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「俺、死んだのか?」……。「??…なにか聞こえる。」……司。「……誰の声だ?」…静司。「…ずっと、俺の名前呼んでる。」……静司。「思い出せない……この声。」静司、………いで。「違う。思い出せないんじゃない…。」静司、…なないで。「起きなきゃ……アイツが、まだアイツを置いていくわけには」死なないで…。「あぁ…分かってる。分かってるから……」静司「そんなに泣くなよ。志乃。」志乃「!!……静…司?」静司「なんだ、聞いたこと無い声だと思ったら志乃の声だったのか。」志乃「…静司!!!」がばっ…志乃は静司に抱きついた静司「ッ痛……怪我人はもっと労われって(苦笑)」静司が意識を取り戻したのは入院してから1週間後の事だった。志乃は静司が目を覚ますまで傍を離れようとしなかったらしいそして、いつの間にか志乃は声が出るようになっていた。完
2006年06月27日
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……病院内にて静司「………。」……………。志乃「………。」「もう、嫌だよ。失うのは……」志乃はずっと昏睡状態の静司の手を握っていた「ねえ……静司、目を覚ましてよ。」静司「……。」「静司……。」志乃「……貴方がいなくなっちゃったら私、独りになっちゃうじゃない。」……その頃お留守番していた蒼司は蒼司「俺、いまいない者として扱われた?」
2006年06月26日
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蒼司「…あれ?志乃、兄貴どっか買出しか?」志乃(………そういや、いないなw)蒼司「……?」志乃(……これは、メモ。)どうやら静司は買い物メモを忘れたらしいw志乃(…ん~…スーパーまでそんなに遠くないし届けに行こうかな)蒼司「えっ…志乃っちまで出掛けんの?」志乃は蒼司に強制的に留守を任せ、出かけた。………キャァァァアアアア!!!!!どこからともなく悲鳴が聞こえてきた。ほどなくして志乃は静司に逢うことが出来た……。志乃「!!!!!!!」静司「………。」静司は車に跳ねられて道端でグッタリしていた。
2006年06月24日
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静司「…さて、どうしたものか。」静司の苦労は絶えない……。静司「……どうやって、仲直りさせよう。」静司は、ずっと志乃と志乃の里親である自分の両親のことで悩んでいた志乃が書き置き残して家出したことは知っていたが長いこと行方が掴めなかった。新しい家族に馴染めず逃げ出した志乃静司「その割に俺には懐くんかw」志乃(……そろそろ飯の時間では?)蒼司「腹減った~!兄貴、ご飯まだ~?」静司「お前は帰れ!蒼司!!」静司は家計を支えるのに手一杯だった。
2006年06月23日
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静司「……ところで志乃。」志乃(………???)静司「お前は……いや、なんでもない。」いつになく歯切れの悪い静司。………数時間前、静司のうちに1本の電話がかかってきた。静司「……母さん、心配要らないよ。志乃は元気だから。」母「そう……それは何よりだわ。」静司「落ち着いたら、一旦そっちに帰るように言っとこうか?」母「志乃ちゃんがそれを望んでくれればいいのだけれど。」静司「……それなら大丈夫だろ。いざとなったら俺が志乃を連れてくから。」母「静ちゃん……ありがとう。でも、無理しないでね。」静司「……了解。」静司「それにしても……いや、考えるだけ無駄か。」静司は深い溜息をついた。
2006年06月22日
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志乃(…今更になって思い出したがw)志乃はふと自分を引き取ってくれた里親のことを思い出した。志乃(そういや、私が家出したの10歳のころだったかな)別に不満があったわけじゃなかった……。ただ……どうしても、あの人達の事を「お父さん」、「お母さん」って呼べなかったんだ。だって……私のお父さんとお母さんは…もう……いないんだから。……「さようなら」と、書き置きだけ残して家出したんだ。志乃(5年間も鍛えられたから……生き残れたんだろうな。)志乃10歳、都会のヤクザをも尻に敷く。ちょっとした伝説である。志乃の無言の圧力に敵う大人はいなかったという……(苦笑)………。静司「……おっかない子供だな(ぼそり)」
2006年06月20日
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志乃(……雨、まだ止まない)志乃はずっと降り続く雨を見て感傷に浸っていた…12年前の事件を思い出していたその時の志乃は、まだ5歳くらいの子供だった家族で旅行に出かけた日の帰り道……丁度、雨が降り始めた。……雨はしだいに強くなっていった。志乃の父は出来る限り安全運転を心掛けていたが……あまりの視界の悪さで……家族の乗っていた車はカーブで曲がりきれず……そのまま志乃の父と母は死亡。志乃だけが奇跡的に命を取り留めたのだった。だが、事故のショックで志乃は声が出なくなった。志乃(……なんで、私…生きてるんだろう。)その後、志乃は孤児院に預けられて育った。しばらくして里親に引き取られたものの脱走(家出)し、現在に至る……。
2006年06月18日
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雨が降る中……とある公園のベンチに一人の女の子が座っていました。女の子の名は雨霧 志乃。志乃は、ずっと空を見上げてました。志乃「…………。」???「……風邪、引くぞ。」一人の男の子が志乃に傘を差していました。男の子の名は雨霧 静司。志乃と同じ苗字……。志乃&静司「…(変な奴…)」この二人の共通点……考え方、性格、行動パターンが同じ。行く当てのない志乃は静司のうちにお世話になることになった。非常に無口だが天然ボケの志乃と同じく無口だがお節介な静司の奇妙な生活が始まった。静司「……晩飯、なんにしよう。(悩)」
2006年06月15日
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・・・会話とかコミュニケーションとかは私には難しいんだがw紅「・・・そうでしょうね。」・・・・・・もぅ、どうゆう接し方をすればいいのか分からんしw紅「人と関わること自体、少なかったですからね。」いや、むしろ私が避けてたんだw紅「意見を急に求められるとうろたえますよね。」仕方あるまい?なんも考えてない時だったんだからw紅「空気みたいになってますね。」気配消すのが得意になりましたよw紅「人に恵まれてるのか恵まれてないのか・・・。」私は物知りではないから・・・w紅「世の中というものに無関心な為に世間知らずになったようなもんですからね。」醜いものは見とうないw紅「生きていくのに必要な知識・・・半分くらいしかないですね。」人の心に触れることに慣れてないのだw紅「死がまとわりついてるような世界はもう嫌だ。」それでも・・・関わろうとすらしないままは嫌だw紅「貴女の心は頑なで氷のようなのに・・・。」温かい心が目立つねw紅「ときどき怖いですよ。」普段が温和なだけにねw紅「本気で怒ると冷気のオーラが出ますから。」ふふふ・・・w
2006年06月04日
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