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2010年01月04日
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カテゴリ: 北朝鮮ニュース
パキスタン核開発の父とされるアブドル・カディル・カーン博士が、「1999年の訪朝の際、北朝鮮が核兵器3基と起爆装置などを見せてくれた」と言及したという内容の文件が公開された。核兵器はミサイル搭載が可能な小型化されたもので、山奥に掘られたトンネルの中に保管されていたと言う。彼は「北朝鮮が2002年にはウラン遠心分離機3000台を利用して、高濃縮ウラン(HEU)も作った」とも言った。

北朝鮮の核能力がこの程度なら、衝撃である。「推定」とだけ伝えられていた北朝鮮の核兵器とHEUの実体が、現実化したのである。プルルトニウム弾の完成に続き、ウラニウム弾の開発も、相当な水準に達していたことを意味する。北朝鮮自らも今年9月初め、UN安保理議長に送った手紙の中で、「ウラン濃縮試験が成功しつつあり、完結段階に入った」と言った。この程度なら、北朝鮮の「核兵器10基保有説」も嘘ではないようである。2006年10月と今年5月の2回の核実験、テポドン1・2号の試験発射などは、北核プログラムが完結段階に入ったことを意味している。

北朝鮮がこの10年で核兵器を保有する間に、アメリカ、日本、韓国などの関連諸国は北核阻止のために何をしたのだろうか?2003年8月の第1回会談を皮切りに、過去6年間に及ぶ北核6カ国協議での収穫は何もない。相変らず北朝鮮の6カ国協議復帰への説得と、騒々しい一括妥結案だけである。北朝鮮の核状況をあまりにも過小評価しているのである。北核の実体に対する推定と論議に踊らされている間に、北朝鮮は核性能の改善に没頭して、全世界を大きく威嚇している。

遅々として進まない6カ国協議の枠組みだけに固執するのは、いくら考えても無理である。時間だけを浪費しているという声が少なくない。「ボズワースとカンソ・クチュ会談」で、来年2月頃、北朝鮮の6カ国協議復帰が実現するかも知れないが、北核除去は不透明である。不可能だという見解も多い。アメリカや日本は勿論の事、国際社会は北核に対する実状をより正確に把握して、北朝鮮の核放棄のための国際社会の共同対処に、もっと尽力しなければならない。








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最終更新日  2010年01月04日 09時01分54秒
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