2010年01月07日21:30時現在、 原油先物価格(WTI)は82.43ドル前後
。現在は上昇局面。長期は上昇基調を継続。スローストキャストは、トップを形成し売りシグナル。 米石油週間統計
からは原油需要は緩やかな上昇を続けていたが、季節要因からもう一段の減少の可能性がある。WTIは下降局面入りする可能性が高い。直近高値を上貫いたことから長期推移は上昇基調に転換している。しかし、
次にくる下降局面が直近下値を割り込む可能性も捨てきれない。割りこまなければ上昇基調継続で上値を試す展開となりそうである。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間(01月01日まで)石油在庫統計を分析
してみると、原油在庫は季節要因で緩やかな増加局面。石油製品需要の長期推移は減少基調を継続し原油需要の増加は厳しそう。原油需要はもう一段の減少の可能性ある。原油輸入は直近増加したが下げ止まったと言い切れない。中東情勢が不安定化する中、米国の中東への軍事階級は期待できそうにない。
ガソリン需要は長期減少基調を継続。季節要因から見て直近は減少局面に転換した可能性が高い。個人需要の戻りは期待できない。
ディーゼル需要は増加基調を継続。増加速度は加速している。産業需要の回復基調は底堅い。輸入が増えて、生産が減少していることから米国内ディーゼル製造産業衰退の気配がする。
WTI原油先物価格は、金融相場を継続。原油価格水準は産業活動に対し抑制効果を発揮している。ドル安は一服しているが、原油輸入量が超低水準、ドルの相対性的地位の低下は継続している。
2010年01月第5週分米石油在庫統計… 2010年02月04日
2010年01月第4週分米石油在庫統計… 2010年01月30日
2010年01月第3週分米石油在庫統計… 2010年01月24日
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