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December 22, 2006
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いやあ、おもしろかったです。

親子の愛もあったし、恋への憧れもありました。

おまけに、久しぶりに、大地真央の男装も見ることが出来て、なんとも懐かしく、
サービス精神も満点でした。


実は、この舞台、ノーマークだったんですよね。
全然、見に行くつもりはなかったんです。
しかし、娘が都合で行かれなくなり、
急に私が見ることに・・・・・・




どなたかは知りませんが、実に実に、よく調べていらっしゃるなあ。
セリフのはしはしから、紫式部をはじめ、歴史上の人物の個性がよーくわかります。

教科書的ではありません。


この脚本家が、いろんな歴史の本を読んで、
もう1度 再構築した人々なんです。


たとえば、紫式部のおとうさん。
上条恒彦さんでしたが、

貧乏な学者貴族・・・・ってことは、知っていましたが、どれほど式部を愛していたことか。

「源氏物語」なんて、男女の交わりをあからさまに書いちゃった娘を、どんなに心配したか。

なんて、考えたこと、なかったなあ。


娘のおかげで越前の守に抜擢されるけれど、



娘のために、ひたすら謝る。
でも、書かずにはいられない娘のよき理解者である。

なんて、考えたことなかったです。





さらに、藤原道長。

確かに、彼は、式部にこう言ったかもしれません。


道長の栄耀栄華と、華麗なる生活を書け。」



そうして、ふんだんに紙と墨を与えられ、
紫式部は、憧れの人、道長の物語を書き始めます。






あの長い源氏物語は、書き下ろし1000枚じゃありませんよね。




短編小説の積み重ねのようです。


すると、式部は、平安時代、見聞きしたことを題材にかいたのかも。
一遍ずつ書き、仕上がると流布する。

女性週刊誌の記事みたいに。。。




読み手は、デフォルメされていても、
なんの事件が下敷きかわかったことでしょう。

つまり、源氏物語は、紫式部が頭の中だけで書いた小説といいうより、当時の瓦版だと仮定してみてください。


急に、親しみが湧いてきませんか。




これ、すごい発想だと思います。
私は、こんなふうに、考えたことがなかったのです。



しかし、紫式部は、書き進むうちに、
様々な真実につきあたってしまいます。



道長は、謀略を重ねて、その地位を築いたのです。



恐ろしい恨みも受けています。




その様子が、六条の御息所のシーンです。
自分の娘を中宮にするために、おとしめた先の中宮定子。
ここで舞台は、現実の政変と物語が交差します。



六条の御息所のモデルは、中宮定子だったのでしょうか。




すると、「源氏物語」の登場人物の、本当の姿に対する興味に限りなく出てきますよね。

この人のモデルは、誰だったのだろう???と。





源氏物語」は、歴史書だったのかも。なんて発想は、もしかしたら、1000年ぶりじゃないでしょうか。




上手にカモフラージュしながら、式部が歴史の真実を書いたのだとしたら、彼女の勇気は半端なものではありません。


是非、この脚本を書かれた方に、インタビューをお願いし、お話を聞いてみたいものです。
と、思いました。






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Last updated  December 22, 2006 08:41:25 AM
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