将軍ではなく飛鴻将軍に扮したのか聞いた。禾晏は以前、仮面をつけていた飛鴻将軍なら素顔を知る者が少なく、顔を見られても安全だと奏上、そこで尊敬する飛鴻将軍に会えたこの機会に手合わせしたいと嘆願する。その時、徐敬甫が助け舟を出した。中秋節は安寧を祝う日であり、御前で刀剣を交えるのは礼を欠くという。しかし皇帝は単なる余興であり、2人とも節度はあるだろうと認めた。禾晏が抜いたのは青琅剣だった。宴席の重臣たちは騒然、武安郎がなぜ飛鴻将軍の剣を持っているのか分からない。「将軍、胸をお借りします」痺れを切らして先に攻撃を仕掛けたのは何如非だった。しかし禾晏は見事な武功で何如非を負かしてしまう。「陛下、お目汚しを…」禾晏は自分の席に戻ることにしたが、その途中、何如非の耳元でささやいた。「何如非、私を殺せず残念だな、お前は私に殺されるのに」「何晏っ!」何如非はうっかり声を荒らげ、慌てて謝罪しながら徐敬甫に目線を送った。仕方なく徐敬甫は何如非が華原の戦いで怪我をしているため、万全なら負けなかったとかばう。「今日の勝ち負けなど重要ではありません、興を添えられたのならそれで十分かと」皇帝は若く知勇を備えた武安郎を良将だと褒め、臣下たちも皇帝が良将を得られたことを喜んだ。皇后が公主や婦人たちを引き連れて挨拶にやって来た。婦人たちは挨拶が終わるとすぐ引き上げたが、その時、徐娉婷は楚昭が禾晏を見つめていることに気づき、呆然と立ちすくんでしまう。すると激しい嫉妬に駆られた徐娉婷は父が止めるのも聞かず御前に立ち、実は禾晏は女子だと告発した。まさかその秘密が父にとって諸刃の剣だとも知らずに…。楚昭は慌てて席を立ち、徐娉婷の誤解だろうと知らないふりをした。しかし徐娉婷は調べればすぐ分かることだという。禾晏は仕方なく釈明することにしたが、その時、皇帝が口を開いた。「肖将軍、朕はどうすべきだろうか」実は肖珏は独りで帰京した折、すでに皇帝に禾晏の秘密を明かしていた。「陛下にご迷惑をおかけして申し訳ありません」「この件、朕はすでに知っていたのだ」陛下が?!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<ザワザワザワ……少年の頃、ある女子と知り合いましたその者はあまり武芸の才がなく、時に能天気に見えました困難に直面すれば逃げるだろう、そう思いましたが、あれほど忍耐強い者は初めてですその姿は凛として、たくましかった、目を奪われました当時、私は自分の心がよく分からず、その者を成長させようと厳しく接してしまった彼女はきっと私を嫌っていたでしょう結局、家の事情があり、私たちは別々の道を行きましたしかし縁あって掖州(エキシュウ)で再会、その者は災難に遭っていましたそれでも負けず嫌いで、少し能天気なのも変わらず、若き日の友情を思い出したのですいいえ、本当は昔から彼女に惹かれていた離れて気づきました、不思議な感情が心に刻まれていると陛下、その者の実力は確かです共に道を歩みたく、男装させ掖州衛に留まらせた次第陛下、2度の軍功をもって己の行いを償います、どうかお認めください…皇帝は武安郎に罪はないと許し、肖珏についてもその愛情の深さに感銘を受け、見逃した。意外な結末に唖然としている禾晏と徐娉婷。しかしやはり徐敬甫がこのまま黙っているはずがなかった。「陛下は慈悲深く、2人の罪をお許しになりました ですが将軍が私情で世を欺いたとなれば、軍の将士たちも失望することでしょう」すると堅物の楊大人も反発する。「もし将士たちが真似をして女子を囲いでもすれば、軍気が乱れてしまいます」つづく( ̄▽ ̄;)賢昌館の時から女だと気づいてたって…華玉寺も禾晏だと知ってたから飴あげたんだ≡≡≡ ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ズコーッ!
2026.09.03
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第8話食事の前に手を洗いに行った姜暮(ジャンムー)は腰に蛇のタトゥーがある女を見つけた。姜暮は通り過ぎようとしたが、ちょうど通話が終わった女に捕まってしまう。「格闘技場にいた子ね?…私が誰だか分かる?」「…小青蛇(シャオチンショー)!」「失礼ね!このタトゥーは龍よ」「小青龍(ロン)!」「ふふ、あなたって子うさぎみたいで可愛い、私は万青(ワンチン)、あなたは?」「…姜暮」万青は靳朝(ジンジャオ)とどんな関係か迫ったが、運悪く靳朝に見つかってしまう。「何してる?」すると万青は仲良くなったふりをして姜暮を連れて店に戻り、半ば強制的に自分の隣に座らせてしまう。三頼(サンライ)は靳朝が姜暮のために買ってきた鶏肉でスープを作ってくれた。喜ぶ姜暮だったが、万青が自分の差し入れの豚足を押し付けてくる。手がべとべとになり顔を歪める姜暮、しかし金瘋子(ジンフォンズー)が姜暮に鶏のスープを取り分けてくれた。( ˶´꒳`˵ )<ありがとう…美味しいわ万青は皆に可愛がられる姜暮に嫉妬、靳朝との関係を聞いた。しかし三頼も金瘋子も妹だと答え、はぐらかされてしまう。その時、靳朝が新しい皿とナイフを持って戻って来た。靳朝は姜暮の豚足を引き受け、食べやすいように小さく切り始めた。面白くない万青は靳朝の隣に移動、それとなく自分の足を密着させる。呆然とする姜暮、すると靳朝が突然、ナイフを机に突き刺し、不満をあらわにした。「どうした?!」隣にいた三頼は何が起こったのか分からなかったが、靳朝は黙って豚足の皿を姜暮に渡す。「…食べたら帰れ」「その前に宿題を終わらせてくる!」姜暮は逃げるようにバックヤードへ行ってしまう。三頼は姜暮にココナッツジュースを差し入れした。「三頼哥…あの人は彼女なの?」「ありえない、万青は万記(ワンジー)自動車の社長の娘だぞ」万青は帰り際、靳朝を呼び止め警告した。「お金なら私が渡すからもう手を引いて、闇の深さを知っているの? あなたを危険にさらせないわ、あなたが心配なのよ! …はっきり言う、あなたの探している部品、パパが買い占めたわ 私に従うなら譲ってもいいけど」「助けはいらない、何とかする」その時、靳朝は車の影で聞き耳を立てている姜暮に気づき、話を終わらせた。「ここへは来るな、帰れ」「勝手にすればいいわ」靳朝と万青の話を盗み聞きしていた姜暮。ふいに静かになって恐る恐る様子を見ようとしたが、その時、靳朝が現れた。「入ってくるな、ここはものが散乱している」「彼女はいいのに?!」「…何だ、拗ねているのか?」靳朝は姜暮が嫉妬していると思うと可愛かったが、姜暮は急に黙り込んでしまう。…金瘋子は万記の人間だったのね、でも営業妨害の件で祥子(シアンズー)を叱ったと言ってた、靳朝が話題を変えたのは小青蛇が聞いていたからだわ、彼女は靳朝と敵対する万社長の娘なのに、靳朝のこと心配しているみたいだった、きっと靳朝のことが好きなのね、でも靳朝にその気があれば追い返さないはず…しかし靳朝は姜暮が怒っていると誤解し、このガレージは散らかっていて汚れていると釈明した。「悪事って何のこと?」「何でもない」詮索されたくない靳朝は帰れと言った。すると姜暮は三頼が靳朝が来るのを待っているという。「今日もここに?」「だってパパの家はエアコンが壊れて暑いの…」姜暮は急いでバックヤードに入り、ドアを閉めてしまう。翌朝、姜暮は寝坊し、大慌てでバックヤードを飛び出した。その時、ちょうど中庭に停まっているバイクが目に入り、靳朝にねだって送ってもらうことにする。無事に学校に到着。靳朝は慌てる姜暮のヘルメットを脱がせ、鏡を見せてボサボサの髪の毛を直すよう促した。「行ってくる!」「待った!…朝食だ」すると姜暮は照れくさそうにポケットからチラシを出した。「学校の公開日があるの…じゃあね!」一方、林歳(リンスイ)は相変わらずRX7のオーナーを探していた。するとふと3ローターの持ち主を知る姜暮のことを思い出し、靳記(ジンジー)中華料理店に向かう。姜暮の姿はなかったが、ひとまず店に入って注文した林歳。その時、偶然にも靳朝が店のビールの補充にやって来た。靳朝は林歳に気づいたが、怪訝そうな顔でそのまま帰ってしまう。…運転する姿がある人に似てる…林歳はあの時、姜暮が思い浮かべた相手が靳朝だと気づいた。靳朝の想い人のヒントとなるキーホルダーを見つけられない姜暮。…例のキーホルダーは靳朝が持っているはず…その夜、姜暮が学校から戻ると、ちょうど靳朝が車を整備していた。「鍵を貸して、冷房の修理は時間がかかるんだって、今日も多分、泊まるわ」車内に頭を突っ込んでいた靳朝は姜暮の声に気づいて体を起こした。「大丈夫、自分で取るから」姜暮は靳朝の作業着のポケットに手を突っ込んだが、何も入っていない。「何してるんだ?」「はっ!何もしてないもん!」ポケットの場所が場所だけに急に恥ずかしくなった姜暮は怒ってバックヤードに入ってしまう。その様子を偶然、三頼が見ていた。「またいじめたのか?」「なんで怒ったのか分からん、急に手を入れてきたんだ」三頼は姜暮が何を探していたのか気づき、吹き出すのをこらえた。「次から小銭でも入れとけばいいのか?」(´゚艸゚)∴ブッ!<俺、帰るわ今日は休講日、姜暮は工場のみんなと一緒に昼食を取っていた。すると靳朝が学校の公開日のため、実家から持ってきた制服を姜暮にプレゼントする。三頼たちはその制服が靳朝の宝物だと知っていた。それを姜暮に渡したとなればその意味は明白、鉄公鶏(ティエゴンジー)と小陽(シャオヤン)に囃し立てられてしまう。姜暮は靳朝の昔の制服を来てシャークン高校の娜娜(ナナ)を訪ねた。ちょうどバンドのセッティング中だった娜娜、すると姜暮の制服を見て目を丸くする。「あなたの哥哥、本当に優秀だったのね、いや超秀才よ!」娜娜の話によれば成績が地区レベル以上の入賞者は賞状と奨学金と特別な制服がもらえるという。制服のデザインは同じだが、胸のワッペンが金色で星が付いていた。「ここ数年で星が付いたのは確か1人だけ、あなたの哥哥・靳朝だったのね!」姜暮は奨学金がありながらなぜ靳朝が進学を諦めたのか気になった。「この制服、何の試験で入賞したの?」「物理の選抜だ」「それで?どうして大学入試を受けなかったの?」しかし靳朝は黙って仕事に戻ってしまう。そこへ三頼がやって来た。「有酒(ヨウジウ)なんか放っておいて遊びにおいで!」三頼のペットショップでゴールデンレトリバーの西施(シーシィ)が子供を産んだ。「おめでとう、CC」するとなぜか子犬が1匹だけ別のケージに入っている。実は生まれた時に虫の息だったせいで母親が育児放棄していた。「子供の頃、似たような子犬を拾ったわ、でも飼えなかったの」姜暮は昔を懐かしんだ。あの時、どうしても犬を捨てられず、靳朝と2人でこっそり犬を飼うことにする。しかし数日後、犬はいなくなっていた。「閃電(シャンディェン)て名前をつけたけど、結局、見つからなかったの」その時、靳朝が車で迎えに来た。「行くぞ!」子犬と離れがたい姜暮、その様子を観た三頼は犬を飼いたければ靳朝に頼んでみろとそそのかした。靳朝は姜暮と一緒に水上市場で買い物していた。黙り込んでいる姜暮の様子から何か話があると気づいた靳朝、すると姜暮は三頼の店に母犬に見捨てられた子犬がいたと切り出す。「飼いたいのか?…生まれた4匹のうち2匹は買い手が決まった 三頼は売れ残りを俺の所に預けたいんだよ、そうすれば餌代が浮くからな」「私が餌代を出すからしばらく預かって、それならいいでしょう?」「しばらくって?…この国を出る時、連れて行けるのか? 手放すなら最初から飼うな、情が移る」靳朝の冷たい態度に姜暮は深く傷つき、10年分の鬱憤が爆発した。「それが本音なんだ、離ればなれになったら他人も同然 本当の兄妹じゃないなら連絡したって情が移って厄介なだけ、ってこと?」姜暮は怒って歩き出した。「おい!…なぜそんなに怒るんだ?子犬を飼うなって言っただけだろう?」「親に捨てられた可哀想な子なのよっ!」すると姜暮は独りで帰ってしまう。姜暮を怒らせてしまった靳朝。その夜、仕方なく三頼の店に向かった。「犬を預かる」「姜暮の頼みなら聞くんだ?(´゚艸゚)∴ブッ もし姜暮に好きだと言われたら、他の女みたいに冷たくあしらえるか?」靳朝は一瞬、そんな考えが頭をよぎったが、すぐ払拭した。翌日、姜暮は気まずそうに飛馳(フェイチー)自動車へやって来た。すると三頼が子犬と一緒に出迎える。「君の子だよ」「私の子?…靳朝が飼うって言ったの?!」喜んだ姜暮は子犬を連れて工場にいる靳朝の元へ急いだ。「預かってくれるのね!名前は閃電にする、お世話するためにしばらく泊まらなくちゃ~」しかし照れ臭い靳朝は黙ったまま何も言わなかった。そこで姜暮は時代劇のごとく拱手(キョウシュ)、頭を下げて礼を尽くす。「預かってくれて感謝します!」「こういう時は何と呼ぶんだ?」「グァッ…」「聞こえない」「哥ーっ!」鉄公鶏と小陽はそんな仲睦まじい靳朝と姜暮の様子を眺めながら目を細めた。仲直りして早速、閃電と遊び始めた姜暮。そこへ万青の車が突っ込んできた。「キィャアァァァァァァァァァァ!」「驚いた?心配しないで、ひいたりしないわ、靳朝の犬?」「私の犬よ、預かってもらってるの(ブスッ」「あなたも?あなたも預かってもらってるの?」万青は靳朝を呼びつけ、門の前で立ち話を始めた。なかなか靳朝が戻らず面白くない姜暮。そこで小陽からもらった林檎を手に2人の元へ向かう。つづく( ๑≧ꇴ≦)ムームーwww
2026.09.02
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锦月如歌 Legend of The Female General第28話「本当にしたたかな方々ですね、公子が出世したとたんに媚びるなんて」応香(オウコウ)は石晋(セキシン)伯夫妻の焼香に真心などこもっていないと嫌悪したが、楚昭(ソショウ)は形だけでも母の位牌に頭を下げさせることで当時の母の苦しみを味わせたいという。そこへ突然、徐娉婷(ジョヘイテイ)が押しかけてきた。楚昭は奏状を書き上げなければならないと冷たくあしらったが、怒った徐娉婷は茶も出さないのかと嫌味を言う。「夫人にもてなさせるつもり?」応香は仕方なく徐娉婷を客間に案内してお茶を出した。しかし徐娉婷はお茶がぬるいと難癖をつけ、淹れ替えてくれば熱い茶を応香の手にかけて嫌がらせする。「熱過ぎるみたい、躾がなってないわ」「私は侍女の礼を守っていますが、小姐(シャオジエ)の行いは品位を欠きます 公子から教わりました、″上位なら人を軽んじず、下位なら己を軽んじるな″と」侍女に諭された徐娉婷は激怒、応香の頬を引っ叩いた。「ご満足いただけたのならこれで失礼します」すると応香はお茶を置いて出ていってしまう。屋敷に戻った徐娉婷はすぐさま父に泣きついた。話を聞いた徐敬甫(ジョケイフ)は楚昭を呼びつけ、遠回しに楚昭の態度によっては応香の命がないと脅す。「老師の教えに感謝します、過ちに気づきました」一方、何如非(カジョヒ)は義妹の影に怯えながら憂さ晴らしに剣を振り回していた。何元盛(カゲンセイ)はそんな息子の体を心配したが、今ではもう立派な将軍なのだと思い直す。すると何如非は父にこれまでの経緯を語った…あれは療養のため華玉(カギョク)寺でくすぶっていた時のことすでに生きる気力も失っていた何如非の前に突然、徐敬甫が現れた徐敬甫は本物の何如非が自分だと知っているという『そなたを本物の飛鴻(ヒコウ)将軍にしてやる』何如非は徐敬甫のおかげで病を克服、自らの左眉に傷をつけた『何晏(カアン)、私が持つべきものを全て返してもらうぞ』何如非は飛鴻将軍になり変わるべく剣術の稽古に明け暮れた何如非は徐敬甫の指示で息子を失った柴安喜(サイアンキ)の元へおもむいた柴安喜は男の仮面と何家の腰佩を見て、すぐ何如非だと気づく『将軍は軍営にいるはずでは?』『息子の敵を討ちたいのだろう?手を貸してやるぞ?』…証拠を知る副将を戦場で殺したのは丁一(テイイツ)だった。何元盛は息子が丞相のために重罪を犯していたと知って呆然、しかし何如非は丞相とは一蓮托生だという。「私の行動は全て何家の繁栄のため、我らは心を一つにしなければ」「そうするしかあるまい」すると何如非は何晏が生きていたと明かした。「ご安心を、生きて京城には戻れません」その頃、禾晏(カアン)は肖珏(ショウカク)と飛奴(ヒド)と一緒に崇淮(スウワイ)の酒楼に立ち寄っていた。肖珏は都へ戻っても帰る家がない禾晏を心配し、それとなく飛奴に合図を送る。なぜ自分がと不満そうな顔の飛奴、しかし主に急かされ仕方なく禾晏も肖家に滞在するよう提案した。「都督の配下なんだし泊まるのは自然だよ」「でも悪い…」「構わん」肖珏は間髪入れず了承、その時、禾晏たちを狙う剣客が現れた。実は酒楼にいたのは全て刺客だった。騒ぎに巻き込まれた娘をかばった禾晏だったが、助けた娘から襲われ腕を切りつけられてしまう。禾晏は瞬時に反応して娘を成敗したが、刺客の狙いが自分なのは明らかだった。「楊銘之(ヨウメイシ)に連絡して刺客の素性を調べてもらおう」「…調べずとも誰が遣わしたのか分かります」一方、楚府では楚昭が徐娉婷に書画を指南していた。父のおかげで再び楚昭と過ごせるようになった徐娉婷、その時、うっかり楚昭の袂を汚してしまう。すると楚昭は大したことではないとすぐ着替えに向かった。徐娉婷はその間、楚昭の所蔵している絵を見ることにしたが、1軸だけ大事そうに袋に入っている。著名な作品なのかと思いながら絵を広げてみると、思いがけず飴細工を持った見知らぬ娘の絵姿だった。禾晏はついに曜京城に戻った。感慨深げに城門を見上げる禾晏、すると肖珏から皇帝が自分たちを中秋の宴に招いたと聞く。「徐敬甫や何如非もきっと出席するだろう だがここは天子のお膝元、我らの帰京を知っても何もしてこないはずだ」「向こうが何もしなくてもこちらから仕掛けるつもりよ」「宴が終わる頃には華原の調べもついているはず、その時の形勢をみてどう動くか決めよう」「盗まれたものは早晩、返してもらう、何如非、私たちはどちらかが死ぬまで戦う定めよ」一方、何如非は暗殺計画が失敗に終わったと聞いて逆上していた。すると腰佩にひびが入っていると気づく。何如非は苛立ちを隠せず、何家の嫡男を示す佩玉を外して投げ捨て、割ってしまう。肖府では肖璟(ショウケイ)と夫人の容微(ヨウビ)が肖珏たちを出迎えた。肖珏は禾晏を友人と紹介したが、兄夫婦は目を丸くする。「懐瑾(カイキン)が朋友を連れてくるなんて初めてよ?よほど仲が良いのね」すると肖珏は真っ先に祖廟へ向かった。弟が位牌に拝礼する後ろ姿を眺めながら、肖璟は喪が明けぬうち闕(ケツ)城に出立した肖珏を思い出し感慨深い。その時、禾晏も肖大将軍の位牌に挨拶しようと思ったが、肖璟に止められた。「積もる話もあるだろう、我々は先に客間へ」肖珏は先祖に帰京を報告した。「必ずや奸臣の陰謀を明らかにし、朝廷の膿を除いて肖家と肖家軍の汚名をそそぎます」すると肖珏は父と母の位牌へ向き直った。「父親(フーチン)、母親(ムーチン)、ご報告があります 大切な人ができました、全て終えたら必ずお2人に紹介します」肖家の兄弟と一緒に食卓を囲んだ禾晏。容微は禾晏を歓待し、遠慮せず自分の家だと思って滞在して欲しいと言った。すると肖珏は禾晏が女子だとばれないよう、自分と同じ部屋で構わないという。「独りが好きだったのでは?ずいぶんと変わったな」肖璟は兄である自分より禾晏を気遣う弟をからかった。翌日、禾晏は手ぶらで訪ねたことを後悔し、買い物に出かけた。すると尾行する男に気づいて捕まえる。「何如非の配下だろ?今日は見逃すが主に伝えておけ、いずれ報いを受けさせるとな」配下から報告を聞いた何如非は激怒、ついに自ら動き出す。つづく(  ̄꒳ ̄)もう都についたwそう言えば大哥の中の人が変わった
2026.09.02
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锦月如歌 Legend of The Female General第27話楚昭(ソショウ)は町外れにある許願樹で禾晏(カアン)と肖珏(ショウカク)の仲睦まじい様子を見かけた。居たたまれなくなり、結局、薬を渡せず引き返した楚昭。応香(オウコウ)は薬を持って戻って来た主を心配したが、楚昭はふいに書灯の囲いを外してろうそくの炎に手をかざした。「公子?炎が怖いのでは?」「もう恐れぬ」応香は楚昭が炎への恐怖を克服できたのは禾晏のおかげだと気づいた。潤都の防衛に加わり、民を守り抜いた楚昭。実は危険を承知で潤(ジュン)都まで来たのは官吏としての使命だけでなく、ある目的があったという。何如非(カジョヒ)は″鳴水(メイスイ)の戦い″を境に人が変わったようだった。そんな中、柴安喜(サイアンキ)が肖仲武(ショウチュウブ)の援軍要請の文を何如非が差し止めたと証言した時、禾晏の顔色が変わるのを見る。さらに禾晏は7人の副将たちの死を知って激怒し、李匡を助けるため単独で潤都へ駆けつけようとした。楚昭はこの振る舞いこそ飛鴻将軍の姿だと気づき、禾晏が本物の飛行将軍ではないかと疑ったという。案の定、禾晏は何如非が作った隠し通路の存在を知っていた。奇襲では何如非の武技を見事に再現、これは禾晏が紛れもなく飛鴻将軍だったという証拠となる。しかし何如非を操っていたのは徐敬甫だった。楚昭は自分がこの秘密に気づいたことを徐敬甫に悟られてはならないという。「父同然に先生を敬っている、だが国を裏切るわけにはいかない」翌朝、楚昭は禾晏と肖珏を訪ね、これから帰京すると伝えた。実は丞相に無断で潤都へ来たため、1日も早く戻って釈明する必要があるという。禾晏は困惑、やはり引き返すつもりはないのか聞いた。すると肖珏は楚昭へのこれまでの疑念を明かす。闕(ケツ)城の戦いのあと自分の悪評を広めたのは楚昭らしいと聞いていた。また掖州城で飛奴(ヒド)と帳簿を取り合った覆面の女子の特徴は応香とそっくりだという。あの時、孫祥福(ソンショウフク)を暗殺したのも恐らく応香だろう。確かに証拠はなかったが、その一方で楚昭は自分たちと一緒に街を守り、烏托と戦った。「丞相の門人でありながら、なぜそんなことを?」「官吏の道はままならぬもの、私は流れに従って動くが一線は越えない」しかし禾晏は一線を越えずとも悪は悪だと諭し、己の意に背かずに済むよう願うと告げた。「禾姑娘の寛大な言葉と願いに感謝を…ではこれで失礼」肖珏は楚昭への疑念を打ち明けなかったことを禾晏に詫びた。「いいのよ、でも都督、楚兄は決して極悪人ではないわ、今後は協力できるかも」しかし肖珏は禾晏の楚昭への信頼に戸惑いを隠せなかった。その頃、計画が失敗した何如非は後始末に追われていた。ひとまず馬寧布(バネイフ)の使者に丁重に謝罪して時間を稼ぎ、急ぎ徐敬甫に泣きつく。「潤都の戦いを理由に肖珏が帰京します、私を追求するはず そうすれば鳴水の一件も蒸し返してくるでしょう、どうかお助けください!」しかし徐敬甫は何如非が隠し事をしていたと激怒する。何如非は何晏(カアン)の件だと気づき、本当に義妹なのか確証がなく、いずれにせよ潤都で葬るはずだったと釈明した。「私に話していればこんな状況にはならなかった… 潤都で飛鴻将軍を装った何者かが烏托の大軍を畏怖させ、本物が救援に来なかった このことはすでに陛下もご存じだ!肖珏と禾晏が騒ぎ立てれば鳴水も再調査となるやも…」何如非は深く反省し、今後は全て話すと誓った。仕方なく徐敬甫は烏托をなだめておくと約束したが、肖珏と禾晏は替え玉の事実を使って何家を攻撃してくるのは必至だと警告する。「絶対に奴らを生きて京城には入れません!」禾晏たちが潤都を離れる時が来た。すると禾晏が助けた女子たちを連れて綺羅(キラ)が見送りにやってくる。実は綺羅は家族から見放された女子たちが自活できるよう織物工房を開いたという。「挑む者がいる限り変化は起きる、潤都の絹の名が天下に轟くのを待っているよ」その様子を見ていた李匡はつくづく禾晏の人を動かす強さは飛鴻将軍に似ていると実感していた。ひと足先に都へ帰った楚昭は皇帝に潤都の戦いについて詳しく報告していた。皇帝は戦上手の肖珏の功績には驚かなかったが、急に頭角を現した禾晏に興味を持つ。「陛下、武安郎・禾晏は将才の持ち主かと…」「逆に何如非はかつて良将であったが、今や見る影もない」しかし楚昭は徐敬甫の手前、何如非をかばった。「陛下、大きな犠牲を出しましたが、烏托軍は屈強で兵力の差もあったのは事実 何将軍も力を尽くしたのでしょう」皇帝は怪訝そうな顔をしたが、話を変えて潤都でも民を守った楚昭に褒賞を与えることにした。徐敬甫の門人でありながら師匠と不仲の肖珏を褒めるとは大した度胸だという。「本日をもって楚昭を正四品(シホン)兵部侍郎に任ずる」楚昭はその足で徐敬甫を訪ね、勝手に潤都へ行ったことを謝罪した。「謝る必要はない、短い間に一気に出世を遂げたな、大魏の柱石、陛下の腹心の座まで あと少しのところに迫った、さすが我が自慢の門人だ」楚昭は肖珏と禾晏が次々に功を立てるので焦り、急ぎ参内してしまったと釈明した。「私が老師の門人なのは周知の事実、陛下が私を昇進させたのは老師への称賛です」しかし徐敬甫は楚昭が入れた茶を受け取らなかった。そこで楚昭は皇帝が華原の戦いに不満な様子だったため、何如非も尽力したと取り成しておいたという。「あの戦いは肖珏を殺すための罠だと分かりました、ですが肖珏は燕(エン)家軍を呼んでいた 結局、何如非は一手及ばなかったのです」「そうだったか、ご苦労だったな」するとそこへ徐娉婷(ジョヘイテイ)が現れた。徐敬甫は楚昭の帰りを待ちわびていた娘のため、話を切り上げて出ていってしまう。しかし出世した楚昭にとってもはや徐娉婷の機嫌を取る必要などなかった。「すまない、これから用があるので失礼する」楚府では石晋(セキシン)伯・楚臨風(ソリンフウと夫人が宴を準備して楚昭を出迎えた。これまでの辛辣な態度とは一変、出世した自分に媚びる伯父と伯母の姿は滑稽に見える。2人は不足があれば何でも言って欲しいと言ったが、楚昭は何もないと答えた。「ただ長年の心残りが…」楚昭は伯母の言葉が忘れられずにいた。…家名を汚した母親を祠堂に入れたくば、後ろ盾を得て出世するのね…楚昭の生母・楚明芳(ソメイホウ)の位牌が楚家の祠堂に納められた。あれほど蔑んでいた母に頭を下げる伯父と伯母。もちろんこれで母への所業が許されるわけではなかったが、楚昭は少なくとも母への慰めになったと感じていた。…いずれあの人を連れてきます、娘親(ニャンチン)、私は光を見つけました…つづく( ๑≧ꇴ≦)またしても都が遠いパターン来る?w
2026.09.01
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