そういう意味ではやっぱりオープニングのDream/JoeyとSingapore Silk Torpedoが白眉。前者は「合体パターン」というより「Joey's in the Dream」が正しいタイトル?って感じで、2パートに分かれているようには聴こえない。ピアノがダブルで入っていて、ポーヴィが重ねてるのかエドワーズが弾いてるのかは解らないけど、コレがメインなのは言うまでも無いだろう。 後者はポーヴィがピアノを弾き倒すロックンロールなんだけど、シーケンサーより凄いイントロのピアノが最高に格好良い。俺のプリティーズベスト3に絶対入る曲で、勿論★★★★★。トルスンとメイの共作でギターも凄い格好良いのだけど、やっぱピアノが強いなぁ。
「合体パターン」はむしろAtrantaとL.A.N.T.A.なんだけど、後者はむしろジャムって感じ。パープルのThis Time Around / Owed to "G"みたいな感じかな。一応後者も作曲されたモノにはなってる(メンバー全員共作扱いとかじゃなくて、メイ/ポーヴィ/ノーマン・スミスの作)。なんとなくトラフィックとかあの辺の、アーシーな感じもあるね。 あとBelfast CowboysとBruise in The Skyもね。曲調が変わるところから Bruise in the Skyだよ、と言っても「どこ?」って感じでしょ。ギターソロからテンポが落ちて、そこ。2分弱しかないからアウトロだよなぁ。
あとはバラードね。Is It Only Loveってタイトルがベタ過ぎて、オーケストラまで入ってるから甘くなりそうな気がするんだけど生涯やさぐれ男、フィル・メイが歌うので全然甘くならない。中間部の展開が凄くビートルズっぽいねぇ。サイケ時代のレノンじゃなくてポールっぽいってのがいいんだよな。