全3件 (3件中 1-3件目)
1

Groove Diggers Presents…。レアグルーヴのオイシイとこを集めたコンピ。イチオシです。【No.588】 ・V.A.:Groove Diggers Presents Welcome To The Party !!! (2007)まず結論ですが、このコンピは買いだと思います(笑)。発売された際に即購入しました。と言っても、1年以上前ですけどね。正直、レアグルーヴファンの人にとっては知っている曲もあると思いますが(私もそうですが…)、もうCD化は無理だろうと思われていたマイナーな音源も収録されていますし、何といってもコンピ全体の内容が抜群です。流石P-Vineといったところ。このコンピではジャズ度は低めなものの、特にソウル系のレアグルーヴの良さがバッチリ出ていると思います。サウンド・グルーヴ共に一本調子ではなく多彩な点も◎。ノーザン・フィリーテイストなグルーヴィーソウルや、キャッチーな曲が多い点が個人的には凄く好みですね。購入後かなり聴いたコンピです。昔から定番とされていた「The Har-You Percussion Group/Welcome To The Party」や「Mighty Ryeders/Evil Vibrations」等のお馴染みのナンバーから、ディープファンクとしても注目されていたMessengers IncorporatedやThe Sidewindersといったレア音源まで16曲収録。Messengers Incorporatedは以前にアルバムがリイシューされていましたが、The Sidewindersを収録していたのは驚きでした。カナダのファンクバンドですが、昔から雑誌では紹介されていたものの、オリジナルは激レア盤として有名でしたから。収録曲に関して細かなことは書きません(手抜きです)。HMVで全曲試聴可能ですので、ソチラでチェック願います。良い曲ばかりですが、「M1」「2」「3」「4」「6」「7」「13」「15」あたりは特に好きなナンバーですね。レアグルーヴに興味のある方だけでなく、洋楽ファンにもオススメです。不満なのは日本盤なのに解説がないこと。コンパイルされた曲を収録したオリジナルアルバムのジャケが印刷された小さな冊子(?)が入っているだけです。またジャケがなく透明のプラケースに先の冊子が入っているだけなので見た感じがサンプル盤のよう(笑)。まあ本コンピの曲を収録しているオリジナルアルバムは、P-Vineからリイシューされているので、実際サンプラーな位置づけにありますがね…。写真はその小さな冊子(?)です。本コンピ収録のグループについても後日紹介したいと思います(いつになるか分りませんが)。
2009.02.24

Super Funk。定番ファンクコンピのVol.5。良い出来です。【No.587】 ・V.A.:Super Funk Is Back. Volume 5. (2007)UK BGPから発売されている定番ファンクコンピ。このシリーズでは以前にVol.2【No.387】を紹介済み。なんだかんだ現在Vol.6まで発売されてます。Vol.1から買ってますが、正直ここまで続くとは思ってませんでした。買っている自分が言うのも変ですがディープファンクって根強いですよね。今回紹介するのはVol.6ではなく、1作前のVol.5。本来なら、最新作を紹介するところなんでしょうけど、単純にまだ買ってないのです(笑)。最近このSuper Funkシリーズを聴く機会があまりなかったのでチョット曖昧ですが、本作はシリーズ中でも上位に入る出来だと思います。当たり外れの多いBGPコンピですが、これはファンク好きならチェックする価値はあるでしょう。コンパイルは相変わらずDean Rudland。全体にミドルから少しアップな曲が多くグルーヴィー。Jackie Wilsonといった大物も収録されてますが、基本マイナー音源が殆ど。とはいえポテンシャルは高いと思います。21曲収録。またBGPでは毎度のことですが未発表曲も多い。カッコいいドラムブレイクが随所で聴けますし、既に紹介している同レーベルの傑作ベイエリアファンクコンピ「Golden State Funk」【No.293】収録の定番「87th Off Broadway/Can't Get Enough」も入ってます。個人的には先の「87th Off Broadway/Can't Get Enough」や「The Diplomats/She's The One」「The Eternal Flames/Hi Off Life」「The Uniques/Give Me Another Chance」「Dyke & The Blazers/Let A Woman Be A Woman-Let A Man Be A Man」「The Explosions/Face To Face」「Jackie Wilson/Shake A Leg」「Hebrew Rogers/Can't Buy Soul」「Smokey Wilson/Low Rider」「Mello Matics/Mother Popcorn」「The Phillips Brothers/Little Boy Blue」「La May & Company/Free The Soul Man」あたりが好きなタイプのファンク。HMVで全曲試聴可能(リンク先でディスク2とか記載されてますが1枚です。念のため)。BGPなんで音も良く、オススメできる内容です。Dyke & The Blazersは同レーベルより編集盤が出てますね。
2009.02.13

Tete Montoliu Trio。Steeple Chase時代の名盤。またも久々の更新になってしまいました。【No.586】 ・Tete Montoliu Trio:Catalonian Fire (1974)盲目の名ジャズピアニストとして知られるTete Montoliu。一時期はまっていたピアニストです。過去「Tete A Tete」【No.347】を紹介済みですが、今回紹介する作品も、先の作品や「Tete!」(1974)と同様にSteeple Chase時代の傑作として知られています。Tete Montoliuは色んなレーベルから作品を出してますが、この時代が一番好きですね。トリオのメンバーは、3作品ともNiels-Henning Orsted Pedersen(b)、Albert Heath(ds)で、3人ともスリリングでエネルギッシュな演奏ですが、スタンダードが多いせいか比較的聴きやすい作品に仕上がっていると思います。本作は出身地であるカタロニアをタイトルに冠している作品でもあり、Teteの強い意気込みが感じられますね。内容も聴くたびに発見のある密度の濃いものです。Tete Montoliuは、この時代の欧州ピアニストの中ではスウィング感が抜群で、繊細な演奏もこなすヴァーサタイルなピアニストだと個人的に思います。全体に音数は多めなんで、その辺は好みが別れるところかもしれませんが…。アルバムはスタンダードと、Blossom Dearieで有名な「Sweet Georgia Fame」に、Teteのオリジナル「Blues For Perla」という構成。Teteのピアノだけでなく躍動感のあるリズムセクションもグルーヴィーでカッコいいです。聴いていて楽しい作品で、年に何回かは聴いていると思いますね。日本盤でも輸入盤でも入手可能です。
2009.02.04
全3件 (3件中 1-3件目)
1


